HOW さんの 電子化 スキャン 撮影 記

電子化、デジタルファイリング始めてみようよ。
日常や過去を画像・映像で記録してファイリングしよう。

午前十時の映画祭 FINAL

2019年04月14日 | マイブーム
自宅オフィスでデータ入力の仕事をしているとどうしても作業が深夜におよび夜型の生活になってしまう。
午前10時に映画を観るなんて考えられなかった。
でも10年続いてきた「午前十時の映画祭」が今年度で終わりになってしまう。
ファイナルということで、今年度のラインナップが名作、傑作、秀作揃い。
見逃せない作品が目白押し。
なんとか時間に都合をつけて参戦せねば。

今年度はじめの作品はスピルバーグの「未知との遭遇」ファイナルカット版
「未知との遭遇」は、自分のその後まで影響された作品。
小中学生から映画大好き小僧でTVで放送される映画はほぼすべて見てきた。当時毎日のように映画がTV放送されていた。
もっぱら観る専門の映画小僧だったが、「未知との遭遇」を観たことで自ら映画を創りたい方にスイッチが変わってしまった作品である。
音と光、音楽と映像が見事に融合。セリフも必要ない。 衝撃を受けた。
活字では表現できない映画ならではの、映画だからこその作品。
映画・映像表現の可能性と、第三種接近遭遇してしまった作品。

ただ、「未知との遭遇」は映画熱を冷ましてしまう作品でもあった。
のちにディレクターズカットとか特別編とか、余計なものがいっぱい足されて本来のよいところを台無しにしてしまった。
以前も記したことあるが、マザーシップの中に入っちゃだめでしょう。
「星に願いを」♪ がBGMで。

スピルバーグは目に見えないもの、実態がわからないものが迫ってくるときのハラハラ・ドキドキがたまらなく魅力だったんだよ。
「激突」のあおり運転するトレーラー
「ジョーズ」の海からじわじわ音楽とともに迫ってくるヤツ
ネタバレしてしまうと台無しになってしまうんだ。
最初からサメ出してしまうと未だに派生作品が続く、B級サメ映画になってしまう。
宇宙人とフレンドリーになりすぎると「E.T.」みたいに、もはやメルヘン映画。

マザーシップの中見たい人は「インディペンデンス・デイ」で見れる。
好戦的な宇宙人と接したければ前回の「バトルシップ」

今回の「未知との遭遇」ファイナルカット版はマザーシップの中がなかった。
余計なものがすっかり整理されていた。限られた素材の中でうまく編集されていた。
過去にいろいろなバージョンがDVDで出ているので見比べると何が必要で何が余計かがわかるので映像編集の勉強になるよ。

要望があるとすれば、エンドロールのところ、
今後家庭で観るのが主流になるので仕方ないのだろうが、尺短い。
だんだん去っていくマザーシップの余韻とジョン・ウィリアムズの音楽をもっと長く味わいたい。
マザーシップの中入らなかったので、家族でピノキオを見に行こうのシーンはあんなに長くなくてよい。その分ジョン・ウィリアムズの音楽に「星に願いを」のワンフレーズいれて長く聴きたかった。
あと、字 デカ!
スクリーンでは相対的に字が大きすぎて、遠ざかるマザーシップがおもちゃのコマのように安っぽく見えてしまう。
映画は最後の余韻が重要。 ちょっと残念だった。

でも、充実の時間だった。
今後の午前十時の映画も見逃せない作品が続く。 都合をつけて参戦するよ。

午前十時の映画祭 FINAL


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