寒の戻りはまだ居座り、この寒さにキャビンなしのトラクターロータリー作業は骨身に染みるのはずが…
昨年の秋から農機具屋さんに「ヤンマートラクター買って下さい。下取り○○○万で○○○万円」と言われている。
暮れに買いませんと伝えたが、春になり「○○○万円下取りの○○○万円で」と勧められている。
ホントは薦めてられているが正解か?
下取り価格は昨年より30万安くなっていたが、本体価格は変わらず。
なら、暮れは本体価格30万円安くても良かったのでは?
「その価格では買いません」と言うと「もっと高くこの先高くなりますから」
排ガス規制で、その装置をこれから製造するトラクターには付けなければならないので、その分トラクターの価格は40万ぐらい高くなると言うのだ。
逆に40万高くなったって、環境のこと考えれば別に良いじゃん。
それにまだ寒ささえ我慢すれば、まったく問題ない。
だから、その価格を無理して今買わなくてもと思う。
下取りされる価格がある内にって考えもあるし。
ある農家は減価償却が終わる8年で、トラクターは買い換えなきゃ損だ。と言う。
「その価格では」と言ったら「この先高くなるから」ではなく、じゃあもう少し負けましょうかとはならないのか?
以前農家の友達とトラクターの選び方の話をしたことがある。
「家は農機具屋がカタログ持って来て、“これにしな”と言われそれを買うんだよ」
「そうなの?」と友達は驚いた。
だから、今回とりあえず農協の農機具センターに「農機具屋からトラクター買えって言われてるんだけど」と相談してみた。
たまたま来ていた青いトラクターの会社の人を連れて、農機具センターの人はやって来た。
「片山君久しぶりだね」と。
以前僕が農協に居た建物の横にも、農機具センターがあり、そこに○○さんはいたのだ。
「片山君これ買い換えるの?もったいないじゃん。まだ十分」
青いトラクターの会社の人も「まだ乗れますよ。ロータリーも使えますよ」
イヤイヤ、そこは勧めようよ。
なんだこの商売っけなしは?
それでも「とりあえず家のデモのトラクター乗ってみて下さいよ」
ってことで、本日青色トラクターがやって来た。
乗り慣れないので、扱いにくい。
試乗を終えて、同じメーカーのマルチャー(畝たて用トラクター)が調子わるいので、見てもらっている所に、まさかのいつもの農機具屋が登場(*_*)
「買ったんですか?」
「イイエ試乗です」
「何かうちしましたか?」
「イイエ別に。○○○万円では買えないので、農協に相談し試乗が来ました」
そんなんで、この寒さを感じずにロータリー作業が出来ました。
でも、心はいろいろと痛みます。
メーカーの方「タイミング悪くてすみません。何か言われましたか?」
「○○○万円じゃ買えないので農協に相談。農協の人も農協時代からの付き合いもありますしって言いましたけど」
「そう言えば、北大井の農機具センター長も片山さんのこと良く知ってましたよ」
今になって、農協に居た頃の付き合いが財産となって返ってきました。