まず、棚の取付けをしたい場所に印をします。
今回はクロスなどを汚さないようにひもとテープなどを使って印をつけたいと思います。高さを出す時は床がひどく曲がっていなければ床からスケールで高さを測り、そこにひもを固定します。このときのひもの位置は棚板の下場位置に設定します。
次に下地を探して下穴(先穴)を開けます。通常部屋の壁に考えなしに釘やビスを打つと下地が石膏ボード約12㎜に貫通するだけになってしまうのですぐ抜けてしまったり、電気の配線をキズつけてしまったりと心配が絶えません。
そこである程度正確に下地を見つける方法としては一般木造住宅の場合、柱が芯寸法455ミリピッチかメーターモジュールでは500㎜ピッチに入っていますのでその中心を割り出せば柱の上に石膏ボードをそのまま張ってありますから電気の配線をキズつける心配がないわけです。
しかし、どこを基準にそれを見つけるのかが分からない!そんな声を聞きまして簡単に判断する寸法を教えておきます。まず、棚をつけたい壁面の端に3.5寸柱(105㎜角柱)がある場合、端から約390㎜地点が柱下地位置、4寸柱(120㎜角柱)がある場合、端から約383㎜地点が柱下地位置となります。これは石膏ボード厚12㎜の場合ですが一般的に多く普及してるのは12㎜物だと考えて下さい。柱位置の一本目が出たらそこから尺モジュールなら455㎜、メーターモジュールなら500㎜ピッチに印をして叩いて音を確認して下さい。管柱(幅30㎜程度)などにあたってしまう場合は音で確認しきれないのでホームセンターなどにある下地チェッカーなどを使って確認するといいでしょう。(コンセントのある場所の柱は避けて下さい)
次に棚受けを取りつけます。先程のひも印部に沿わせて棚受け金具の天端を揃え、ビスで止めます。この時、ビスなどを完全に締めずに仮止めして下さい。棚受け金具のよれや棚板の木がある程度反っていたりしますのであとで調整出来るように棚受け金具の上の穴に仮止めとします。
棚受け金具を3本仮止め。この棚受け金具はホームセンターで1本800円くらいでした。^^
次に棚板を乗せて棚板のよれ、棚受け金具のよれを見ていきます。この棚板はホームセンターで1100円(長さ1820㎜、幅230㎜、厚さ20)長さは適当にのこぎりで切って下さい。
今度はいよいよ棚板と棚受け金具を固定します。棚の厚さに応じて厚さを超えない長さのビスで固定して下さい。長いと飛び出ますよ!
棚板と棚受け金具の固定が済んだらひもとテープで印をした目印を取ってから棚受け金具の仮止めビスを本締めして下さい。後で取ろうとすると挟まって取りにくくなります。
完成!ホームセンターで買った棚板1100円、棚受け金具800円×3ケ、ビス230円総額3730円でキッチン棚が出来ました。しっかりした棚受け金具や棚板を選べば結構重い物を乗せても平気です。
みなさんも頑張ってチャレンジ!!してみて下さいね^^