羽鳥湖高原徒然記

福島県羽鳥湖高原 ルークのお父さんのなんでも雑記帖

陽だまりの彼女

2012年02月28日 | 読書
始めて読む越谷オサム氏の作品「陽だまりの彼女」(新潮文庫)
帯には彼女が彼氏に一番読ませたい恋愛小説とあります
叔父さんが読んでいいのかと思いながら、一気に読んでしまいました

鉄道広告の営業マンの主人公がクライアントを訪れると中学生時代の同級生「真緒」に出会う・・・
真緒は浩介の通う中学に転入してきた、ちょっと変な子、知能レベルが低くクラスではいじめの対象だった。陰湿ないじめに憤り浩介は庇うが彼もクラスでは浮いてしまう
10年ぶりに再開した真緒は一流女子大を卒業、キャリアウーマンになっていた
二人は急速に距離を縮め、結ばれる・・・

ありがちな設定で始まるラブストーリー?
みずみずしいタッチで描く青春物語は一気に読ませてくれます
真緒の過去の秘密、結婚後の謎の行動、物語はほほえましい恋愛から急展開でサスペンスタッチ、そしてファンタジーモードへ・・・

ラストはこう来たか
言われてみれば伏線がありましたね
残念ながら想像はつきませんでした
ハッピーエンド?それとも?
こんな恋愛小説もいいんじゃないかな

温かい気持ちになれますよ。。。

このところ日本の小説ばかりだったので翻訳ものは登場人物が覚えにくいんですが・・・
友人から借りたスウェーデンの作家スティーグ・ラーソン『ミレニアム』
三部作「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」を一気に読んじゃいましょうか