The Society of Hormesis ホルミシス学会

STRUCTURED MICRONUTRIENT, US PAT/TH FDA (Med), JP FDA(Food)

乳がん細胞耐性化の仕組

2015-06-10 20:06:54 | がん

熊本大学は4月30日、乳がん細胞がホルモン療法に対し耐性化する仕組みを明らかにしたと発表した。

同成果は熊本大学発生医学研究所細胞医学分野の斉藤典子 准教授、中尾光善 教授らと、同大学院生命科学研究部乳腺・内分泌外科学分野の冨田さおり 医師、岩瀬弘敬 教授、九州大学医学研究院の大川恭行 准教授らの共同研究によるもの。4月29日付(現地時間)の英科学誌「Nature」に掲載された。

乳がん治療では、エストロゲンという女性ホルモンとその受容体の働きを阻害する薬剤が使用される。しかし、この治療を長期にわたり受けていると、がん細胞が薬剤に耐性をもって再発する可能性がある。再発したがんは周りの組織に広がっていったり、リンパ節に転移するなど難治性となってしまう。

研究グループはエストロゲン受容体を作る遺伝子で、活性化すると乳がん細胞の中でエストロゲン受容体が過剰に働くようになることで知られるESR1に注目し、ホルモン療法が効きにくい状態におけるESR1遺伝子の変化を調査した。その結果、難治性の乳がん細胞ではエストロゲン受容体およびESR1メッセンジャーRNA の量が数倍に増加していた。

また、核内のESR1遺伝子の近くに非コードRNAの大きな塊ができていることも判明。エストロゲン受容体をもつ乳がん細胞では、ESR1遺伝子の近くに多量の非コードRNAが蓄積していると考えられた。この非コードRNAを調べたところ、難治性細胞においてESR1遺伝子の働きを高く維持していることがわかった。

これらの研究結果から、エストロゲン受容体をもつ乳がん細胞は、ホルモン療法によってエストロゲンを長期に枯渇すると、ゲノム中のESR1遺伝子とその周囲の部分から非コードRNAが誘導されて、エストロゲン受容体を多量につくるように変わることで、ホルモン療法に対して耐性化すると結論づけられた。

なお、研究グループはポリフェノールの一種であるレスべラトロールが、その非コードRNAとESR1遺伝子の高発現を阻害し、乳がん細胞の増殖を抑制することを突き止めており、今後新しい乳がん治療の開発につながることが期待される。

乳がんのホルモン療法抵抗性の獲得

難治性細胞にはポリフェノールの一種「レスべラトロール」が効果を発揮した

http://news.mynavi.jp/news/2015/04/30/515/

がん死者20%減、目標達成困難…受診伸び悩み

2015-06-09 23:18:46 | がん

国立がん研究センターは20日、がんによる死亡者数を2015年までの10年間に20%減らす国の目標について、達成は困難との見通しを明らかにした。

 喫煙率の減少が目標に届かず、がん検診の受診率も伸び悩んでいることから、現状では17%の減少にとどまるとしている。

 国は、がん対策基本法に基づくがん対策推進基本計画で、75歳未満のがん死亡者数(人口10万人当たり)を05年の92・4人から15年に73・9人とする目標を定めた。

 しかし、同センターがこれまでの実績などから推計したところ、76・7人と目標に届かないことが分かった。

 目標を達成するには、喫煙率を05年の24・2%から半減させ、同じく20~30%台だった胃がんや肺がんなど「5大がん」の検診受診率を50%に引き上げることが必要とされた。

 厚生労働省によると、最新の13年の統計では、喫煙率は19・3%、検診受診率は最も高い肺がん(男性)で47・5%だが、女性はすべてのがんで30%台に低迷している。同省は6月1日に初の「がんサミット」を開催し、たばこ対策の強化などを呼びかける方針だ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150521-00050009-yom-soci


肺がん 放置した方が長生き

2015-06-09 23:17:46 | がん

日本人の死因のトップは、がんである。 現在、厚労省は罹患者が多いがんのうち、がん検診を受けることで死亡率が20~60%も減少することが科学的に示されているとして、5つのがん検診(肺、大腸、胃、乳、子宮頸)を推奨している。厚労省のアンケートによると、過去1年間に何らかのがん検診を受けた人がいる世帯は現状20~30%程度だ。今年度中に受診率50%にすることが目標だという。

 しかし、世界を見渡すと、この5つのがん検診すべてを実施している国は少ない。大腸がんは国際的にも根拠が認められて多くの国が検診を実施しているが、胃と肺の検診に関しては、日本以外で胃は韓国だけ、肺もハンガリーだけというのが現状だ。

 厚労省は、これら5つのがん検診すべてに効果を示す証拠があるというが、海外では、実証研究によって「効果なし」と指摘しているケースが少なくない。

 医療の有効性を証明する方法としてもっとも信頼度が高い検証方法は「無作為化比較試験(RCT)」だ。海外ではがん検診もこの方法で検証され、有効性が疑問視される結果が相次いでいる。

 研究対象となる人々を無作為に選び、検診群と放置群の2つの集団に分け、罹患率や死亡率などを比較する。検診群は定期健診でがんが見つかるが、一方の放置群はがんが進行して症状が出ないと見つけられない。というと、日本人の“常識”なら前者のほうが死亡率は低いと考えるのが普通なのだが……。『患者よ、がんと闘うな』(文春文庫)などの著書がある、慶應義塾大学医学部放射線科講師の近藤誠氏が解説する。

「まず、肺がんに関しては、1986年に9000人を対象に行なわれたアメリカのメイヨークリニックの検証が有名です。結果は、発見された肺がんの数は検診群が勝りましたが、肺がんによる死亡数は放置群のほうが少なかった。1990年にチェコスロバキアでも6300人の喫煙男性に対して検証がされ、同様の結果が得られました。なお、肺がんによる死亡数は放置群が47人だったのに対し、検診群は64人でした。

 死亡数が増えた理由は、手術の後遺症で亡くなった、健康という検診結果に安心してタバコを余計に吸ってしまった、などが考えられます。いずれにせよ、無症状ならば放置していても問題ないということです」
http://www.news-postseven.com/archives/20121203_158121.html


