花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

クロアチアフォトエッセイ~その4:写真に撮りたかったラストケ村

2014年12月05日 10時48分31秒 | 旅エッセイ⑭~クロアチア
                                                      

 朝、ホテルを出発して3時間半、やっとプリトヴィッテェ湖群国立公園近くのレストランに到着した。昼食である。田舎にポツンと建つ、こじんまりとしたかわいいレストランである。余分な事だが、世界遺産の近くと言っても、我々しか客はいなく、よく商売できるなぁと感心した。出てきた料理はやはりますのグリルであった。日本のますより大きく、おいしかった。

 プリトヴィッテェ湖群は、入山した時から霧の中である。山の天気だから午後からくずれやすい。写真によく出てくる段差のある雄大な滝の連続した景色は、残念ながら霧にかすんで、目を細めながら何となくその情景がおぼろげに見た。雨量が多く滝壺の木道は立ち入り禁止であった。でもよく見ると人がいる。中国人ツアーにちがいない。偏見であろうか。旅行すると中国人の負のイメージが焼き付いてはなれない。
 途中、ゲート間を行き交う電動バスに出会った。環境に配慮しているのだろうと思いきや、バスの排気口からは、ディーゼル車の特有な臭いが排気口から出ていた。どういうことなのか。英語がしゃべれたら聞いてみたい。

 それにしてもスケールがどでかい。木立をぬって木道の下を水が流れるなど水量は豊富だ。木道の近くには、秋の草花のシクラメンが咲いていた。日本より花は小ぶりである。10月初旬は、紅葉の季節だ。黄色に色づく葉はあるが、真っ赤の葉はない。でも緑の中では映える。

 
 次の日、プリトヴィッテェ湖群国立公園の帰り、30分ぐらい走った所でバスが徐行した。添乗員さんが、ここはラストケ村とアナウンスした。本当はクロアチアのラストケ村をテレビで見てから、ぜひ行ってみたいと思っていた。私は、車窓からほんの少しだけ眺めた。思っていたように滝の中に村があるように目に映った。プリトヴィッテェ湖群国立公園は、大自然の美しさであり、ラストケ村は、生活の場と自然のかかわりがあり、違ったすごさがある。私は、写真を撮りたいから停まって下さいと言いたかった。しかし、38人のツアー客の前では、言い出せなかった。後で、添乗員さんに聞いたら、このルートを通るのは、運転手次第で解らなかったと言う。まぁ、ちらっと見えただけでも幸せなのかも知れなせん。私にとっては、これからもまぼろしの風景として続いていくことでしょう。

 クロアチアからスロベニアへ国境越えする前に、ドライブインでトイレ休憩になった。近くのコンビニで、クロアチアの国旗がデザインされたリキュールを買おうとしてレジに持っていた。いざお金を払おうとした時、財布がないと青ざめた。バスに戻って財布がないと騒いだ。何が何でもこのままバスが出発するのはまずいと思い、とっさの判断である。そして、棚に置いたショルダーバックの中を開いたら、財布があった。私は、貴重品は、トラベルチョッキにしまうことにしている。ポケットの使用場所をいつも一定にすると安心できるよと、友達にもそれを薦めていた。二重の自分のミスが発覚して、穴があったら入りたい気持であった。
 
 
    

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