皮膚病(尋常性乾癬、アトピー)専門神戸寶元堂薬局ブログ

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11月に旬を迎える薬膳食材

2024-11-16 06:11:27 | 薬膳

11月に旬を迎える食材は、薬膳の視点からも大変有用で、秋から冬に移る時期に適した栄養素が多く含まれています。この季節には、冷えや乾燥から体を守る温性の食材や、免疫力をサポートする成分が豊富なものが多く出回ります。

まず、秋の後半から冬にかけて旬を迎える「里芋」は、消化を助ける作用があり、胃腸を穏やかに温めてくれます。里芋の粘り気の成分には消化器を保護する働きがあり、便秘や腸の不調にも良いとされています。また、体を温める力が強くないため、普段から冷えが気になる方や体質が「寒」の傾向にある方にも適しています。里芋の味噌汁や煮物は、この季節にぴったりの一品です。

次に、「カブ」も11月が旬の食材で、特にカブの葉にはビタミンCが豊富に含まれ、免疫力をサポートします。カブの根の部分には、胃腸の働きを助け、体の余分な熱を取り除く効果があります。薬膳的には、カブは体内の水分バランスを整え、乾燥しがちな秋冬の肌や喉を潤す作用が期待されます。すりおろしたり、汁物に加えたりすることで、体を温めつつも潤いを与えます。

「柿」も秋から初冬にかけての代表的な果物で、ビタミンCとカロテンが豊富に含まれており、寒い季節に体を強くする果物とされています。薬膳的には柿には体の余分な熱を冷まし、消化を助ける効果があるとされるため、食べ過ぎによる胸焼けや口の渇き、喉の痛みを和らげてくれるでしょう。しかし、冷やす作用もあるため、体が冷えやすい人は加熱して食べることもおすすめです。たとえば、柿を天ぷらや焼き物にすると、冷やす作用が和らぎ、腸内環境も整えられます。

また、11月は「サツマイモ」の旬でもあります。サツマイモは「補気」作用が強く、エネルギーを補い、体力の維持に貢献します。ビタミンCや食物繊維も多く含まれ、便秘解消や血糖値の安定にも効果的です。薬膳の観点では、サツマイモは「甘味」に分類され、気を補い、胃腸の働きを高める役割があります。焼き芋や蒸し芋にすると消化に良く、体を内側から温める作用が強まるため、冬の冷え対策としても重宝されます。

最後に、11月が旬の「レンコン」は、体の余分な熱を取り除き、肺を潤す効果があるとされています。乾燥しがちな冬の空気に対して、喉や呼吸器を守る作用が期待されるため、風邪予防や乾燥肌対策としてもおすすめです。また、レンコンは胃腸にも優しいため、煮物や炒め物に加えれば、体を温めながら肺をケアする薬膳料理として活用できます。

は、薬膳の視点からも大変有用で、秋から冬に移る時期に適した栄養素が多く含まれています。この季節には、冷えや乾燥から体を守る温性の食材や、免疫力をサポートする成分が豊富なものが多く出回ります。

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