中村勘三郎さん がん検診したことで死期が早まった

2015-06-09 23:17:25 | がん

近著『医者に殺されない47の心得』が108万部のベストセラーになっている医師の近藤誠さんは、25年間、独自のがん治療法を訴え続けてきた。

「初期であろうと末期であろうと、がん患者はなるべく臓器を温存したほうが生活の質も上がり、むしろ寿命が延びる」──それが近藤医師の考え方だ。さらに、がん検診について、すればするほど、がん患者にされてしまう。誤診や、検診による大量の被ばくにも大きな問題がある。がん検診をしても寿命は延びない、とその不必要性を説く。

がん検診をすると、患者にされてしまう可能性があるので注意が必要です。例えば日本では、胃がん細胞が上皮内にとどまった状態の非浸潤がんでも、がんと診断されます。しかし欧米では、周囲の健康な組織までがん細胞が浸み出すように増殖した浸潤がんのみをがんと定義しています。欧米では認められていない8~9割の症状を、日本ではがんと言っているのです」(近藤医師、以下「」内同じ)

 がんと診断されると、医師の勧めで手術や抗がん剤を施されることが極めて多い。また、がん検診は誤診も問題にされてきたが、近年は「検診自体に意味がない」というのが世界の医療の潮流だという。

「がん検診したグループとしないグループの死亡率には、変化がないというデータが出ています」

 CTやPET検診は放射線の被ばく量が多く、それが発がんの引き金になるという指摘もある。

 中村勘三郎さん(享年57)は自覚症状がない状態で人間ドックに入り、食道がんが見つかった。すでにリンパ節への転移があったが、食道全摘手術を選択。誤嚥により肺炎を併発、亡くなった。「検査でがんとわかり、手術を行ったことが死期を早めた」というのが近藤医師の意見だ
http://www.news-postseven.com/archives/20140221_242369.html


がん治療:取り組み満足度は3割 欧米の半分---日本医療一流自画自賛の結果

2015-06-08 04:16:26 | がん


がん治療について過去20年間の取り組みに満足しているかを日米欧6カ国の一般人に聞いたところ、日本を除く国では約6割が「満足」と回答したのに対し、日本は約3割だったことが、製薬会社の日本イーライリリーの調査結果で明らかになった。このほど東京都内で開催されたセミナーで発表された。

 調査は、イーライリリーが実施するがん治療への理解促進を推し進めるプロジェクト「PACE」の一環として、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの6カ国で実施。12年8月24日~10月4日の間、各国500人計3000人の一般人を対象に電話アンケートを行い、「過去20年間のがん治療の取り組みについて、あなたは個人的にどの程度満足しているか?」と聞いたところ、「満足」と回答した人はイギリスが73%、ドイツが61%、フランスが59%、イタリアが60%、アメリカが61%だったのに対し、日本は29%(「非常に満足」5%、「満足」24%)と低い結果となった。

 がん治療薬の開発期間や開発投資額に関する認識調査なども実施し、「新しいがん治療薬が発見されたときから患者に処方されるようになるまで、およそ何年かかると思うか?」と聞いたところ、実際にかかる期間が9~17年(「てきすとぶっく製薬産業2009」より)に対し、日本では5割以上、アメリカでは3割以上、ヨーロッパ各国では4割以上の人が9年以下と回答。「新しいがん治療薬一つの発見、研究および製造にどれぐらいの費用がかかるかと思うか?」という質問には、各国とも6割以上が「100億円以下」「1億ドル以下」「1億ポンド以下」「1億ユーロ以下」と答え、実際にかかる150億~200億円(同)よりも少ないと考えている人が多く、実態とのギャップがあることがわかった。

 また、各国100人計600人のがん患者を対象にインターネットを使った調査も同時期に行った。「臨床試験に参加したことがあるか?」という質問では、各国とも約8割が「参加したことがない」と回答。さらに各国の6割以上は「医師と臨床試験について話し合った記憶がない」と答えた。臨床試験への考えを聞いたところ、各国患者の半数以上が「臨床試験への参加は、患者に医学研究を推進し、現在可能なものよりもよい治療を受ける機会を提供する」と回答したという。

悪性腫瘍 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/悪性腫瘍

がん対策情報 |厚生労働省

www.mhlw.go.jp › ... › 分野別の政策一覧 › 健康・医療 › 健康

がんからの生還は、医療界の黄金の規範(Money Rule)に対する反逆

2015-06-04 22:04:09 | がん

ガン産業の領域(化学療法、外科手術、放射線)の外側に、本当に効果的で安全なガンの治療法が沢山ある


Carbon Micro Coil (Helical Carbon)

ニューヨークタイムズのベストセラーになった『ノックアウト、ガンを治しているお医者さんとの対話』(Knockout: Interviewswith doctors who are curingcancer)の著者、スーザン・ソマーズが今、ガン産業全体を震撼させている。知識に基づき希望を伝える彼女の力強い、感動的なメッセージが、何百万人という読者の心に響いている。そして、読者は、従来のガン産業の領域(化学療法、外科手術、放射線)の外側に、本当に効果的で安全なガンの治療法が沢山あ ることを学びつつある。

「2010年には、ガンは世界最大の死因(殺人者)になります。皆が今のやり方のガン治療にはまり込んでいくのが心配です。ガン業界にとっては巨額な利益になることです。すでに今でも年間二千億ドルの規模になっています。このままでは患者の家族は破産します。死ぬためにお金をかけるだけです。お金をかけても、どうせ、ガリガリに痩せて、死ぬことには違いないのですから。だったら、私の本に書いてある方法を検討してみてください。ヒューストンのブルジ ンスキー博士(Dr. Burzynski)のことを調べてみてください。ニューヨークのゴンザレス博士(Dr.Gonzalez)や、ネバダのフォーサイス博士(Dr.Forsythe)のことを調べてみてください。どのお医者さんも、苛酷な化学薬品を押し付けることもないし、身体を痛めつけることもしません。別の方法を採用してます」

