普段の内閣は2軍、日本の危機に際して、超法規的に突然現れるザ・キャビネット最強の影の内閣。
首相は藤原家の末裔京都の公家「二条友麿」、官房長官は会津出身「松平杜方」、総務大臣は山口出身「高杉松五郎」、法務大臣は長野出身「島崎楼村」、外務大臣は高知出身「坂本万次郎」、財務大臣は大阪出身「浪速秀吉」、文部科学大臣は浅草出身「新門辰郎」、防衛大臣は広島出身「山本軍治」、国家公安委員長は鹿児島出身「西郷利明」など・・・歴史上の偉人が現代にいてくれたら思わせてくれるエンターテイメント。日の丸・君が代、教育、外交などの難問にもあっさりと的確な方針を打ち出し、誇りと責任をもって実行する閣僚は頼もしい。
北朝鮮が日本に向けたミサイルに燃料注入中から始まるストーリー。これは痛快です。こんな内閣があったら支持率90%は間違いありません。その他の登場人物もあれ?これって今の。。。と思わずニヤリ・・・パロディとしても最高、現状の内閣を見ているとまさにこれこそやってほしい政治と共感します。
室積光氏が理想の内閣を描いた架空政治小説。
笑いながら考えさせれ、奇想天外な展開も最高です。