仏教では一切皆苦(いっさいかいく)という、「人生全て苦しみ」と言う言葉があります。
楽しいこと、幸せな時間もあるのに、仏教はなんとネガティブなんだと感じますが、楽しい時間、幸せな時間は一生続かないし、さらに楽しい、幸せという状況を奪われると、強い苦しみを感じますね。
「生きることが苦しみなら、人生なんて送らなければいい」
って考えるんじゃなくて、仏教はそんな「苦しみばかりの世界」でどうやって苦しみから解放されて生きるのかという実践的な教えなんです。
↑ネットより拝借。
で、最近知った言葉、
「ネガティヴ・ケイパビリティ」
↓以下もネットより拝借なんですが
>>「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」
>>解決すること、答えを早く出すこと、それだけが能力ではない。解決しなくても、訳が分からなくても、もちこたえていく。消極的(ネガティブ)に見えても、実際には、この人生態度には大きなパワーが秘められています。
どうにもならないように見える問題も、持ちこたえていくうちに、落ち着くところに落ち着き、解決していく。人間には底知れぬ「知恵」が備わっていますから、持ちこたえていれば、いつか、そんな日が来ます。
「すぐには解決できなくても、なんとかもちこたえていける。それは実は能力のひとつなんだよ」>>
なんだかこれって、仏教にも通じる所があるんじゃないかな?と思いました。
合掌(-人-)