「おじいちゃん!」
「、、、、、、、」
何度、呼んでも返事が返ってこない
これにはあせった
薄暗い、祖父の部屋に向かうと
信じられない光景を目のあたりにする
祖父の寝ていた布団に
大きな洋服タンスが5つほど
将棋倒しのように乗っかっているのだ
「絶対、この下にいる」
気付けば、タンスを一生懸命
持ち上げようとしている自分がいた
火事場のクソ力と言うけれど
全然、ビクともしない
それくらい重い重いタンス
「おじいちゃん!おじいちゃん!」
半泣きになりながら
一番上に覆い被さっている
タンスを何度もどかそうとした
もう自分の力では、持ち上げれないことは
悟っているけど
それでも、どうにかしようと
必死だった
広がる闇の静けさと
人間の無力さが
ただ、むなしかった
「、、、、、、、」
何度、呼んでも返事が返ってこない
これにはあせった
薄暗い、祖父の部屋に向かうと
信じられない光景を目のあたりにする
祖父の寝ていた布団に
大きな洋服タンスが5つほど
将棋倒しのように乗っかっているのだ
「絶対、この下にいる」
気付けば、タンスを一生懸命
持ち上げようとしている自分がいた
火事場のクソ力と言うけれど
全然、ビクともしない
それくらい重い重いタンス
「おじいちゃん!おじいちゃん!」
半泣きになりながら
一番上に覆い被さっている
タンスを何度もどかそうとした
もう自分の力では、持ち上げれないことは
悟っているけど
それでも、どうにかしようと
必死だった
広がる闇の静けさと
人間の無力さが
ただ、むなしかった
ガタガタ!ゴオーーー
家中が震えていたけど
ガクンと一瞬、音が止んだ
「へっ!?助かった?」
目を開けて、まず思ったのが
自分がまだこの世界にいたことだ
ガラスの破片やら、木のくずやら
ほこりやら色んな物でゴチャゴチャになってる部屋に
ちゃんと、二本足で立っていた。
必死につかまっていた柱から恐る恐る手を離した。
途中、グラグラっと余震がきて怖かったけど
取りあえず、動こう!と思った
と言うより、一緒に同居している
祖父と祖母が気になってしょうがない
特に、祖父はたんすに囲まれている部屋で
寝ていたから
祖父の部屋はわたしの部屋の隣
暗闇で分からないけど
「おじいちゃん!おじいちゃん!」
叫んでみた
家中が震えていたけど
ガクンと一瞬、音が止んだ
「へっ!?助かった?」
目を開けて、まず思ったのが
自分がまだこの世界にいたことだ
ガラスの破片やら、木のくずやら
ほこりやら色んな物でゴチャゴチャになってる部屋に
ちゃんと、二本足で立っていた。
必死につかまっていた柱から恐る恐る手を離した。
途中、グラグラっと余震がきて怖かったけど
取りあえず、動こう!と思った
と言うより、一緒に同居している
祖父と祖母が気になってしょうがない
特に、祖父はたんすに囲まれている部屋で
寝ていたから
祖父の部屋はわたしの部屋の隣
暗闇で分からないけど
「おじいちゃん!おじいちゃん!」
叫んでみた
しばらくブログをSTOPしてました。
思えば、孝子と一緒に食べた「カニ」から体調がおかしい。。。
食中毒は、ほんと怖いねえ
皆さんもお気をつけて
ぼちぼち再開しますね
思えば、孝子と一緒に食べた「カニ」から体調がおかしい。。。
食中毒は、ほんと怖いねえ
皆さんもお気をつけて
ぼちぼち再開しますね
ガタン。。。
「えっ!?」
ちょっと間の抜けたような揺れで体勢を崩す
ひざカックンされたみたいな感じ
と、思ったらすぐに
ドンドンドドド!上下に激しく揺れはじめた
「何っ!?意味分かららん!」
体が支えきれずに、とっさに近くの柱につかまる
メキメキ!!
バリバリ!!
ゴオー!!
