ということで今日は耐震棟取り直し工事をUPします
阪神大震災や東日本大震災で壊れた瓦を見てみると
殆どの瓦の家は棟の部分は崩れるが家の強度不足による
倒壊や半壊がない限りは棟部分が崩れてるだけの状態が多く
現地に行くとブルーシートが棟部に今でもかかってます
ご紹介する耐震棟工法は大きな地震来ても崩れません
何故なら屋根に鉄筋を固定し一枚一枚棟を固定するからです
写真は鉄筋を固定する前の金具で野地に直接固定します
鉄筋を固定したらなんばんを詰めながらステンレスの番線で
のしを一枚一枚固定していきます
なんばんは昔の泥を詰めて漆喰で仕上げるやり方と違い
一種類のもので固めていく為、剥離がなく丈夫です
横から見ると良くわかりますね
野地に直接効かした金具に鉄筋を固定してステンレス番線で
のしをさらに固定した上に内側からセンメントのようなもので
固めてるイメージ基礎工事みたいになってますね
鬼瓦の固定も鉄筋でもちろん固定
通常は下り棟ののし瓦の中を番線が上から
通してきて鬼瓦を吊り、のしを積んであるのですが
耐震工法では鉄筋が鬼瓦の前まで通してあるので
従来のように10~15年位で鬼が倒れてくるなどの
トラブルはありません
又、通常の棟積みだと鬼瓦を直す際は棟をバラさないと
出来ませんでしたが耐震工法であれば鉄筋が鬼瓦の前まで
通してあるので鬼瓦と棟の先端を崩すだけで済みます
耐震棟工法は1度やっておけば建物下地が弱って来ない限り
30年~50年くらいの間大きなお金がかかることがなく
地震にも強いのでぜひ、検討してみて下さい
出来上がり~
瓦は日本の風土、四季に対応した素晴らしい屋根材です
海外の屋根材も当社では施工してますがやはり世界的に
見ても日本の瓦が一番だと思います
焼き物ですから大事に使えば100年でも200年でも使えますし
立て替え時に次の家に使用することも出来ます
是非、瓦ユーザーさん達大事に使って下さいね
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