花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

上海水郷フォトエッセイ~その3「まばゆい出会い」

2009年04月08日 17時27分54秒 | 旅エッセイ②~上海
          

          

          

 上海の近郊である江南地方は、至る所に運河があり、水郷をメーンにした観光地がある。
 私は、生活感漂う蘇州の運河、観光客で賑やかな周荘の古運河、風光明媚な水郷である西塘、烏鎮の水郷、水路がめぐらされた魯迅の故郷紹興など各地を観光したはずなのだが、あまりにも多くの箇所をまわったため、どこがどうだったかなのか思い出せない。特に印象に残った事が断片的に入っただけであった。
 その中で一番印象に残った出来事は、中国女性に身振り手振りで呼び止められた事であった。私のほうから声をかけたいぐらいなのに、相手のほうから「写真を撮ってください」と言わんばかりの内容であった。異国の若い女性からのアピールに私の胸は躍った。彼女は自らポーズを撮ってきた。彼女は、素顔でありのままでじゅうぶんきれいだ。日本語や英語での会話も間々ならず困惑していたとき、ツアー仲間で少し中国語が話せる人を交えて、彼女とお友達になろうと私は懸命にアッタックをするのだが話はかみ合わない。知り得た情報は、彼女は江南大学の学生と言うこととメールアドレスのみ。
 帰国後、早速彼女に写真を添えてメールを試みた。パソコンでの自動翻訳の助けを借り、英語と中国語の文で送っても通じない。手書きのアドレスが間違っていたのか、それとも何かのトラブルであろうか残念!

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上海水郷フォトエッセイ~その4「一杯のコーヒー」

2009年04月08日 17時27分27秒 | 旅エッセイ②~上海
            

            

           

            



 日本中どこに行ってもコーヒーと言えばほぼ同じ様な味である。それほど人々に愛され国民的な飲み物になっている。しかし、所変えればそうではない。トルコではコーヒーという言葉が通じない。ネスカフェと言う。味はイマイチ。チャが一般的な飲み物である。韓国では、ハングル語が読めないと注文しにくい。スターバックスを探すのが手っ取り早い。
上海近辺は、200万都市が多くあるが、ちょっとコーヒーでもと店を探してもなかなか見つからない。珈琲に似た漢字が目印だ。
 8日間でいくつかの店に入ったがおいしい珈琲に出会わなかった。最終日に東京のxxxによく似た上海中心部のカフェテラスのある外人客の多い店に入った。造りはスタバのような形式であった。出された珈琲は、ウインナー珈琲を非常に甘くしたようなもので珈琲本来の香りとは程遠かった。後でその近くにスタバがあったと聞き残念でたまらない。
 あるホテルの近くの珈琲と大きく書かれたところに入った。中は広いラウンジになっていて、入っているお客さんはまばらであった。珈琲の種類もいくつかあってモカ珈琲を注文した。なかなか珈琲がでてこない。そしたら、かわいいウエイトレスさんが退屈そうな私に雑誌を私に手渡した。私が余り興味なさそうに思えたのか今度は英語の雑誌を持ってきてくれた。当然、私は写真のみをみた。
 15分位してやっと珈琲がきた。珈琲プラスデザートの盛り合わせとビスッケトと飴をテーブルに置いた。私が注文したのは珈琲のみのはず。そのことを何とか聞くと付け出しのようなものと解った。
 やはり珈琲の味や香りはモカではない。でも、にこっとわらうとかわいい彼女に面して許してあげよう。私は、その時に限ってカメラを持っていなく悔やまれる。 
 私は、珈琲にまさる気持ちよいひと時がすごせた。
 
 

 
 
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上海水郷フォトエッセイ~その5「突っ走る三輪車」

2009年04月08日 17時26分55秒 | 旅エッセイ②~上海
            

           

            

 上海の近郊、紹興酒の産地で有名な紹興と言う町を観光した。町と言っても200万人以上の人口を有する大都会である。夕闇くれる頃、三輪車という日本の観光地で見られる人力車と同じような形をした自転車である。
 一緒に乗ろうとしたカメラ仲間は、私と同様メタボで一緒に乗るのをあきらめ、私より身軽の人と同乗した。一応ことわってから乗ったが、それでもなんとなく気がひけた。
 外套に照らされた水路のみなもとその周りに立ち並ぶ家々の明かりがロマンチックであり、また、時折そこに住む人々の生活が垣間見れて情緒豊であった。夕食を囲む団欒には、子供と年寄りの姿を多く見かけた。
 私は、高度成長期の中国では働き手は忙しいのではと憶測した。
 三輪車はスリル満天である。混雑する交差点も車と同じ様に道路を走り、しかも運転する人は左右、後を振り返ることなく突っ走る。乗っている人は、たまったものでない。すぐ横に車が接近する。乗客からは悲鳴とも思える声が聞こえた。もしぶつかったらと思うとぞーとした。と言うのも中国では信号機があっても、ルールが守られるとは限らないからだ。
 ホテルまでの道のりは、かれこれ4,50分かかっただろうか。汗をかきながら目もくれずにペダルを漕ぎ続ける運転手に申し訳ないと思いつつ、私は夜の街を楽しんだ。夜店で買い物をする人や道端で会話する人など,その土地に住む人々の日常が風と共に飛び込んできた。その心地よい風は、その人々と同じ空気感を漂わせた。
 
 
 
 
 
 
 
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トルコフォトエッセイ~その1「つかみオッケイ!」

2009年04月07日 20時34分31秒 | 旅エッセイ①~トルコ
                

         
       
 私は、5月7日から5月14日までのトルコツアーに参加した。参加者は、13名とこじんまりとして、家庭的な雰囲気であった。その中で驚いたことは、80歳前後のご夫妻が、流暢な英語を話されたことだ。奥さんは、いまでも英会話教室に通っていると言う。
 私の話した英語は、サンキュー、ジャパン、ナゴヤ、サイトシーイング、ノーサンキューぐらいだ。それでも、写真を快く撮らせてもらったり、お茶をおごってもらったり、サイコロでするゲームにわざわざ椅子を用意して教えてくれた。私は、トルコの人の心をかいまみた爽快感をあじわった。
 今回の旅行で判ったことは、話が通じなくても、相手の目をみてにこっとすれば、つかみはオッケイ!でもやっぱり、もっとコミュニケーションをとりたい。

 
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トルコフォトエッセイ~その2「ミーハーな私!」

2009年04月07日 20時34分06秒 | 旅エッセイ①~トルコ
     

     

     

 旅行6日目、カッパドキア地方にある石灰岩で作られた洞窟集落を観光した。そして、そのひとつの洞窟住宅に住む家庭を訪問した。洞窟の中は、15人ぐらいが壁側に座れる広さであった。
 現地のガイドさんが、数年前、テレビの取材で女優の竹内結子さんが泊まった家庭であると言うやいやな、だれかが「私、テレビのウルルン滞在記でお母さんを見た」と言った。どよめきがあがった。そう言われて、私も別れを惜しんで涙を流したお母さんの顔を思いだした。
 お嫁さんの手作りケーキは、甘さが程よくトルコで食べた中では一番おいしかった。おそらくおいしい、おいしいと言って竹内さんも食べたことであろう。わたしもその場をその情景を共有できて最高!
 帰り際、私は、ウルルンのラストシーンのようにお母さんにハグをしてもらった。ある人は、別れを惜しんで涙ぐむ人も。
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