近隣の屋根が飛んできて台風被害に遭われたお客様の足場架け!保険で足場を架けて
これから屋根工事をするのですが屋根を見るとあちこち破壊されてます(>_<)
近隣の屋根が飛んできて台風被害に遭われたお客様の足場架け!保険で足場を架けて
これから屋根工事をするのですが屋根を見るとあちこち破壊されてます(>_<)
強風で屋根材が飛ばされちゃったお宅。
ちょっと対応してくれる~?と仲間からTEL!
見に行くと屋根の傾斜が10寸勾配で45度(>_<)
やばい!死ぬ。足場ないと登れない
お客さんと話し合って保険対応で直すことにしました。
既存カラーベスト上から粘着防水シートのガムロンシート張りで防水性能向上と
既存屋根落下防止策を施し、金属屋根をカバー工法^^
急勾配なので屋根足場も設置!
横葺きの金属屋根をカバー工法で施工することで廃材費を節約!
お客様の負担を軽くすることが出来ます^^
今回はアスベスト材が入ってない既存屋根だったのでいいのですが
入ってるタイプは廃材費も高くカバー工法をしたくなるのだが
害はないレベルとはいえお客様の理解が必要!
今回、不運にも風で屋根材が飛ばされてしまいましたが保険で直す
部分のお金は保険屋さんから下りて追加を出すことで15年以上持つ
屋根のメンテナンスを行えたので結果的にはお客さんにも喜んでもらえたので
不幸中の幸いとはこのこと!よかった、よかった(^O^)
ハウスメーカーの被害に遭われた屋根解体作業。
まずは棟ばらしから(^∇^)
瓦をはがしていくと新築時にやった瓦のゴミが瓦の下から出てきました。
ごみ捨て代をケチったり、屋根から下ろすのが面倒でこういうことする
業者さんがかなり居ます(>_<)ホントむかつくわ!
やっと既存瓦を下ろして瓦の下に詰められてたゴミなどを撤去
太陽光の金具もはずして下地が見えてきた(^∇^)
はがし終わるとなんと!野地板が9mmでした(>_<)
急遽、12mm野地板を上から張り、総厚み21mmに補強
バラ板で9mmなら分かるがベニヤで9mmで建てちゃう
ハウスメーカーって建売以下じゃん!
新たにルーフィング2重葺きしてキズリ、瓦残施工新規下地完了!
大棟に換気棟がなく下地が腐ってたので換気棟を施工し
葺き始め!太陽光の取付金具を受け入れるので金具の位置を
出しながら葺いていきます
太陽光業者に位置を教えながら微調整で瓦をけずり
葺いていきます(^∇^)瓦の山部分に取り付けないと
雨が入ってしまうので瓦を葺く前の位置出しが肝です!
ツバメの古い巣があったので清掃!(^∇^)
居なくてよかった!ツバメがいるとなんか取りずらいし
微妙な気分になる(>_<)
平瓦を葺き終わり、次は棟取り。
強力棟を付け高さを取ります!次は腐らないように
樹脂材の棟を強力棟金具に付け施工(^∇^)
棟1本、1本に止水付きパッキンビスで留めていきます
瓦工事完成!あとは太陽光業者を待つだけ(^∇^)
太陽光パネル取付!1カ月近い日にちをかけ完成しました。
これで20~30年はほぼ何もしないでも大丈夫なので
お施主さんに話すととても喜んでくれました(^∇^)
ハウスメーカーの被害に遭われたのは運がなかったですが
なんとか一生住める家に出来たので本当によかったです!
今日も瓦葺き直しの現場(^o^)
太陽光施工業者を施主さんが手配していたのですが信用がおけないので監督して欲しいと依頼されました!
施主さんの言う通り!なんと見積りには金具代を15万円も取ってるのに古い金具を使い回してたのでどういうこと!?って聞くと分からないの一点張りでした(T^T)
分からないってあなたが見積り出して工事してるのに頭平気?ってつい言ってしまった(>_<)
施主さん素人だから騙せると思ったんですかね~!
施主さんは騙されずに済んでありがとうって喜んでくれたんで良かったけど(^o^)
太陽光に関してちゃんとした業者さんも中にはいると思いますが元々屋根の知識のない人が屋根に穴空けてるので裁判沙汰になってるケースも沢山あるのです。今回の太陽光業者も名前は出しませんがA社は関東のあちこちに支店を置いてる大きな会社ですが中身はチンピラみたいな工事でした。慎重に業者は選びましょうね!
