和束 茶源郷ガイドの会「徒然草」

京都府景観資産登録の茶畑や史跡や歴史の中へご案内する和束茶源郷ガイドが皆さまの訪問をお待ちしています。

和束 茶源郷ガイドの会 活動報告 3月14日(土) part.2

2015年03月14日 22時32分42秒 | 日記
            和束茶源郷ガイドの会の今日のランチ

今日は朝から第3回「お茶を識る」勉強会講座の「茶香服」体験と3月度定例会を行った後、和束運動公園にある「てらす和束」で恋茶グループの恋茶弁当をいただきました。

今日の献立は抹茶とうふ、抹茶コロッケ、鶏肉のミートボール甘酢和え、花なの酢味噌和え、野菜の煮物等おかず6品目に碾茶を乗せたご飯にお茶の佃煮と地元のお茶をふんだんに使ったヘルシーで味はもちろん見ても楽しいお弁当で、なかでも「抹茶とうふ」は濃厚でお茶の風味豊かな自慢の一品です。
お弁当の注文は5個以上で600円から予算に合わせた献立を用意しているそうす。
これから春を迎え、お出かけ日和になりますのでグループで和束に来られる際には、恋茶弁当を楽しまれてはいかがでしょうか
生野菜にはお茶の佃煮をペースト状にしてオリーブオイルでのばし無香料・無添加であっさり味の煎茶ドレッシングがとても良く合います。
ここで少し「恋茶グループ」を紹介させていただきます。
恋茶グループは和束に来られたお客様に一服しながら和束茶を味わっていただける「和束茶カフェ」がオープンして以来、和束の素晴らしいお茶を使った特産品を作って町を元気にしたいと頑張って活動しています。
「めし友グランプリ2011」ではお茶の佃煮で京都府代表に輝き、その後、恋茶弁当に添えられていた「煎茶ドレシング」・「緑茶ペースト」・「お茶のふりかけ」等、商品開発を進めている、今年で10年目を迎える女性グループです。

 

和束 茶源郷ガイドの会 活動報告 3月14日(土) part.1

2015年03月14日 21時18分17秒 | 日記
和束 茶源郷ガイドの会研修会第3回「お茶を識る」講座「茶香服(ちゃかぶき)」

茶香服(茶歌舞伎)は闘茶ともよばれ、お茶を飲んでお茶の産地や種類を判別する遊びで、競技ともなっています。
和束町内では毎年各地域で茶香服大会が行われ、そこで勝ち残った代表者が町内の大会に出場します。
とても風流な遊びですが、優雅な気持ちを保ったままではいられず、なかなかの真剣勝負。
この遊びをガイドのメンバーが体験しようというのが今日です。
茶香服の説明を一通り聞き、茶葉を見終わるといよいよ始まります。
 
水色を見て、香りをかぎ分け、ちょっと口にして。見れば見るほど分からず、難しい。
ああでもないこうでもないと模索し、投札箱に札を入れるときは、ドキドキです。
百聞は一意見に如かず。また、体験できる機会があればぜひお勧めします。
最高点は一煎ずつ5点満点これを「皆点」と呼びます。0点なら「ちょっと」と表現します。
何とも奥ゆかしい言い回しではありませんか。
 
昔はお公家さんの遊びだったとか。
闘茶の伝統は産地によるお茶を味わい、風味の違いを知るための鍛錬として茶の湯の世界でも生き続けているようです。
茶畑を愛でて、飲んで、食して、飲み当てて、多様なお茶の楽しみ方を体験しに新緑の茶源郷においで下さいね。


和束茶源郷ガイドの会 番外編「正辰祭」

2015年03月10日 21時05分16秒 | 日記

安積親王陵墓にて正辰祭(命日祭)が執り行われました。
平成26年度の和束 茶源郷ガイドの会最終の取材となったこの日は、一段と寒く、凛とした空気が陵墓のある丘陵に流れていました。    
安積親王陵墓は、明治12年1月11日に御治定されて以来、宮内庁の管理となり、毎年3月5日を親王の命日として桃山御陵管区所長様が祭り執行に来られています。 
正辰祭が始まるに当たり、普段管理されておられる和束在住の方が早くから境内を掃き清められます。
所長様他2名の桃山管区の職員の方が紺色の制服で来られ、祭りごとの準備が厳かに手際良く始められました。

  
供物は、米,清酒、魚、野菜、塩、水。
これらは、3台の三方に分けて、鳥居の前に祀られ、階段下では手水の桶に杉の葉を敷き水がはねないようにするなど諸準備が整えられます。 
そして、お一人ずつ参拝され正辰祭が無事終了しました。
今回、ガイドの会では特別に取材許可をいただいて、正辰祭に立ち会わせていただきました。
正辰祭の取材できるのは初めてで、取材許可が出た事にも増して、当日所長様が快く取材に答えて下さり本当にうれしく思いました。
ガイドでたびたび訪れる陵墓にこの様に宮内庁から来て下さる事実を目の当たりにして、ますます安積親王にまつわる歴史を身近に感じました。
また、いつも、きれいにしてある陵墓は、週の内3日は掃除をして、管理して下さっている方がいて、その方の話も聞かせていただき、本当に頭が下がる思いです。
陵墓の鳥居は、門と鳥居を兼ねている「神明鳥居」と呼ばれていて珍しいものだそうです。
これからも、安積親王陵墓を大事に敬いお参りしようと誓いを新たにしました。