激しい揺れと共に
家の中、外から色んな音がごじゃまぜになって聞こえる
一つ思ったのは「尋常じゃないことが起こってる」
揺れと共に、天井から色んなものが降ってきた
砂や、石のかたまり、木
色んなことを叫んだけど
口の中が、ホコリでいっぱいになった
揺れが止まらない。家が壊れていく
「わたし、、、19で死ぬんだ。。」
大げさではなく、本当に死を覚悟した
目覚めた時には 違う世界にいると思った
「えっ!?」
ちょっと間の抜けたような揺れで体勢を崩す
ひざカックンされたみたいな感じ
と、思ったらすぐに
ドンドンドドド!上下に激しく揺れはじめた
「何っ!?意味分かららん!」
体が支えきれずに、とっさに近くの柱につかまる
メキメキ!!
バリバリ!!
ゴオー!!
激しい揺れと共に
家の中、外から色んな音がごじゃまぜになって聞こえる
一つ思ったのは「尋常じゃないことが起こってる」
揺れと共に、天井から色んなものが降ってきた
砂や、石のかたまり、木
色んなことを叫んだけど
口の中が、ホコリでいっぱいになった
揺れが止まらない。家が壊れていく
「わたし、、、19で死ぬんだ。。」
大げさではなく、本当に死を覚悟した
目覚めた時には 違う世界にいると思った
あの当時、わたしは19歳
受験に失敗して、一浪中
家は、古い木造家屋
祖母・孝子
今は亡き祖父・武次と一緒に暮らしていた
そう言えば
あの日、何となく変だった
エアコンを付けてないのに
室外機がカタカタ音を立てながら
回りつづける
窓を開けて室外機の方を見る
カタカタクルクル。。。
だけど、風は吹いてない
「気持ち悪っ!」
直感的に、何か起こりそうな予感がした
それが何なのかが、分からないところが厄介だ
外をしばらく眺めた後
気を紛らわせる為、受験勉強をしながら机に座っていた。
途中、トイレに行きたくなり
自分の部屋を出た瞬間
それは、突然やってきた
受験に失敗して、一浪中
家は、古い木造家屋
祖母・孝子
今は亡き祖父・武次と一緒に暮らしていた
そう言えば
あの日、何となく変だった
エアコンを付けてないのに
室外機がカタカタ音を立てながら
回りつづける
窓を開けて室外機の方を見る
カタカタクルクル。。。
だけど、風は吹いてない
「気持ち悪っ!」
直感的に、何か起こりそうな予感がした
それが何なのかが、分からないところが厄介だ
外をしばらく眺めた後
気を紛らわせる為、受験勉強をしながら机に座っていた。
途中、トイレに行きたくなり
自分の部屋を出た瞬間
それは、突然やってきた
阪神淡路大震災から15年が経過をいたしました。
当時、神戸市須磨区に住んでいたのですが
未だに「あの揺れ」や「悲惨な状況」は
忘れることができません
ただ 悲しいことに、時間の経過と共に
細部の記憶があいまいになってくるんですね
忘れたくない思い出が、薄れていく
当時の記録を残せる方法はないかな、、と思い
こちらのブログに綴っていくことにしました
「あの日のこと1.17阪神淡路大震災」と題して
少しづつですが、シリーズ化していきたいと思います
当時、神戸市須磨区に住んでいたのですが
未だに「あの揺れ」や「悲惨な状況」は
忘れることができません
ただ 悲しいことに、時間の経過と共に
細部の記憶があいまいになってくるんですね
忘れたくない思い出が、薄れていく
当時の記録を残せる方法はないかな、、と思い
こちらのブログに綴っていくことにしました
「あの日のこと1.17阪神淡路大震災」と題して
少しづつですが、シリーズ化していきたいと思います
孝子
「自分で立ち上がられへん 吐きそうや オエー!!」
また吐くフリをする
「あの犬が、あの犬が!!」
永久にこの2つのフレーズのみが繰り返される
救急隊員
「じゃあ、僕らがのせてあげるわ」
そう言って、両脇を抱えてもらうと
孝子
「痛い!痛い! 触るな痛い!」
どないせえっちゅうねん
honeが乗るように促しても
「あの犬が!」「オエー」の繰り返しで一向に、進まない
ブチ切れした、救急隊員のボス
「おばあちゃん!僕らもヒマちゃうから
乗らへんのやったらこのまま帰るで!!!」
そう言われると、車に乗り込んだ
honeは、会社に事情を話し 午前半休をもらい
一緒に救急車に乗って病院に向かった
病院に着くと、どうやら孝子は
肩を脱臼をしていたらしい。。
痛いのを誰にも信じてもらえなかった孝子
身から出たサビか
帰りしも、病院の受付に
「タクシー呼んで! わたしタクシーじゃないと帰れない」
若き日の大原麗子ばりに、わがままを言う
さらにはhoneに向かって
「なんで、倒れた瞬間に 気付いてくれなかったの?
