1月25日、神戸電鉄に乗って三ノ宮へ、兵庫県後期高齢者医療広域連合の医療制度懇話会を傍聴しました。
会議の資料は広域連合のHPに公表されております。
今回は、高齢者医療に関する国に対する要望、平成28年度、29年度の保険料の改定、保健事業について説明がありました。
保険料改定案は、均等割り額を年額で現行の47,603円より694円引き上げ、48,297円に、所得割率を現行の9.70%より0.47ポイント引き上げ、10.17%にす るという案です。被保険者1人あたりの年平均保険料は現行の77,414円より305円下がって77,109円になると説明されています。
これは、平成26年度の所得が高かったこと、5割、2割軽減の対象者が増えること、2年前の改定が大きかったことによるものです。
保険料が上がるのは医療給付費の増加と後期高齢者医療負担率が10.73%から10.99%に引き上げられたことによるものです。
保険料を抑制するために前年度までの剰余金を積み立てている給付費準備基金111億4千万円から73億円を取り崩すことにしています。
兵庫県が積み立てている財政安定化基金は55億円ありますが、兵庫県に対して基金を保険料抑制に使うことを要望して協議してきたけれど今回は広域連合の基金を取り崩して保険料を抑えることができるため、 県の基金は使わないことになりました。
懇話会には公益代表委員5名、保険医、保険薬剤師の代表5名、被保険者のだ愛表5名、保険者の代表3名の18名で構成されていますが、保険料の引き上げについては会長と副会長が発言しただけで年金引き下げや消費税の引き上げなどの中、負担感を抑えるために引き上げが前回よりも抑えられていてやむを得ないとのまとめで了承されました。
老人クラブの代表や婦人会の代表やお医者さんなどは高齢者の負担増に何も語らないというのはおかしいことでこれで有識者の声を聞いたといえるのか疑問です。
2月15日に行われる広域連合議会に保険料改正の条例改正案が審議されます。
広域連合議会は県下41市町からそれぞれ1名が選出されています。ほとんどが市長、副市長、町長、副町長が選出されてれています。
私は、広域連合の議員としてきちんと論議してまいります。