軽井沢one beauty 片山農園の日々雑感

軽井沢で農業をしながら、ちょっとしたことをブログに書いてます

実需者

2017-02-14 19:24:00 | 農業
農協理事&職員、副町長、町議会議員、役場職員、農業委員会、農家代表の会議があった。
僕は発言しなければならない立場なので、午前中に発言内容を考える。
農家目線の内容で、それを副町長に発言する。
まぁこんな程度分かってもらえば、町も納得してもらえるであろうと。
って思っていたら、会議始まる前に農協課長より「こんな感じで発言して」と原稿を渡される。
なんじゃこの原稿。
どう読んでも、堅苦しい農家が考えたとは思えない内容。
“実需者のからの信頼をより強固なものとし”これを僕に言えと?
実需者?誰?
誰を指してるの?
会議中“実需者”検索。
一番最初に出ていたのはJA用語と出ていた。
農民がJA用語を使ったら、役場から「お前農協から言わされてるな」ってバレバレだろう。
もうこの原稿を覚えるのにてんやわんやですよ。
それにこんな堅苦しい農協用語の文章はイヤと修正しながら、自分の考えてきた内容を付け加えながら、構成を考える。
議事は進んでいて、気付けば議長より「質問のある方は?」と。
え?もう僕?
まだ纏まってないなぞ。
生産計画
計画出荷
安定生産
基礎
実需者
信頼
強固
軽井沢産野菜
ブランド向上
経営安定
こんな言葉今までブログですら使ってないぞよ。
これを織り混ぜた文章を言って、御上に農業にお力を下さいって言うようなもん。
言われた役場だって、ポカ~んですよ。
それより、今の農業情勢農家が目線の意見を言って、役場にご協力お願いいたします。って言った方がと思うが、原稿を無視したら農協から怒られると思い、自分の言葉を含めて発言。
実需者は市場の人らと付け加えて発言した。
会議が終わると、農協の若い職員がやって来て「修さん何って言ってたんですか?何かすげー難しいこと言ってましたよね?何言っているか分からなかったんで」
でしょうね?
僕もちんぷんかんぷんでした。
「この原稿見て」
原稿を読む農協若い職員。
「こりゃ難しいですよ」
「農家の言う言葉じゃないよ。この会議5回目だけど、こんなこと今まで言った人いないよ」
分かりやすく言えば今まで、ちょっと意見言って「お願いします」みたいなことを言う。それだけなのに(T-T)