分かってたはずでしょ?」
いやいや、知りませんでしたから!
会社をわざわざ遅刻してまでも、病院に付き添ったhoneに
感謝の気持ちすらない
対応が遅いとブツブツ文句を言う孝子
この後、会社で一日中
モヤモヤとした気持につつまれた事は言うまでもない
「自分で立ち上がられへん 吐きそうや オエー!!」
また吐くフリをする
「あの犬が、あの犬が!!」
永久にこの2つのフレーズのみが繰り返される
救急隊員
「じゃあ、僕らがのせてあげるわ」
そう言って、両脇を抱えてもらうと
孝子
「痛い!痛い! 触るな痛い!」
どないせえっちゅうねん
honeが乗るように促しても
「あの犬が!」「オエー」の繰り返しで一向に、進まない
ブチ切れした、救急隊員のボス
「おばあちゃん!僕らもヒマちゃうから
乗らへんのやったらこのまま帰るで!!!」
そう言われると、車に乗り込んだ
honeは、会社に事情を話し 午前半休をもらい
一緒に救急車に乗って病院に向かった
病院に着くと、どうやら孝子は
肩を脱臼をしていたらしい。。
痛いのを誰にも信じてもらえなかった孝子
身から出たサビか
帰りしも、病院の受付に
「タクシー呼んで! わたしタクシーじゃないと帰れない」
若き日の大原麗子ばりに、わがままを言う
さらにはhoneに向かって
「なんで、倒れた瞬間に 気付いてくれなかったの?
分かってたはずでしょ?」
いやいや、知りませんでしたから!
会社をわざわざ遅刻してまでも、病院に付き添ったhoneに
感謝の気持ちすらない
対応が遅いとブツブツ文句を言う孝子
この後、会社で一日中
モヤモヤとした気持につつまれた事は言うまでもない
おばさん「○○さん」
hone「はい、、、、」
家の中で、変なご対面
ここで、おはようございます!と言えばよかったのか(謎)
おばさん「おばあちゃんがね!家の前で倒れてるの!!」
何と、孝子が倒れてるというではないか
honeビックリ急いで
パジャマのまま外に飛び出した
外に出ると、hone実家の前には人だかり
その中から、雄叫び声が聞こえてきた
「犬が!!お宅の犬が吠えるからあかんねん!」
声の主は、人だかりの真ん中にしゃがみ込む孝子の姿
へっ?あんた!?倒れているんじゃなかったの?
周りの人と孝子の話をまとめると
孝子がポコを散歩させていた時、ちょうど他の犬が通りかかって
ポコセンサーが反応、その勢いで、孝子引っ張られ
道路に転倒したらしい
「hone! あの犬が悪いねん!勝手にうちの道路を通るから」
指差す方向は、飼い主とその犬
いやいや、、、孝子。。。ここ、あんたの道路じゃなくて
公共の道路やから
「あー!気持ち悪い 吐きそうや 目眩する オエーー!!」
世間様の前で次々に悪態を見せる孝子。。。
吐くモノもないくせに
オエオエ吐くふり
もう穴があったら、入りたい
そうこうしている内に、救急車が来た
一応、誰かが呼んでくれたようだ
救急隊員
「おばあちゃん!大丈夫?
