あまりにも気持良さそうに寝ていたので
激写
部屋の段差が枕替わりになってます
最近、出掛けるとき
家の中から誰かに見られている感じがする
そう二階の窓から
一階の窓に至るまで
犯人はストーカーB
この方です
「あんた!寄り道しないで早く帰ってきてよ!!」と
言わんばかりのお姿
時々HONEは、出掛けるとき
恐妻を持つ川崎真世のような気持になります
夜、途中で家に戻る用事があった時のこと
「あの、、、ほんの少しなんですが、よければこれを」と
家の前で話しかけられた。
片手には二つの袋入りのパン
近くにあるcoop(生協)のスタッフの方だった。
聞けば、一軒一軒まわって食べ物を配給しているのだとか
国や県からの救援物質の開始は確かこの3日後だったけど
近くにあるcoopさんの対応は、地震が起こった日だった。
これには感動した。さすが市民の生協
後で調べたのだけど、coopはこういう災害時
食料などを放出する規約があるそうだ
てっきり、祖父・武次も車で寝泊まりするものだと思っていたら
「わしは家に残る!!家を守る!」
もう一度、大きな地震が来たら家が全壊するのが目に見えている
危ないからと言ってもきかない
hone家はこの時、自営業をしていて
お客さんの大事な預かりものがたくさんあった。
災害時、至る所のお店で窃盗が多発していたので
武次が心配する気持もよく分かる
結局、武次の意志を尊重しhoneと孝子は車
武次はふきっさらしの家で飼い猫と一緒に一夜を過ごした。
続きはすみませんが後日に、、、
寝床となる車に荷物を移動させている時、
自転車に毛布をのせて公民館に向かう人の群れを見た。
honeのように、車で寝泊まりをする人や
あるいは公民館や学校が被災者の受け入れ先になっていたので
そこで過ごす人もいた。
人の群れを見ているとき、切ないなあーと感じたのは
お年寄りの方。ご夫婦だったら色々話をしたり支え合えるけど
日頃、一人で過ごしてはったおじいさん。。。
数年前に奥さんを亡くされ今まで家で過ごしてこられてきたのだろう
重い荷物を自転車に乗せ、手で押して公民館に向かう
沈む夕陽、その背中は何を思っているのだろう。。。
honeは思うんやけどお年寄りの女性は、周りの環境に上手くとけ込みやすいんよね
輪に入っていけるというか。。。
おじいさんは寡黙な人が多いから、こういう災害時
ご近所の誰かが声を掛けてあげて欲しいなと思う
そういうシステム作りが、災害が起こる前に必要だと思う
夕方、日も暮れはじめ
寝床に悩む。。。。
時々起こる余震が気になる。
hone家は、半壊で天井から床にかけ崩れていて
断面図状態。。この状態はちょっときつい
車で寝泊まりすることにした。
(この後、数週間車で寝泊まりすることになった)
家の中から大事なものを車に運び出したのだが
孝子が持って来たものは「入れ歯、浣腸セット(←便秘に悩んでいた)」
それを車のフロントガラスに並べるもんだから
たまったもんじゃない!!
「そんな所に置くのは止めて!」と言ったら逆ギレだ。
「見える場所に置かないと、分からなくなってしまう」と
しょうがないから、ほっといた
時々足の裏が痛むな。。。と思って見てみると
地震発生後 家を出る時に、素足でガラスを踏んでいたようで
何箇所か切れていた。
当日だったのか
数日経ってからの出来事だったのか忘れたんやけど
遠方の親戚や友人に無事だったことを伝えたいけど電話が通じない。
この時、役に立ったのが「公衆電話」
ふだんあまり使うことがなかったんだけど
その一つの公衆電話を求めて人がずら~っと並ぶ
これはたまたまだったのかわからないんやけど
100円玉が使えなかった。 10円玉のみ使えたんよね
電話をするとき、いつ切れてもいいように100円玉を先に入れたんやけど
返却口にすぐに落ちてくる。
10円玉を何回か追加し会話が出来た。
後ろに並んでいる方に伝えた「この公衆電話は10円玉しか使えません」と
100円玉しか持ってない人が多くて
わたしは10円玉をわりと持っていたので、並んでいる人にあげた。
(悲しき小金持ち。。。。)
そうすると、100円玉を交換させて欲しいと言われ
断ったんやけど10円が100円に数枚替わった。。。
災害時、商品や食べ物を10円・20円と低価格で提供してくれる店も多かったので
10円玉などの小銭は多めにあったほうが役立つことを知る
近隣の火災発生から数時間後
倒壊した家屋に人が埋もれているということで
町内の男性達が救助活動に向かっていった。
余震が何回か起こった。
その度にビクビクしてしまう
わたしの記憶が正しければ、新聞テレビなどの情報が遮断されたこの時
一番役に立ったのは「ラジオ」だったと思う。
小型ラジオを携帯していた人を数人見かけた。
ラジオから聴こえてくるニュースはとても悲しかった。
近くのラーメン屋が強盗に入られたとか
繁華街にある宝石屋の商品が盗み出されたとか
「こんな時に、何してんねん!」と言いたい。
悲しい事やけど、非常事態が起こった時隙を狙って
そういうことをする人は必ずいる。
「いやっ! あれうちの家や!!」
知り合いのおばちゃんの家の二階部分から
小さいながらも炎があがる
「着物!!着物があるねん」
幸い、消えそうな感じの火だったので
近所の人と手分けして運び出した。
2階一部の延焼程度ですんだ。
気の毒なのは、最初に火事が起こった家の方達だ。。。
助かった!と思ったら突然の火事で何かを取り出す間もなく
自分の家を失ってしまった
家族の思い出が一杯詰まっていた家も、その記憶に残した写真でさえも
なくなるのだから。。。
明日に続く。
炎の勢いが増すと同時に
「消防車を呼べ!!」
「老人は近付くな!!」
「みんな下がってろ!」
色んなおっちゃん達の怒鳴り声が聞こえた
何も出来ない、自分達がどういう状態になってるのかさえも
分からない状況に苛立ち混乱しているのだ。
honeや周りの人達も声には出さなくてもみんな同じ思いだったと思う。
消防署は、通常だったらここから5分ほどで来れる距離にあるんだけど
なかなか来なかった。(今思うと、電話が通じないのに誰がどうやって呼んだんだろう。。)
20ー30分後に到着。
だけど、水が出ない。。。
ホースを持ったまま立ち尽くす消防隊員。
ものすごく無念の気持だったと思う。
そうこうしている間に、2軒離れた家からも火の気があがる。