マンモグラフィーは、害の方が多い

「マンモグラフィーのことは『ノックアウト』に書いています。あまりにも衝撃的な事実なので、本には書きましたが、テレビでその話題を持ち出す気にはなりませんでした。マンモグラフィーについて否定的なことを言うのは、医療界の黄金の規範に反逆することになるからです。だからこの報道を昨日見たときにはワクワクしました。誰も(マンモグラフィーが起こしている害悪について)本当の事実を話していません。パンドラの箱を開けたくないのです。けなげにも マンモグラフィーを受けた沢山の女性が、マンモグラフィーでガンになったなんてことを・・・」

スーザンの本は、例によって、伝統的なガン業界とその強烈な仲間たち(主流メディア内部の若干の組織を含む)の激怒を買った。スーザンのメッセージが、伝統的なガン治療と化学療法の推進者から意地悪い攻撃を受けているのは、そのためだ。彼らは、『ノックアウト』に書かれた情報が、自分たちの(商売を続けるための)権威基盤を崩す脅威だと見ている。「私のメッセージは、巨大企業の利益を邪魔することになる」とスーザンは言っている。「でも、巨大企業が やっていることが私たちにとって良いことになるまでは、健康と人類の向上のために、私たちは声を大にして糾弾しなければなりません」(natural.news)

がん
http://cir.ncc.go.jp/
皮膚がんほくろ.tokyo.jp/category1/entry6.htm
jpop-voice.jp/cancer/daicho/i/1107/I/04.html‎
ja.wikipedia.org/wiki/悪性腫瘍‎
www.jcancer.jp/about_cancer_and.../「がん」について/主要五大がん‎

https://www.facebook.com/TokyoDdClinic


いくら抗ガン剤を使ってもガンは治らない---米国ガン治療学会 2002年

2015-06-04 22:02:55 | がん

●「米国ガン治療学会」の告白

2002年に開催された「米国ガン治療学会」で、そのハイライトとして「化学療法は患者にとって有用か」というテーマのもと、手術不能の肺ガン患者たちの臨床データが報告された。その報告によれば、肺ガンに効果が高いとされているシスプラチンを含め多種の抗ガン剤の組み合わせによる治療を施した患者グループと、全く何も治療しなかった患者グループとの比較では、前者の平均生存期間が7・7ヶ月、後者(無治療)が5・7ヶ月と報告された。つまり多額の治療費を払って苦しい思いをすれば、何もしないでいるよりも「平均して2ヶ月は延命できる」というものである。この数字は、実際の臨床研究に基づいてはじきだされたエビデンスであるだけに、非常に説得力がある。

しかし早い話、これは「いくら抗ガン剤を使ってもガンは治らない」というものであって、そこには「抗ガン剤治療の限界」がはっきりとあぶり出されている。この学会には世界中からたくさんの医師たちが参加していたと言うから、このようなエビデンスが報告されるということ自体、現代医学が「ガンは治せない」と正直に告白しているようなものであろう。

いったいなぜ現代医学はガンが治せないのか? と問いつめていくと、結局は「医学理論」の問題に行き着いてしまう。間違った医学理論からは間違った治療法しか出てこないのだ。しかもこれは「学問的な問題」といった悠長なものではなく、大勢の患者たちの「命に直接かかわる重大問題」だ。いや、これは自分の大事な家族の、自分の友の、つまり自分にとって大切な人たちのせっぱ詰まった命の問題であり、さらに言えば、いつか自分自身が直面しなければならないかもしれない問題でもあるのである。

http://www.facebook.com/TokyoDdClinic


がんより怖い慶応大病院がん治療-近藤誠生涯一講師

2015-06-04 16:20:34 | がん

「近藤誠」の画像検索結果近藤誠 慶応大学(アジア大学ランキング第53位/岡山大医同等)

 医者が信じられない。頼りになるはずなのに、不信感しか持てなくなりそうだ。このままでは、病院に行くのも怖い。そんな暗い気分にさせる、知りたくなかった医療の現実を見せつけたのが、『がんより怖いがん治療』(小学館刊)だ。がん治療、がん検診、医者の裏側を赤裸々に明かしたのは、『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋刊)で日本の医療界を敵に回した近藤誠氏。40年間にわたり医者として活動してきた慶応義塾大学病院で見てきたことや経験してきたことなどから、医療界の真実の姿を浮き彫りにする。


■ともに怖い、手術と抗がん剤治療

 第1章と第2章で明かされるのは、がん治療の怖さ。次のような実態を知れば、怖くなるだろう。勘三郎さん(歌舞伎俳優の中村勘三郎さんのこと)は、食道がんの手術から約4か月後に亡くなった。真の死因は食道の全摘手術にある。胆汁や消化液を誤嚥し、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)を引き起こしたのは、手術によって胃や気道の機能に障害を起こした結果だからだ。(※同著より)

 がんに冒された食道を全摘出し、胃袋を引き上げて代用食道を作る大手術の結果が「術死」。誰にでも起こり得ることだけに、手術への不安がかき立てられる。ならば、抗がん剤が安全かといえば、そうともいえない。

 抗がん剤が効かない最大の原因は、がん細胞を殺すと同時に、正常細胞を殺してしまうことにある。(中略)最も危険な側面は、生命に関わる重要な臓器に害を与えることだ。骨髄、循環器、呼吸器、消化器、泌尿器、中枢神経などの機能を低下させる。その結果、体は異常を来して、ひどくなると死亡する。(※同著より)

 手術も抗がん剤も信じられない。がん治療が信じられないものになっているのは、患者第一ではない医療界の体質にあった。手術は、19世紀に始まったときから、がん治療の最新、最良の技能と見なされ、医療界に君臨してきた。(中略)手先が器用で手術がうまければ、論文など書かなくても、つまり研究しなくても、出世の道が開けるのが外科である。(中略)よって、切除できそうががんは手術になって、臓器が取られてしまう。(※同著より)