意識はあるから自分で救急車に乗れる?」
孝子
「嫌!いやや!」
その場に居た人、全員シラーーー。。。
続く
hone「はい、、、、」
家の中で、変なご対面
ここで、おはようございます!と言えばよかったのか(謎)
おばさん「おばあちゃんがね!家の前で倒れてるの!!」
何と、孝子が倒れてるというではないか
honeビックリ急いで
パジャマのまま外に飛び出した
外に出ると、hone実家の前には人だかり
その中から、雄叫び声が聞こえてきた
「犬が!!お宅の犬が吠えるからあかんねん!」
声の主は、人だかりの真ん中にしゃがみ込む孝子の姿
へっ?あんた!?倒れているんじゃなかったの?
周りの人と孝子の話をまとめると
孝子がポコを散歩させていた時、ちょうど他の犬が通りかかって
ポコセンサーが反応、その勢いで、孝子引っ張られ
道路に転倒したらしい
「hone! あの犬が悪いねん!勝手にうちの道路を通るから」
指差す方向は、飼い主とその犬
いやいや、、、孝子。。。ここ、あんたの道路じゃなくて
公共の道路やから
「あー!気持ち悪い 吐きそうや 目眩する オエーー!!」
世間様の前で次々に悪態を見せる孝子。。。
吐くモノもないくせに
オエオエ吐くふり
もう穴があったら、入りたい
そうこうしている内に、救急車が来た
一応、誰かが呼んでくれたようだ
救急隊員
「おばあちゃん!大丈夫?
意識はあるから自分で救急車に乗れる?」
孝子
「嫌!いやや!」
その場に居た人、全員シラーーー。。。
続く
祖母、孝子と暮らしていたとき
ありえない出来事がたくさんあった
孝子は何かとトラブルメーカーだ
・その中の一つ
「朝、起きたら 家の中に、
知らないおばちゃんが立っていた」話をしよう
あれは、honeが27くらいの時
朝の5時過ぎくらいかな
当時、残業が多い職場で働いていたので
honeはグッスリ夢の中
「さん、、、、、○○さん、、、、」
ささやく声が
(ホラー映画のワンシーンで、どこからか
ささやきの声が聴こえてくるあの場面を想像して頂こう)
「わたし、とうとう幻聴が聴こえるようになったんかな??」
寝ぼけたまま 声の聴こえる方に向かうと
(ちょっと怖くても声のする方へと近付こうとする、この人間の習性)
そこには。。。
幽霊じゃなくて、、、典型的なおばちゃんの姿
あまりに、リアルすぎて腰抜かしそうになった
「さん、、、、○○さん。。。」
必死にhoneに向かって何かを訴えかけるおば
ありえない状況に、一気に目が覚める
ー続くー
ありえない出来事がたくさんあった
孝子は何かとトラブルメーカーだ
・その中の一つ
「朝、起きたら 家の中に、
知らないおばちゃんが立っていた」話をしよう
あれは、honeが27くらいの時
朝の5時過ぎくらいかな
当時、残業が多い職場で働いていたので
honeはグッスリ夢の中
「さん、、、、、○○さん、、、、」
ささやく声が
(ホラー映画のワンシーンで、どこからか
ささやきの声が聴こえてくるあの場面を想像して頂こう)
「わたし、とうとう幻聴が聴こえるようになったんかな??」
寝ぼけたまま 声の聴こえる方に向かうと
(ちょっと怖くても声のする方へと近付こうとする、この人間の習性)
そこには。。。
幽霊じゃなくて、、、典型的なおばちゃんの姿
あまりに、リアルすぎて腰抜かしそうになった
「さん、、、、○○さん。。。」
必死にhoneに向かって何かを訴えかけるおば
ありえない状況に、一気に目が覚める
ー続くー