播磨看護専門学校の奨学金制度

　播磨内陸医務事業組合議会の定例会が播磨看護専門学校で行われました。
　会議の前に議員協議会が行われ、播磨看護専門学校の学生に対する修学資金貸与制度について説明がありました。
　この間、三木市、加西市、西脇市で看護師確保対策として奨学金制度が設けられ、播磨看護学校生にも適用されています。これに対し、北播磨５市１町の共同事業として看護師を養成している構成市町の間で制度の有無が生じているので３市の制度から播磨看護専門学校生を除外することが問題となりました。このことが合意に至らず小野市から組合から脱退するとの申し入れがありました。
　５市１町の市町長で構成する組合の管理者会で協議された結果、組合として修学資金貸与制度を創設し、三木市、加西市、西脇市は奨学金制度から播磨看護専門学校の学生を除外する。小野市は組合脱退を撤回することで決着しました。
　修学資金貸与制度は、組合が看護師養成という共通の目的のため組合自体で創設するもので月額25,000円を貸与します。西脇病院、三木市民病院、小野市民病院、加西病院、加東市民病院に正規職員として勤務したときは返還を免除されます。
　各市町の３月議会で組合規約の一部改正を行い、県の許可が下りた後、組合で条例制定改正を行い、４月から実施される予定です。
　募集する学生は１５人となっています。
　
　組合議会では、議長・副議長の選挙と補正予算、新年度予算などが審議決定されました。