久しぶりに仕事のUPをしようと思います
今日は外壁材のサイディング金具留めについてお話しますね
もともとサイディングの施工方法には釘打ちと金具留めがあって
たまにどっちがいいの?などと聞かれますが共に
メリットとデメリットがあります
①釘打ち施工
メリット 安価で金具留めより重量が軽く、リフォームなどでの
張り替え時のメンテナンス性が良い。
デメリット 建物の動きや揺れなどの影響で場所によりクラックなど
が入りやすい。
厚さが薄い為、金具施工に比べると意匠性に劣る
釘が目立つなど。
②金具施工
メリット 厚さがある為、テクスチャーが作りやすく意匠性が良い。
ある程度揺れや建物の動きに対して追従性がある為
クラックが出にくい。
塗装グレードが良いものを選べば塗装寿命が伸ばせる
効果がある。
デメリット 厚さがある為、重量が重い。施工期間が釘打ちに
比べると多くかかる。釘打ちに比べると高価など
以上のようにそれぞれにメリット、デメリットがあるのでご自分に
あった物を予算の中でお選び頂くのが一番良いと思います
上の写真で真ん中に銀色の金具が映っているが
分かりますでしょうか?平部(板に使用する)金具です
板の上端に固定し、その上から下の写真のように
差し込みます
つまり、金具で下の板を固定して上の板を支えるイメージです
金具を留めるものはメーカー推奨ではビスで固定としてますが
ビスは固定強度が強いが故に地震の揺れや建物の動きに
よってビス自体の固定支持が頑張りすぎて
折れたりすることがあるので動きの出やすいポイントは
ステンレスの釘の方が良いと思います。
釘はコシがあり、揺れたり動いたりするものには
ある程度追従性がある為、とても適してると思います
昔から存続している社寺仏閣にビスは
使用してませんからね
おそらくメーカーさんの考えでは強度強いビスが試験データで
いい数字が出るので推奨しているのだろうと思いますが
『事件は現場で起きてるんだ』と言いたいとこです
これはコーナー(出隅)部の金具です。
金具にメーカーの名前が書いてあるのがわかりますか?
これは純正金具で施工しています
我々はメーカーの正規代理店ですから純正で施工するのは
当たり前ですが中には海賊版の安い金具を標準で
使用しているところも多々あるのです
純正品を使用しないとその時点で10年保証は
受けれなくなります何せ正規施工じゃなくなりますから
必ず、施工会社が正規品を使用した正規の施工店かを
確認しておかないとトラブルの際、めんどくさいことに
なりますのでご注意を