 抗がん剤治療の恐ろしさは、新薬の実験台(被験者)にされることだ。(中略)第2相試験の実験台に選ばれるのは、もう何をしても治る見込みのない患者たちだ。対象になるのが、乳がん、胃がん、肺がん、卵巣がんなど、もともと抗がん剤が効かない種類のがんだからである。さらに、すでにほかの抗がん剤を使って効果が見られない患者を選んでいるからである。(中略)しかし、治る見込みがないなら、残された人生をできるだけQOLを保ちながら、穏やかに暮らしたい人も多いだろう。それを医者は、ゼロに等しい効果をちらつかせて、実験台にしてしまうのだ。(※同著より)

 がん患者は、出世と実験のために利用されるということか。医療界には、病に苦しむ人を救うという崇高な理念は微塵も残っていないのか、と絶望したくなる。

■がん検診に意味はなし

 しかし、がん治療よりもある意味で恐ろしいのが、がん検診だ。第3章では、がん患者がつくり出される現実を示す。健常者をがん患者に仕立てるのは、治療より怖い。こんな信じられないことがまかり通っている現実に、背筋が凍る。

 がん検診に意味がないことは、日本のがんによる死亡者がいっこうに減らない事実を見ればわかる。厚生労働省の統計では、がん死亡者が1950年以降、増えつづけているのだ。定期検診や人間ドックが普及し、「早期発見・早期治療」が推奨されている。検診推進派が言うように、早期がんを早期治療すれば、進行がんにならないのだとしたら、日本では早期がん患者が増えているのに、なぜ死亡者は減らないのだろうか。早期発見されるがんの多くが「がんもどき」であるからだ。(※同著より)

「がんもどき」とは、他臓器に転移しておらず、放置しても転移が生じないがんのこと。「がんもどき」をがんとして取り扱い、治療に持って行くのは、医療は産業でもあるからだ。「医は算術」という側面が露骨なまでに表出している。

 しかし今や、がん検診は多くの人の生活を支えている。検査料を稼ぐだけでなく、発見したがんを治療することで二重に稼ぐことができる。がん検診からがん治療に至るコースは、病院の大きな収入源になり、医者や職員を養っている。(中略)しかし病気になる人の数は、毎年だいたい同じである。市場規模は決まっているのだ。そこで新たな市場として、健康な人を病人に仕立て上げようとする。そのための手段が検査。(中略)今や健康な人たちが、医療産業にとって米であり石油なのだ。彼らがいないと医療産業は回っていかない。(※同著より)

 本来、「医は仁術」であるべきなのだろうが、産業としての側面もあることは理解できる。しかし健康な人を病人に仕立てるのは詐欺そのもの。医療機関に対する信頼が、音を立てて崩れていくような衝撃を受ける。

■不必要な検査や医療は受けないで

 第1章から第3章は、高い専門性を利用し、がん治療でやりたい放題のことをしている医療界の印象を強く印象づけたが、第4章以降は、間違った治療や検診に立ち向かう著者の戦いにシフト。どのように戦い、その過程で達した新境地が中心になっている。

 苛烈な戦いに、著者には味方する者などおらず、孤独な戦いを強いられる。そのため採用した戦法が、メディア利用し患者を味方につけることだった。『文藝春秋』にある論文が掲載されるとき、二人の娘に対して語ったことが、戦いの苛烈さを物語っている。

 原稿を編集部に渡し、輪転機が回っている頃、ぼくはふたりの娘を呼び寄せて語った。「パパはこれから外科を相手に一戦かまえる。それで、いろいろ迫害されて、うちは貧しくなるかもしれない。覚悟しておいてくれ」と。(※同著より)

 そして、戦いは無傷では済まず、代償が伴う。著者が支払った代償は、出世の道を完全に断たれたことだった。覚悟を決め、万年講師の道を受け入れた著者だが、覚悟を決めた人間は強く、しぶとい。万年講師生活で得られた時間を使って最新の医学論文を読み込み、メディアを利用してこれまでのがん治療やがん検診を真っ向から否定する言論活動を活発に展開する。その真骨頂といえるものが、『患者よ、がんと戦うな』であった。

 面白くないのが、真っ向から否定された医療界。なりふり構わず著者を潰しにかかる。しかし、そんな医療界をよそに、患者は著者に味方し、著者の外来を訪れる新患は後を絶たない。セカンドオピニオンを求めて来る人が多いことから、著者は治療をせず相談だけを受けるセカンドオピニオン外来を開く。医療界との戦いから著者が読者に伝えたかったことは何か。それは、次の記述で明確に示されている。

 人は自然にまかせて生活するのが一番健やかに、長生きできる。だから読者には、不必要な検査や医療を受けないようにしてもらいたい。そのためには医療や治療法の知識以外に、医療業界の有り様について知っておくことも必要だろう。知らないとカモにされるのである。ほかの業種ならカモられたところで、お金や財産を失うだけだが、医療では最悪の場合、命がなくなる。(※同著より)

 医療は産業。治療代と検査代を稼ぎたい病院に、製薬会社や医療機器会社の思惑も絡む。様々な思惑が絡む複雑な構図の中で病院の言いなりにばかりになっていれば、助かる命も助からないことだってある。長生きしたければ、賢くなるしかない。これが、著者が読者に伝えたいメッセージである。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150314-00010001-dime-soci

船瀬俊介 ガンで死んだら110番 五月書房(2008)
近藤誠 大学病院が患者を死なせるとき 講談社(2003)
近藤誠 大病院「手術名医」の嘘 講談社(2004)
近藤誠、清水とよ子 医療ミス(2003)





近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来

www.kondo-makoto.com/

近藤誠 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/近藤誠

何度でも言う がんとは決して闘うな - 本の話 - 文藝春秋

hon.bunshun.jp › 自著を語る

「病院は金のためなら平気で子宮を奪う」異端医師・近藤誠氏の ...

www.sankei.com/premium/news/141206/prm1412060011-n1.html

日本の年間40万人の癌死の内大半が治療死--日本の医療レベルは一流自画自賛

2015-06-04 16:20:11 | がん

「がん検診・治療ワールド」の画像検索結果

がん検診・治療ワールド結成でやりたい放題

日本人の死因の多くは「がん」によるものだが、その多くが「がんもどき」であるとし、『がん放置療法のすすめ―患者150人の証言』 (文春新書)などの著書がある医師・近藤誠氏が、がん治療の現状を解説する。