築ギリギリ10年過ぎた有名ハウスメーカー施工のお宅で下地がたった10年で腐り強風で隣の家に瓦が飛びガラスを割り、外壁などを傷つけてしまったそうです。有名ハウスメーカーは既に対応拒否し逃げてしまったそうでかなりひどい施工をしていた為、屋根を下地ごと施主さん全額負担で自宅を直し隣の家の修繕費も半分負担するハメになりました。
なんとか当社がアドバイザーとして保険屋さんに交渉し50万程度の負担減をしてあげられましたがひどい話です(>_<)
現在、当社で屋根葺き直し中です
棟を積み上げて掃除するとこんな感じに綺麗になります
耐震瓦工事はまだまだ普及が進んでませんが大きな地震に備えて
ぜひ、考えて見てください。一度工事すれば30年~50年くらいは持ちますし
なにより安心して暮らせることがとても価値あることだと思いますからね!
棟部は前の記事にも書きましたがこんな感じに下地に鉄筋を立てて固定していきます
このガイドライン工法は大きな地震が来てもビクともしません
のし瓦をステンレス番線とステンレス釘で鉄筋に固定していきます(写真は隅棟部)
瓦の中に詰められたゴミを取りながら一枚、一枚釘打ち
あまり知られていませんが瓦は昔の建物だと特に全ての瓦に釘打ちはしてません。
瓦桟という写真に写ってる横になってる木材に引っ掛けてるだけの場合があるので
強風対策の為、全て釘で打ち込んでいきます
耐震瓦工事をしてきました(*^_^*)
事前の調査で新築時にやった工務店さんの職人が屋根の瓦の中にゴミを詰めていたことが分かり
全て撤去しながらの工事でした。
新築時にゴミの処理代やゴミを屋根から下ろすのがめんどくさいから屋根材裏に詰
めちゃう職人って結構いるんですよ!
気をつけましょうね
こちらは本業の瓦工事。丸いのがいっぱい見えるのが
本葺瓦!通常の瓦と違い2つのピースに分けて施工する
この瓦は社寺などに多く使われています(*^_^*)
まだ飾り棟と大棟の工事が残っていてまだこれからも
かかりますがこの状態でもきれいですね!
この屋根は今で言う野地板と違い、昔で言う野地板。
バラ板の下地を組んでおり、てり屋根状に屋根が
反ってる為に緻密な割付と熟練した基本技術が必要な
瓦工事な為、職人の経験値と成熟度が試される名誉な
仕事と思います(^O^)
てり部から袖にかけての高さや巴の高さをきれいに出して
施工しててやっぱりうめぇな!田邊さんって思いました。
俺ん家もきれいにやってくれてありがとう(*^_^*)
ということで今日は耐震棟取り直し工事をUPします
阪神大震災や東日本大震災で壊れた瓦を見てみると
殆どの瓦の家は棟の部分は崩れるが家の強度不足による
倒壊や半壊がない限りは棟部分が崩れてるだけの状態が多く
現地に行くとブルーシートが棟部に今でもかかってます
ご紹介する耐震棟工法は大きな地震来ても崩れません
何故なら屋根に鉄筋を固定し一枚一枚棟を固定するからです
写真は鉄筋を固定する前の金具で野地に直接固定します
鉄筋を固定したらなんばんを詰めながらステンレスの番線で
のしを一枚一枚固定していきます
なんばんは昔の泥を詰めて漆喰で仕上げるやり方と違い
一種類のもので固めていく為、剥離がなく丈夫です
横から見ると良くわかりますね
野地に直接効かした金具に鉄筋を固定してステンレス番線で
のしをさらに固定した上に内側からセンメントのようなもので
固めてるイメージ基礎工事みたいになってますね
鬼瓦の固定も鉄筋でもちろん固定
通常は下り棟ののし瓦の中を番線が上から
通してきて鬼瓦を吊り、のしを積んであるのですが
耐震工法では鉄筋が鬼瓦の前まで通してあるので
従来のように10~15年位で鬼が倒れてくるなどの
トラブルはありません
又、通常の棟積みだと鬼瓦を直す際は棟をバラさないと
出来ませんでしたが耐震工法であれば鉄筋が鬼瓦の前まで
通してあるので鬼瓦と棟の先端を崩すだけで済みます
耐震棟工法は1度やっておけば建物下地が弱って来ない限り
30年~50年くらいの間大きなお金がかかることがなく
地震にも強いのでぜひ、検討してみて下さい
出来上がり~
瓦は日本の風土、四季に対応した素晴らしい屋根材です
海外の屋根材も当社では施工してますがやはり世界的に
見ても日本の瓦が一番だと思います
焼き物ですから大事に使えば100年でも200年でも使えますし
