(=^・^=)私と暮らした猫たち

ー失敗を重ねて7匹めー

私が何も食べないネコさんに点滴を続けた訳

2025年01月30日 | 日記

ご訪問ありがとうございます。

 

私が尊敬していた、長年我が家のペットを診てくれていた獣医さん。(すでに鬼籍)

先生に言われた色々の言葉は、今でも私の心の中に残っている。

「動物が物を食べるのは生きたいという事」

だから、食べなくなった時に治療は終わりにしようと思っていたのに、

何も食べなくなったネコさんに一ヶ月も点滴を続けた、その訳を書こうと思う。

 

このネコさんは奇跡的な復活を2回した。

転院してきた時と、春に抗がん剤を変えてもらって死にかけた時。

2週間も何も口にしなかったネコさんがカリカリの上のおかかを口にした。

長い闘病生活の中で一番嬉しかったよ。

それをきっかけにまた食べ始め、元気を取り戻した。

だから、また突然食べるかも知れない、明日は食べるかも知れない、と思いながら点滴に通った。

どんどん痩せていく姿に、もう復活はないな、とあきらめてからも水は飲んでいたから、生きたいのだ、と思って。

点滴がラクになるっていうのは自分で経験して知っていたから。

水を飲むっていう事は身体が水を欲しがってるのだ、と思ってた。

点滴で脱水を和らげてやるのだ、と。

リンパ腫を患ってからは物干しの上を歩くこともなくなった。

庇に下りる事もなくなった。

 

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大事な事を忘れているような

2025年01月29日 | 日記

ご訪問ありがとうございます。

 

毎週、月、木と動物病院に通っていたので、家を出てた夕方6時頃になると落ち着かない。

毎朝日課だったネコのごはんとトイレ掃除が無くなったので、何かとても大事な事を忘れている気がしている。

 

ベッドの上を見てここで寝てたよな、とか、階段を見てここに下りて来て来客を見定めてたな、と思うけれど、

亡くなってしまった事は十分理解しているのでそこに居ない事は特になんとも思わない。

 

ただ、車に一人で乗っていると、突然泣けてくる事があるんだよ。

リンパ腫と言われ、余命半年と言われ、ネコを連れて通った車の中で、急に泣けてくるんだよ。

 

もうすぐ旅立つと覚悟してた年明けに、草刈りの仕事があった。

刈られた草を集めながら、唐突に朝のネコのぐったりした姿が浮かんだりした。

今はまだ、あの弱った姿しか思い浮かべられないけど、時間がたてば丸々太ったネコさんを思い出すようになるらしい。

『ネコは最後に飼い主に元気な姿を見せる』という。

あの夜、朦朧としながらも生きていたネコさんが、しっかり目を開けて私達夫婦を見たね。

精一杯元気な姿を見せてくれたんだね。

玄関入ると、ここにいた。

 

 

 

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すべてをリセットして帰って行った

2025年01月28日 | 日記

ご訪問ありがとうございます。

 

先代ネコは腹腔内リンパ腫だったので、消化した食べ物を腸が通さなかった。

だから吐くものはすさまじく、カリカリしか食べてないのに魚臭いものだった。

所かまわず、布団の上や炬燵の中、出勤前に片付けるのは大変で私も疲れていた。

だから、あの日、最後になってしまう夜私は猫を囲いを作って居間に置き去りにした。

4月はネコにとってはまだ寒い。

湯たんぽを入れて、トイレとゴハンを置いて置き去りにした。

弱ったネコは囲いを越える事ができず、朝まで、あの最後の夜を一人で過ごした。

朝、トイレにおしっこがあって、ゴハンはキレイに舐めてあった。

 

弱ったネコはもう立ち上がる事もできず、その日の昼『ニャー』と叫んで目を見開き、舌をのばして息絶えた。

母と二人で見守った、あの最期の姿はトラウマになって私の中に残っている。

あの夜を一人ぼっちにさせた事の後悔、あの目を見開いた苦しそうな最期の姿。

 

キョーボーネコはそれらをすべてリセットして帰って行った。

先代ネコが私のために送り込んだネコは、りっぱに勤めをはたして帰って行った。

先代ネコ

 

 

 

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先代ねこが送り込んできたのだなあ

2025年01月27日 | 日記

ご訪問ありがとうございます。

 

このネコさんは、『私が出雲大社で「先代ネコに生き返れなんて無理は言わない、生まれ変わって戻っておいで」

と手を合わせて巡り会った』と前にも書いた。

そして生まれ変わりじゃなくて神様が間違って配達してきたのがキョーボーネコだった、と。

 

違うような気がする。

一年たっても、まだ思い出しては泣いている私に「じゃあ、やり直せ」と先代ネコが送り込んできたんだ。

先代ネコも噛みつきネコだったけど、

もっともっと狂暴で、やんちゃで、手がかかって、自分より少し長生きをするネコを私にプレゼントしたんだ。

先代は『腹腔内リンパ腫』でそれがわかった時に余命1ヶ月の宣告を受けた。

だから、私達はリンパ腫と戦わない、という判断をしてその通り1ヶ月で虹の橋に行った。

今度は同じリンパ腫でも『鼻腔内リンパ腫』でもう少し早くに見つかって治療を選択した。

余命半年、と言われていたけど1年2ヶ月を生きた。

 

どっちが正しかったのか答えなんてないけれど、私はひとつ宿題を終わらせたような気がしている。

先代ネコはいつまでも泣いている私を心配していたんだね。

 

 

 

 

 

 

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あの日の本音

2025年01月24日 | 日記

ご訪問ありがとうございます。

 

火曜日の夜、もう歩けないネコさんを抱いてきて、布団に入れて寝たあの最後の夜。

夜中に痙攣するように足をつっぱらせ、何度も私のお腹を蹴った。

水曜日に仕事に行くとき、帰るまで生きていないんじゃないかと思ったけれど、まだ生きていてくれて、

一度しっかり目を開けた時ダンナが「今夜はまだ大丈夫そうだ」と言った。

 

私はその時何と思ったか。

『今日はもうこのままカゴにいれておこうか』

「でも、先代ネコの時のように一人にしないでこの部屋で・・・』

『やっぱり抱いて寝るべきか・・・』

迷いに迷っていた。

その頃のネコさんからは死臭のような、嫌な臭いがかすかにしていて、正直、怖かった。

1時間後に「そんな心配しなくても、もう行くからいいよ」とでも言うように、静かに逝ってし

まった。

避妊手術の後。

病院の受付でお金を払っている間、「ニャーニャー」鳴いていた。

 

 

 

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