 * * *
 海外では最近、がん検診による“過剰診断”が問題になっている。米国の比較試験では、検診を受けた群の肺がん死亡者が未検診群を上回った。他の比較試験でもがん検診の有効性が否定されており、スイスやカナダなど、科学的知見から各種がん検診をとりやめる勧告を出した国も多い。

 ところが日本では病院、医師、医療機器メーカー、厚労省などが「がん検診・治療ワールド」を結成し、過剰診断で健康な人を「がん患者」に仕立てている。そして「がんもどき」を「治すべきがん」として、手術や治療など「医療介入」を始める。最大の問題は、その「がん治療」が患者の寿命を縮めることだ。

 たとえば手術と放射線治療で治療成績に差がない部位のがんでも、外科医は手術で切除したがる。しかし、人間に本来備わっている臓器を摘出すれば、当然患者の体全体に悪影響が生じる。手術によって患部の抵抗力が落ち、がん細胞が増殖する危険もある。

 抗がん剤もリスクだらけだ。急性白血病や悪性リンパ腫、小児がん、睾丸腫瘍、子宮絨毛がんは抗がん剤で治る可能性があるが、がんの9割を占める肺がん、胃がん、前立腺がん、乳がんなど固形がんに抗がん剤を投与すると、正常な細胞まで破壊する。吐き気、脱毛、食欲不振などの症状が出る他、最悪の場合は骨髄、循環器、消化器など生命にかかわる重要な生体機能を低下させ、患者を死に追いやる。

 日本の年間40万人近いがん死のうち、大半がそうした「治療死」と考えられる。つまり、がんが怖いのではなく、がんの治療とそれを行なう医者が怖いのである。

 多くの日本人はがんと診断されると思考が停止してしまい、医者の言いなりになりがちだ。がんと告げられれば大きなショックを受けるだろうが、患者は自分でできるだけ正確な情報を集め、押し寄せる不安には知性と理性を用いて対抗してほしい。


http://www.news-postseven.com/archives/20150201_296316.html


中村勘三郎さん がん検診したことで死期が早まった

2015-06-04 16:19:36 | がん

近著『医者に殺されない47の心得』が108万部のベストセラーになっている医師の近藤誠さんは、25年間、独自のがん治療法を訴え続けてきた。

「初期であろうと末期であろうと、がん患者はなるべく臓器を温存したほうが生活の質も上がり、むしろ寿命が延びる」──それが近藤医師の考え方だ。さらに、がん検診について、すればするほど、がん患者にされてしまう。誤診や、検診による大量の被ばくにも大きな問題がある。がん検診をしても寿命は延びない、とその不必要性を説く。

「がん検診をすると、患者にされてしまう可能性があるので注意が必要です。例えば日本では、胃がん細胞が上皮内にとどまった状態の非浸潤がんでも、がんと診断されます。しかし欧米では、周囲の健康な組織までがん細胞が浸み出すように増殖した浸潤がんのみをがんと定義しています。欧米では認められていない8~9割の症状を、日本ではがんと言っているのです」(近藤医師、以下「」内同じ)

 がんと診断されると、医師の勧めで手術や抗がん剤を施されることが極めて多い。また、がん検診は誤診も問題にされてきたが、近年は「検診自体に意味がない」というのが世界の医療の潮流だという。

「がん検診したグループとしないグループの死亡率には、変化がないというデータが出ています」

 CTやPET検診は放射線の被ばく量が多く、それが発がんの引き金になるという指摘もある。

 中村勘三郎さん(享年57)は自覚症状がない状態で人間ドックに入り、食道がんが見つかった。すでにリンパ節への転移があったが、食道全摘手術を選択。誤嚥により肺炎を併発、亡くなった。「検査でがんとわかり、手術を行ったことが死期を早めた」というのが近藤医師の意見だ
http://www.news-postseven.com/archives/20140221_242369.html


胃がん--今いくよ

2015-06-04 16:19:14 | がん

先日5月28日、漫才コンビ、今いくよ・くるよとして活躍した今いくよさんが、胃がんのため67歳で亡くなりました。いくよさんは昨年2014年9月に体調不良を訴え、検査したところ胃がんが見つかりました。手術はせず抗がん剤治療などを行っていました。

同日に俳優の今井雅之さんが54歳大腸がんで亡くなったという報道があり、ここ数日がんで亡くなる有名人の訃報が続いています。3人に1人はがんで亡くなる時代となった現代、がんは他人事ではなく身近な病気になりつつあります。

がんの死亡順位では、男性は第1位が肺がん、2位が胃がん、3位が大腸がん、女性は第1位が大腸がん、2位が肺がん、3位が胃がん、となっています。
胃がんは、日本人に多いがんで、肺がんに抜かれるまでは、がんの死因ではトップでした。現在、罹患率では、患者数が最も多いのが胃がんです。男女比は、2対1と男性に多く、男女とも60代に発症のピークがあります。
早期発見が非常に有効とされ、100%治癒することも可能であると言われています。


◆胃がんはどこにできる?
胃は、みなさんご存知の通り、腹部にある袋状のもので、食道と小腸の間にあります。
食道から胃への入り口部分を噴門部、胃から十二指腸につながる出口部分を幽門部(ゆうもんぶ)といいます。胃の壁は、5層に分かれています。
主な役割は、食物を一時的に貯蔵することと消化する働きがあります。
食べ物を食べると喉から食道を通って胃に入ります。胃に入った食べ物をしばらくは貯めておき、段々固形状の食べ物を砕いて細かくして、胃液と混ぜ合わせ消化して、少しずつ十二指腸に送り出します。
胃がんは、胃の壁の最も内側の粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞になったものです。
細胞の分類としては、腺組織と呼ばれる上皮組織から発生する腺がんです。分化型と未分化型とがあり、治療方針も違ってきます。胃がんの最もできやすいのは幽門前庭部です。