立て替え時に次の家に使用することも出来ます
是非、瓦ユーザーさん達大事に使って下さいね
今回はカラーベスト屋根からカラーベスト屋根への葺き替え工事です
まず現場へ行き、屋根の状態確認と実測に伺いました
アンテナが乗ってますね
(下屋根)
カラーベスト材が割れて補修をした跡があります
ここにはエアコンの室外機がありますね
(下屋根)
壁際の雨押え板金が浮き上がってます
中をのぞくとヌキ板(板金を止める下地木)に
雨水が結構当たってきてるせいか黒ずんできてます
そのほか軒先の方の屋根下地が少し痛んで踏むと
ふわふわしてました。
この状況をお客様に報告しお見積りを作成
今回はヌキ板が傷んでることなどでまた腐ってきたらと
不安になるかもと思い、ヌキ板を檜の乾燥材で見積りました
その後、無事ご成約頂きました。
ありがとうございます
さぁ屋根葺き替え工事着工です
工事を行う前にご近所さんへの近隣挨拶を工事日前に
お施主様と私達で行います。近隣の方が工事を知らなくて工事中に多少のホコリが飛んだりして洗濯物を汚してしまったり、車を止めていたら邪魔な場所も地域事情で違ったりしますので事前に工事日と工事内容のご連絡を近隣挨拶で行うことがとても大事です。
その他、工事日前日までにカラーコーンの設置や連絡先の表示、資格必要工事の場合は資格者表記などの掲示を行い、近隣配慮を十分に行いつつ工事に入ります。
さっそく屋根をはがします。
カラーベストは先日ブログで公開した通り、葺き替えの必要な建物の殆どがアスベスト入りの屋根の為(㈱ニチハ パミールを除く)
当社ではオール手はがしで既存のカラーベストを割らないように
一枚、一枚はがしていきます
これはカラーベストにおけるアスベスト知識でお話したようにアスベストの飛散を防ぐ為に手間がかかりますが一枚ずつ行います
既存のカラーベストをはがしていくと前のルーフィング
(屋根の防水シート)が出てきました。
これから屋根材を全て下ろして下地の清掃やチェックを行い
新たに野地板を張り増していきます
上の写真のように既存の野地板が傷んでいても新規に野地板を打つことで釘の保持力や屋根荷重に対する耐力を向上させることが出来ます。
傷んでいるものにそのまま釘を打ってもスカスカになって釘が抜けてしまうこともあるので現場調査の際に痛みがある場合は
新規に野地板を張り増しします
今回はTVのアンテナがあるのでアンテナを動かしながら張りました
つぎに新規にルーフィングを張り、新規カラーベストを荷上げして
葺き始めます
これは雪止め雪止めの役割は雪が降って屋根に積もった時に雪が溶け出して一気に雪のかたまりが落ちて雨樋を曲げたり、通行人や車に被害を出さないように取り付けます。
新規のカラーベストが葺きあがりました。
この後、役物の板金や換気棟を取り付けます
これは屋根頂上部に穴を開けて小屋裏に溜まってる熱い空気を外に出してやる作業です。詳しくはブログに公開してる屋根の自然換気を起すをご覧ください
換気棟を付けると高さが少し高くなる感じ
あとは板金や屋根の清掃をして終了です
このお宅は築3年の建売住宅で屋根はカラーベスト、外壁はサイディングの仕様でした。
症状としては2Fバルコニーに面する子供部屋勾配天井部の壁伝いに染みが出てきたとのことで調査を開始致しました。
まず勾配天井部に穴を開け、内部の状況を確認します。
天井に施工してあったグラスウール断熱材が水で染みており、汚れています。
断熱材をはずしてみると屋根の野地板裏にカビが繁殖しており、水分を含んでいます。
当初、雨漏れがすると連絡が入りましたが調べてみると漏水した形跡はなく、小屋裏の熱で溜まった湿気で発生したものと原因を絞り込みました。
原因は上の写真のように勾配天井の状態でグラスウール状の断熱材を入れた場合はふわふわとしている為、野地板裏側とグラスウールの間に隙間がなく安定した通風経路が取れない状態になり、屋根頂上部に換気棟もない状態では小屋裏の暖まった空気が行き場を失い結露を起すことになります。
下の写真が断熱材を撤去をしたもので断熱材は桟木の上に乗せてある状態です。
Q
この物件は外壁材がサイディングで壁の中に通気層を作る通気工法を用いてます。
しかし何故?結露が発生してしまったのか?
