(=^・^=)私と暮らした猫たち

ー失敗を重ねて7匹めー

ちょっと驚いた『瓦』の話

2024年08月31日 | 日記

ご訪問ありがとうございます。

 

あっちこっちで台風の被害がでていますね。

皆さんの所は大丈夫ですか?

私の家の周りはまだ大丈夫ですが、この町でも浸水している場所があります。

 

台風の度に思い出す『瓦』の話。

何年か前の大きな台風で我が家の瓦が数枚割れた。

でも大丈夫。家を建てた時、残った瓦が縁の下に置いてあるのだ。

棟上げの日だったか、親戚が大勢集まってた日・・・。

私は伯父に大工さんの所へ連れていかれた。

50年以上前・・・大工さんは、子供の私に真剣な顔をして

「お姉ちゃん、家は長く住むものだから、もし台風や地震で屋根が壊れた時のために残った瓦をここへ置いておくよ」

って言いながら、和室の押し入れの前の縁の下に縛った瓦を入れたんだよ。

伯父が「お前がしっかり覚えておけ」と言った。

 

驚いたのは、そこに瓦がある事を母でさえ知らなかった事。

屋根を直すのに同じ色の瓦はもうないって困ってた。

『予備の瓦の置き場所』を聞いたのは私だけだったんだ。

畳をどけて板を外すと、ホコリを被った瓦が縁の下からあの時のまま出てきたよ。

大工さんも伯父も、そして父もみんな鬼籍に入ったけど、瓦はしっかり残っていた。

おかげで屋根はキレイに直った。

 

あの日、『長女だから』と私だけが呼ばれて教えられた『長く住む家のための、瓦の予備』

父はこの事を知っていただろうか。

 

元気な頃でも、このネコさんはここより上の屋根には登れなかった。

だから、物干しまでは出してあげれたんだよ。

 

 

 


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