◆胃がんの原因は?
生活習慣は、胃がんの発生に大きく関係しています。特に食生活ですが、胃がんを引き起こす一番の要因は、塩分の摂りすぎです。一度に多量の塩分をとると胃壁の粘液を溶かしてしまいます。
そうなると発がん物質がしみこみやすくなるといわれています。また野菜や果物の摂取不足も指摘されています。最近になって、ヘリコパクター・ピロリ菌という細菌が胃の中にすみついて、胃がんの原因になっていることがわかってきました。
この菌は50歳以上の日本人の約8割が保菌しています。感染している人すべてが胃がんになるわけではありませんが、除菌療法が胃がんにかかるリスクを低くするという結果がでたため、除菌療法が推奨されています。
また、タバコやストレスも胃がんを発生させる要因にあげられています。


◆胃がんの症状とは?
胃がんの初期症状は、何となく続く胃の不快感や食欲不振、胃や胸のもたれ、吐き気やゲップ、体重減少、黒色の便が出る、貧血による倦怠感やふらつきなどがあげられます。
これらは、日常生活ではよくあることなので、そのまま放置してしまうことがあります。
さらに進行してくると、嘔吐、吐血、血痰、下血、体重の急激な減少、不眠、口内炎や舌炎、息切れや動悸、などの症状がでてきます。


◆胃がんにならないためには
40歳を超えたら、無症状でも内視鏡やX線検査による健康診断を定期的に行うことが早期発見につながります。自覚症状がなく早期に発見された人の5年生存率は97%で、胃がんは、早く見つけさえすれば完全に治せる病気になっています。

また、胃は、食べ物が直接入ってくるところですから、食生活と密接に関係します。
日本人の伝統的な食生活である、漬物、塩辛、塩蔵魚卵、味噌汁など高塩分食品を取っていると胃がんになりやすいことがわかってきています。

塩分を控えめにすることがポイントです。また、野菜や果物をたくさん食べて、ビタミンCとカロテノイド(赤や黄色の食べ物に含まれている)の摂取量が多い人は、胃がんの発生は低く、肉類、チーズ、パンやバターなどいわゆる欧米型食生活と胃がんの関連は出ていません。

野菜、果物、大豆食品、海藻、きのこ、牛乳、豆、ヨーグルトなど、バランスよく摂取する食生活を心がけましょう。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150702-00000002-mocosuku-hlth


胃がん

2015-06-03 14:31:10 | がん

宮迫博之だけじゃない!40代胃がんを生き抜くための知恵

 

12月7日、雨上がり決死隊・宮迫博之(42)が初期の胃がん手術を受けた。5時間におよんだ手術は無事成功。術後の経過も良好だと伝えられている。42歳、突然の胃がん発見。あなたも例外ではない。急な事態に困惑しないように、本誌は”40代胃がんを生き抜く方法”を専門家に聞いてみた。

 

胃がんは早期の発見が鍵。検診で発見される胃がんのうち7割が初期のがんだという。『がんサポート』編集長の深見輝明氏は次のように語る。

 

「胃がんに限らず、がんは自覚症状のない病気。人間ドックなどを定期的に受診するべきでしょう。最近は技術が発達して胃カメラの検査が楽に受けられるので、胃カメラもオススメです。日常生活では、昔からいわれていることですが塩けものの過剰摂取は避けるなど、食生活に気をつけることが大切です」

 

それでもがんになってしまったらどうすればいいのか?医療ジャーナリストの鳥集徹氏は、病院選びのポイントをこう解説する。

 

「まずはがん診療連携拠点病院かどうか。国で指定されたがん拠点病院は全国に397あり、『がん対策情報センター』のHPで確認できます。がん拠点病院には、がん相談支援センターがあり、無料で相談にのってもらえます。次に手術件数。最低でも100例の実績がある病院を選んでください」

 

よりよい治療を受けるには、ほかの医者の話を聞くのも大事だと鳥集氏はいう。

 

「診療を受けたい先生を見つけたら、主治医の先生に積極的に相談すべきです。最近では学閥の壁が低くなっていて患者さんが希望すれば、他大学の先生の紹介状も書いてもらえます。また、別の専門医の意見を聞くセカンドオピニオンも有効です」

 

いざ手術、入院となったら費用はいくらくらいかかるのか?保険ジャーナリストの垣畑光哉氏はこう話す。

 

「一般的にいってがん治療には、高額療養費制度が適用されます。ですからどんな治療をしても、健保適応の範囲なら患者の負担は月に8万円ちょっとで抑えられます。初期の胃がんにかかった場合に、入院期間を20日前後とすれば、初期費用は40万円程度みておけばいいと思います」

 

胃がんは早期治療を施せば5年生存率は98%以上というデータもある。働き盛りの40代。もしがんが見つかったら、これからの人生のためにも、しっかりと治すために手間を惜しまぬよう努めたい。

http://jisin.jp/serial/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88/healty/5825


日本の医者は絶対言わない/やっても無駄な治療50(米国医学会提唱)

2015-06-02 22:44:51 | がん

がん、心臓病、糖尿病、前立腺肥大、認知症、腰痛の患者やこれから検査に行こうという人は必読

アメリカ医学会で、患者優先の医療を求める動きを、日本の医学会は見て見ぬふりし、あげくは、医者が患者に「医療の常識」を押しつけている

 

米国医学会「無駄な医療行為追放キャンペーン」で挙げられた主な項目

 