A
建物に風が当たる場合、建物の下から上へ風が吹き動いてます。土台部から外部の空気を受け入れてサイディングの裏側の通気層に空気が通り軒天有孔板、ダンパー、屋根換気棟などの掃気部の空気の動きによって外部へ排気されています。(風力、温度差による発生圧力)
これはよくご家庭で窓を開けて換気するのに窓を開けた反対側、又は上の部屋の窓を開けるとよく換気する 原理に似ています。この物件にはせっかくサイディング材での通気工法を取っていたにも関わらず屋根頂上部の換気棟はなく、軒天のダンパーなどが施工してありましたが施工位置が効果の期待出来ない部分に付いていた為、湿気が排出されずに結露となり、グラスウール断熱材に染み込み2F天井の壁面からクロスの接着剤と混じり症状として出てきたと判断します。
さあ!換気棟を付けて湿気を飛ばしましょう!!
上の写真は既存の屋根棟板金をはがし、換気棟取付け部のヌキ板などを撤去したところです。
次に上の写真のように野地のてっぺんに穴を開けます。
屋根の表面温度は夏場で70℃超と言われ小屋裏の温度はおよそ60℃前後になると言われています。部屋の中ではエアコンで冷やす状態になり、冬場では屋根表面は冷たい空気にさらされ部屋は暖めて過ごす為に小屋裏結露が発生します。この穴を開けた時は夏場で熱風と同時に陽炎が立つ程に暖まっており、施工する際も突風が目に当たるので注意が必要な程でした。
次に換気棟を取り付けます。
上の写真のようにまず換気棟取り付け部にコーキングを付けます。これは換気棟と屋根材の間から水が入らないよう防水の意味と換気棟を真っ直ぐに調整するのにコーキングの方が調整しやすい為です。
当社では上の下段に写っているジェイベック㈱てっぺん換気棟を採用しています。黒い板状のものが換気棟本体になります。この換気棟は1本あたりの有効換気面積524?で風速50mの風にも雨水の浸水を許さない優れ物です。
換気棟てっぺんにヌキ板を固定します。
上の写真のように換気棟てっぺんの上にヌキ板を固定し、他の棟部にも板金の釘打ちしろを取る為、ヌキ板を固定します。
水返し加工
次に換気棟てっぺんを取り付ける両端部取り合いに板金加工して立ち上げを折り水返しを作ります。
板金取り合い防水処理
立ち上げした水返し板金と換気棟の間に隙間なくコーキングを充填します。
棟板金取り付け
先程の防水処理した上から加工した棟板金を取り付けます。下の水返し加工の立ち上げにかぶるように下に加工します。
棟板金固定
棟板金側面から下地に入れたヌキ板端部を狙って釘を打ち固定します。
換気棟てっぺん取り付け完了!!
最後に板金の重なりあった外側もコーキングで防水処理して完成!換気棟側面の換気孔から掃気します。
補足
Q
この物件は建売で何棟かある中でこの家だけが今回の結露による漏水を起しました。何故?
