花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

マレーシアフォトエッセイ~その3:高原リゾート・キャメロンハイランド

2014年03月23日 10時02分15秒 | 旅エッセイ⑫~マレーシア
                              
                        
                                       
               
               

 KL市内観光(国立モスク、独立広場、ペトロナスツインタワーの絶景ポイント)をし、KLセントラル駅に向かった。駅は、各路線の集まるところでにぎわっていた。私が乗った鉄道(ETS)の車掌さんは、とてもきれいな人でどうみてもファッショナブルな制服から車掌とは思えなかった。快く写真を撮らせてもらって握手までしてもらった。
 スリムリバー駅からバスに乗り換え、延々と峠越えを繰り返した。夕方、やっと標高約1500mに位置するキャメロンハイランドに着いた。今までの湿気を伴う暑さから解放された。日本て言う蓼科、軽井沢のようなリゾート地である。

 私たちが宿泊したヘリテージホテルキャメロンハイランドは、その高台にあり、部屋からの眺めは最高であった。しかし、私は、観光の途中に寄ったホテルがたまたま良かっただけで、リゾート気分にリラックスしている暇はない。さぁ、夕食だ。今日はスチームボード。日本でいう水炊きである。鍋が、二つに仕切られ、辛いスープとふつうのスープに分けられている。私たちは、我先にと食いまくった。あげくのはて仕切り版の上にしらたしきがまたぎあい、スープは混じり合い区別がつかなくなった。何せビールはがぶがぶと飲んで、大笑いをしまくった。周りはさぞ迷惑だったことでしょう。

 このホテルのロビーにある掲示板には、キャメロン会という日本人会の絵画サークル、テニスサークル等活動の予定表が掲示してあった。時折それを覗きこむ住人に出くわした。私たち旅人にも気軽に話しかけてくる。そのなかには20年ぐらいこの地で暮している人もいた。
 このホテルの上の階は、ロングステイ、ショートステイ者専用の住まいになっていて、旅行者の一部の人たちは、その部屋の中を見せてもらったり、話を聞いていた。
 私には、いくら年金で生活できるといっても、1週間ぐらいならまだしも、どうみてものんびり過ぎて、飽きてしまいそうである。

 ペナン島に向かう途中に、クアラカンサーにある黄金色のドームをもつウブディアモスクに立ち寄り、ブッキメラにあるオラウータン保護島に行った。

 ガイドの呉さんが、マレーシア観光の最初の頃、皆さん「ひろし」にあいにきたかと問いかけていた。わたしは、何の事だかさっぱり解らなかった。そして、やっと理解した。日本の姉妹都市である福岡市長が当地を訪れた時に、オラウータンの赤ちゃんが誕生し、それにちなんでそのオラウータンの名前を市長の「ひろし」からとったとのことである。
 
 呉さんは、周りもびっくりするような声で、「ひろし!」「ひろし!」「ひろしあいにきたよ!」「今日はバナナ持ってこなかったけど、またもってくるからな!」と連呼した。係員も苦笑いするさなか、それに応えて私たちの近くに寄ってきてポーズをとったのだ。さすが呉さん。お互い分かり合えている。


                
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