インスリン不使用の2型糖尿病患者が家庭で血糖測定をするのは、ほとんど無意味である

症状のない人が健康診断を受けるのは、ほとんど無意味である

予測される寿命が10年以内の人ががん検診を受けるのは、ほとんど無意味である

軽症の喘息や気管支炎の子供にX線(レントゲン)検査をするのは無駄である

子供の逆流性食道炎に胃酸抑制の薬を使うのは無駄である

ストレス性胃潰瘍になりがちな人が予防のために薬を飲むのは無駄である

認知症の高齢者に胃瘻をするのは避けた方がよい

認知症による行動障害が現われても、「まず薬」で対処してはいけない

頭部を打ったからといって、CT検査をするのは、ほとんど無意味である

子供に多い停留睾丸に超音波検査をするのは、ほとんど無意味である

前立腺肥大の検査をするのは、ほとんど無意味である

初めて前立腺がんと診断された患者の骨転移の検査は不要である

失神したからといって、CT検査やMRI検査をするのは、ほとんど無意味である

ウイルス性の副鼻腔炎などに抗菌薬(抗生物質〕を服用するのは無駄である

単純な熱性痙攣にCT検査やMRI検査をしてはいけない

4歳以下の子供の風邪に薬を使ってはいけない

30~65歳の女性で子宮頸がんの細胞検査を毎年受けるのは、ほとんど無意味である

腹痛などの症状がない女性が卵巣がんの検診を受けるのは、ほとんど無意味である

ST上昇型心筋梗塞であっても、詰まっていない血管に予防のためのステントはしてはいけない

2種類以上の向精神病薬を一緒に使用するのは避けたほうがいい

心臓弁置換手術の退院前に心エコー検査をするのは無駄である

ステージ1(初期〕の非小細胞肺がんで、症状がないのに脳の画像検査は避けたほうがいい

初期の乳がん患者が転移を調べるために画像診断を受けるのは、ほとんど無意味である

全てのがん患者にまで分子標的薬を使用してはいけない

乳がんの温存療法のひとつとしてIMRT(強度変調放射線)治療をするのは、ほとんど無意味である

子供の盲腸(虫垂炎)で、いきなりCT検査をするのは無駄である

内科系の外来患者へのX線検査は、ほとんど無意味である

大腸の内視鏡検査は10年に1度で十分である

頭痛の原因を調べるための脳波検査は無駄である

爪水虫のように見えても、その半数の患者には飲み薬は無意味である

蕁麻疹の原因を調べるための検査は、ほとんど無意味である

心臓病以外の手術で、手術前後に心エコー検査をするのは無駄である

健康な人に対するがん検診のPET検査やCT検査は、ほとんど無意味である

心筋梗塞などの予防のための冠動脈CT検査は無駄である

足を引きずる症状や虚血の症状がなければ、脚の末梢血管を拡げるための再灌流療法は無駄である

腰痛を治すために48時間以上横になるのは、ほとんど無意味である

予想される寿命の短い透析患者が、がん検診を受けるのは避けた方がよい

病気の予防のためのビタミン以外のサプリメント服用は避けたほうがいい

ウィルス性の流行性角結膜炎に抗菌薬(抗生物質)を使用するのは無駄である

頭痛の治療のために、薬局の頭痛薬を週に3日以上使用してはいけない

膝の関節痛にグルコサミンやコンドロイチンを服用するのは無駄である

骨粗鬆症のDXA(骨密度)検査を2年に1度以上やるのは無駄である

 

学会名

米国総合内科学会

米国病院協会

米国老年医学会

米国泌尿器科学会

米国小児科学会

米国産科婦人科学会

米国精神医学会

米国胸部外科学会

米国腫瘍内科学会

米国放射線学会

米国消化器学会

米国皮膚科学会

米国心エコー図学会

米国心血管CT学会

北米脊椎学会

米国臨床中毒学会

米国頭痛学会

米国リウマチ学会

 

参考:

週間ポスト 第45巻、第47号、52~55ページ(2013)小学館

米国有名医学会が提唱する、やっても無駄な治療50

 

従順な患者は、早死にする。(がん 癌 治療 手術 抗がん剤 放射線)人気 ...

www.d4.dion.ne.jp/~doi-jimu/byouin.htm

患者よ、癌と闘うな? - DTI

www.ceres.dti.ne.jp/~gengen/cancer.html

[実+] 検診でガンにされ、無駄な治療で殺されるガン患者 - ガイドミー!

news.guideme.jp/kiji/bac520eab5db291631f6f8287a214e64

延命治療 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/延命治療
 

L-システインが胃がんのリスクを減らす

2015-06-02 19:59:00 | がん

お酒に弱い人、いわゆる下戸とよばれる人たちですが、なんとお酒に強い人よりも、胃がんになりやすいって知っていましたか?
先日、東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野の飯島克則講師らが行った実験によると、お酒に弱い人ほど、アルコールを飲酒したときに生じるアセトアルデヒドが高濃度のまま長時間、胃液の中にとどまるということが明らかになりました。胃液中のアセトアルデヒドは胃がんのリスク因子だと言われています。

また、同実験では非必須アミノ酸である「L-システイン」の投与が、胃液中のアセトアルデヒドの増加を抑えられることも明らかになりました。
ここでは、日本人にも多いと言われる胃がんとリスクを減らすといわれる「L-システイン」についてみてみましょう。

 

胃がんはどんな病気?

胃がんは全世界で男女ともにがん死亡のうち3番目に多い原因であり、東アジアにおいては最も高い死亡率を占めます。
胃がんの原因の多くは、ピロリ菌への感染や喫煙や食生活など生活習慣などで起こりますが、飲酒、特にお酒に弱い人は胃がんのリスクが高まると言われています。
胃がんは自覚症状がでにくいがんの1つです。がんが胃の入り口付近に発生した場合や、がんと一緒に胃潰瘍などがある場合は、消化不良、胃の痛み・もたれ、胸やけ、げっぷ、吐き気・おう吐、嚥下困難(飲み込みにくくなる)などが現れます。しかしこれらは胃炎や胃潰瘍とも良く似ているため、見過ごされてしまうこともあります。

 

お酒に強い人、弱い人の違いは何?