A
これは現在の建築事情と深く関係しています。今回、お客様の希望で勾配天井で広く見せたい!その上で予算がないので追加を安く納めたいように建築業者に申し入れたそうです。それを聞いた建築担当者がお客様のニーズに応えるのと同時に自社の利益を当然求めなければならない為、設計の計算上ではこれで大丈夫だからとローコストな材料とローコストの職人を手配してしまった経験不足に原因があるようでした。本来であればこのようなことが起こり得るので最低でもあとこのぐらいの予算がかかりますと説明があるべきですがそういう説明はなかったそうで結果的に建築担当者のこれで良しとする水準が低かった為に起きた現象と言えます。
まとめ
今回の家は勾配天井部の漏水でした。換気棟がついてなかったことと断熱材と野地板の間の空気層が狭まっていた為に水分を含んだ空気が密集している状態が結露発生の原因ですが換気棟がついていたとしても十分に空気が抜けるとは言えません。勾配天井の場合、通常の小屋裏のように空気が動くスペースが少ない為に綿密な空気層への配慮を行わなければ今回のようなケースが発生する可能性が極めて高まります。
この物件では室内天井部の断熱材が乗っていた桟木の下にボード状の発泡断熱材を下から打ちつけることで桟木分の厚さの空気層を多く稼ぎバルコニー外部軒天部に換気ダンパーを取り付け、換気棟てっぺんの掃気部に空気の動きを誘発させる考えで施工し問題解決しました。
感想
昔の家は寒くて風通しが良すぎるくらいでした。しかし、家の築年数は50年を超えてもなお家族を守る家として立派に役目を果たしてくれています。もっと風通しの良い仏閣や社寺は100~200年経っても腐ることなく未だに現役です。それは今のように部屋が暖かくなく、部屋と小屋裏などの温度差が殆どない状態の建物だったからです。技術や材料の進化で現代建築は住みやすい環境を求める一方で日本には四季があり、風土を理解する建築は住みづらく全てを叶えようとすればコストが上がり、建築が難しくなっていく現実を受け止めなければいけない建築関係者の経験不足が今回のような漏水などの原因を生み出していると感じます。
今回はちょっと難しい話をします
今、一般住宅でカラーベストとという屋根材を使用していますがこれにはアスベストが入っているのではないか?という質問をよく受けます。
この質問に答える為、アスベスト入りカラーベストの認識と取扱方法を簡単にご説明しますのでカラーベストメーカーから入手したアスベスド有率の表が上記に貼ってあるのでご覧ください
旧クボタ コロニアルと旧松下電工 フルベストでアスベストを使用していた時期が違います。
旧クボタではニューコロニアルというのが一般的で旧松下電工ではフルベスト20というのが一般的に多く使用されました。
主にこの2社の材料の形状を総称してカラーベストといい、その後両社はクボタ松下外装㈱としてその後合併して現在もカラーベストメーカーとして営業をしています。
表を見て頂くとアスベスト混入製造していた時期が最近まで続けているのが分かるでしょうか
つまり屋根葺き替えが必要な年数の建物は殆ど全ての住宅でアスベスト入りのカラーベストが葺いてあることがこの表で分かります
幸いカラーベストのアスベスド有の危険度等級は3等級で一番低い等級でなおかつ成形板に該当する為、安全性は割と高いと言えます
(成形板の為、割らない限り飛散性がない為)
屋根葺き替え時に気をつけなければいけないことは旧クボタではH13年12月まで、旧松下電工ではH15年6月までアスベストを混入して製造していた為に屋根をはがす際も石綿取扱従事者が作業にあたらなければならないことや現場からの廃材処理も通常の産業廃棄物処理業者ではなく、アスベスト専門の収集運搬、処理免許を持った業者に頼まなければなりません。
環境省の指導ではアスベスド有1重量%以上のものはその対象となり、撤去作業もカラーベストの切断や破砕は最小限にし、必要に応じて散水しながらの撤去を推奨しています。
当社では屋根材のはがしはオール手作業でなるべく割らないように作業し極力散水作業をしなくていいようにしています。
(かなり人手がいりますが)
人が住んでなければいいのですが住宅は倉庫と違いますからはがした屋根に散水して雨漏れしたら大変です
又、はがした屋根材料をきちんと適正に処理したかどうかのマニュフェスト伝票をお客様に提示しています。アスベスト入りのカラーベストを専門業者に処理してもらうと通常の処理コストより高く、コストを安くあげる為に無資格者に産廃の処理を依頼しトラブルになるケースが少しずつ多くなっており、差別化を図る為に当社では皆様に確認協力をお願いしています。
(補足)
『カラーベスト製造メーカーで㈱ニチハが出していたパミールという
カラーベストがあります
このメーカーのカラーベストは例外で発売以来アスベストを混入せず製造していたのでパミールが葺いている家はアスベストは一切入ってません。
通常の産業廃棄物処理で出来る為、アスベスト入りのものと比べコストも安く心配がありません。
当時、当社はこのパミールを勧めており当社施工のカラーベストは
全てパミールで葺いてありますのでご安心を