大まゆ均の活動日誌

日本共産党 三木市議会議員 大まゆ均です。
議会のことや日々の活動を報告します。

後期高齢者の保険料引き上げ

2016-01-26 08:54:02 | 議会活動

1月25日、神戸電鉄に乗って三ノ宮へ、兵庫県後期高齢者医療広域連合の医療制度懇話会を傍聴しました。

会議の資料は広域連合のHPに公表されております。

今回は、高齢者医療に関する国に対する要望、平成28年度、29年度の保険料の改定、保健事業について説明がありました。

保険料改定案は、均等割り額を年額で現行の47,603円より694円引き上げ、48,297円に、所得割率を現行の9.70%より0.47ポイント引き上げ、10.17%にす るという案です。

被保険者1人あたりの年平均保険料は現行の77,414円より305円下がって77,109円になると説明されています。
これは、平成26年度の所得が高かったこと、5割、2割軽減の対象者が増えること、2年前の改定が大きかったことによるものです。

保険料が上がるのは医療給付費の増加と後期高齢者医療負担率が10.73%から10.99%に引き上げられたことによるものです。

保険料を抑制するために前年度までの剰余金を積み立てている給付費準備基金111億4千万円から73億円を取り崩すことにしています。

兵庫県が積み立てている財政安定化基金は55億円ありますが、兵庫県に対して基金を保険料抑制に使うことを要望して協議してきたけれど今回は広域連合の基金を取り崩して保険料を抑えることができるため、 県の基金は使わないことになりました。

懇話会には公益代表委員5名、保険医、保険薬剤師の代表5名、被保険者のだ愛表5名、保険者の代表3名の18名で構成されていますが、保険料の引き上げについては会長と副会長が発言しただけで年金引き下げや消費税の引き上げなどの中、負担感を抑えるために引き上げが前回よりも抑えられていてやむを得ないとのまとめで了承されました。

老人クラブの代表や婦人会の代表やお医者さんなどは高齢者の負担増に何も語らないというのはおかしいことでこれで有識者の声を聞いたといえるのか疑問です。

2月15日に行われる広域連合議会に保険料改正の条例改正案が審議されます。
広域連合議会は県下41市町からそれぞれ1名が選出されています。ほとんどが市長、副市長、町長、副町長が選出されてれています。
私は、広域連合の議員としてきちんと論議してまいります。


後期高齢者医療の保険料改定

2016-01-21 00:44:11 | 議会活動

75歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度の保険料は2年ごとに改正されることになっています。2016年度と2017年度の保険料の検討が後期高齢者医療広域連合で行われています。1月25日に兵庫県後期高齢者医療制度懇話会が行われ、保険料について協議されます。懇話会は、被保険者の代表5人、保険医、保険薬剤師の代表5人、公益代表5人、被用者保険等保険者の代表3人の18人で構成されています。

制度発足以来2年ごとに保険料が引き上げされてきました。75歳以上の高齢者が増え、医療費が増えるために保険料は引き上げになる仕組みです。それを抑えるために剰余金と県の安定化基金を使うことになっています。今回の改定で保険料がどのようになるのか協議されます。また、低所得者の保険料を軽減するための9割、8.5割の軽減をなくすことが行われようとしています。会議は公開され一般の傍聴も可能です。

高齢者の保険料のこれ以上の引き上げは高齢者の健康とくらしをおびやかします。

保険料は、広域連合の条例で決められています。懇話会の意見をもとに41市町から1名ずつ選出されている広域連合議会で条例改正が行われます。2月15日(月)の午後に開催される予定です。