アセトアルデヒドは、発がん物質とされ、食道がん、胃がんをはじめとするアルコール摂取と関連するがんの重要な発がん因子と考えられています。
先日、岡山大学の発表でも、「舌表面の汚れの付着面積が大きい人は、アセトアルデヒドの濃度が高く、口の中のアセトアルデヒドは、口や喉のがんの原因になる」という発表がありました。
アセトアルデヒドは「ALDH2」という酵素によって酢酸へと代謝されますが、「ALDH2」の2つタイプ(活性型・不活性型)によって代謝速度に個人差があるといわれています。
代謝が遅いALDH2不活性型の人は、少量の飲酒でもアセトアルデヒドが体内に蓄積し、顔が赤くなったり動悸などを引きおこすといわれ、いわゆる「下戸」と呼ばれる人たちのことです。
この研究では、アルコール投与後に胃液中のアセトアルデヒド濃度が、お酒に弱い人(ALDH2不活性型)ではお酒に強い人(活性型)に比べて5.6倍も増加していることが明らかになりました。
ALDH2不活性型は、アジア人に多く、日本国内では30~40%がALDH2不活性型だといわれています。

 

胃がんのリスクを減らす「L-システイン」とは?

また、今回の研究では、非必須アミノ酸である「L-システイン」の投与が、胃液中のアセトアルデヒドの増加を抑えられることも明らかになりました。
ALDH2活性型では67%、ALDH2不活性型では60%のアセトアルデヒドの低下が観察され、その効果は2時間持続しました。これは「L-システイン」が、胃がんのリスクを減らす可能性があることを示しています。

「L-システイン」はヨーロッパの多くの国で使用されている健康食品であり、日本でも「L-システイン」が成分に入っている市販薬が「二日酔いを改善する」と話題になっていました。
二日酔い予防のため飲酒前にサプリメントを服用している人は多いと言いますが、将来的には、二日酔いの改善だけではなく、胃がんを予防するために「L-システイン」を服用する人がでてくるかもしれませね。

参考:
東北大学プレスリリース

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20150330_02web.pdf


現代医学にがんは治せない、医者に殺されるな!

2015-05-28 00:30:00 | がん

●「米国ガン治療学会」の告白

2002年に開催された「米国ガン治療学会」で、そのハイライトとして「化学療法は患者にとって有用か」というテーマのもと、手術不能の肺ガン患者たちの臨床データが報告された。その報告によれば、肺ガンに効果が高いとされているシスプラチンを含め多種の抗ガン剤の組み合わせによる治療を施した患者グループと、全く何も治療しなかった患者グループとの比較では、前者の平均生存期間が7・7ヶ月、後者(無治療)が5・7ヶ月と報告された。つまり多額の治療費を払って苦しい思いをすれば、何もしないでいるよりも「平均して2ヶ月は延命できる」というものである。この数字は、実際の臨床研究に基づいてはじきだされたエビデンスであるだけに、非常に説得力がある。

しかし早い話、これは「いくら抗ガン剤を使ってもガンは治らない」というものであって、そこには「抗ガン剤治療の限界」がはっきりとあぶり出されている。この学会には世界中からたくさんの医師たちが参加していたと言うから、このようなエビデンスが報告されるということ自体、現代医学が「ガンは治せない」と正直に告白しているようなものであろう。

いったいなぜ現代医学はガンが治せないのか? と問いつめていくと、結局は「医学理論」の問題に行き着いてしまう。間違った医学理論からは間違った治療法しか出てこないのだ。しかもこれは「学問的な問題」といった悠長なものではなく、大勢の患者たちの「命に直接かかわる重大問題」だ。いや、これは自分の大事な家族の、自分の友の、つまり自分にとって大切な人たちのせっぱ詰まった命の問題であり、さらに言えば、いつか自分自身が直面しなければならないかもしれない問題でもあるのである。

もう癌治療をしている人も、癌治療をされる人も時代遅れのバカなのである

カナダの肺癌専門医に「あなたが癌患者だったらどんな治療法を望むか?」という興味深いアンケートがある。肺癌は3A期と設定する。末期癌の前の状態と思ってもらえばよい。軽い疲労感がある状態と設定する。手術も一応可能であるとする。さて、このアンケートの結果だが、まず無治療を望んだ人が22%もいた。「手術」を希望した医者はわずか6%しかいなかった。抗癌剤の化学療法は5%とそれ以下であった。

さて、日本ではこの状態であった場合、どの教科書にも確実に医学治療が勧められている。たとえば「肺がん診断マニュアル(医学書院)」では100%手術が勧められている。さらに抗癌剤も「手術例でも、非手術例でも、これらの治療成績の向上には、化学療法が最も重要な、役割を果たすものと考えられている」とある。

さて、さらにカナダに戻ると「手術と化学療法の併用」を希望した医者は、わずか3%しかいない。

抗がん剤とはがん細胞を殺す目的で使用する細胞毒だが、実際は癌を殺せるわけではないのだ。そのことをほかならぬ日本の癌の専門医たちはよく知っている。なので彼らは「ボクが癌にかかったら、こんな治療はしないでね♡」と看護士に念押しして飲み会で酒を飲んでいるが、実際は不要な手術をしたり抗がん剤を盛ったり放射線を浴びせたりする。


もう癌治療をしている人も、癌治療をされる人も時代遅れのバカなのである。

http://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/466145586802533


がん治療によって医者に殺される

“現役医師”の立場から
忠告させてもらいます。

『病気で医者に頼ると危ない!』

残念ながらこれは事実です。

現代人の死因1位はガンですが、
正直な話をしてしまうと

“ガンで死ぬのではなく、
 ガン治療によって殺される”

と言っても過言ではありません。

私は15年以上外科医として活動し、
20年以上医者として最前線に立ち続けています。

現場を体験し続けた人間として断言しますと
残念なことに西洋医学はガンに対して無力です。

手術、抗がん剤、放射線治療、
この3大治療法がガンに有効だという
科学的根拠が実は存在しないのです。

と、いうよりも

『現代医学が病気に対して完全に無力』

これが事実です。

私たち医者が治せる病気というのは
病気全体の0.01%以下しかありません。

風邪すら治せないのです。
だから『薬』を出して
誤魔化す以外に何も出来ないのです。

私の医者としての経験は
自分が病気になった時医者に行く、
というのは心から遠慮するべきと告げています。

薬という名の毒を大量に摂取する羽目になり、
ただでさえ弱った身体をボロボロにさせられます。

医者に頼れない以上、
自分の身は自分で守るしかありません。

医者に殺される最後を回避せよ!

崎谷博征医師
http://www.facebook.com/sakitanihiroyuki