東日本大震災から5年がたつ。
あの時、HOWさんは熊谷の自宅でいつもどおりスキャンの仕事をしていた。
激しいというより、気持ち悪くなるくらいの横揺れが長く続いた。
スキャン原稿を積んだ棚が倒れないよう押さえながら耐えた。
HOWさんのところは、揺れによる目立った被害はなかったが、
テレビをつけると各地の状況が・・・
そしてあの津波の映像がLIVEでずっと流れ始める。
海が陸上のすべてのものをのみ込んでいく。
「早く逃げて!」 「そっちじゃダメだ!」
映し出される映像に心の中で叫ぶのだが、届かない。
カメラが切り替わる。 引きの映像になる。 その繰り返し。
今そこで起こっているのに、なんて無力なんだろう。
直接被災したわけではないが、
あの震災を契機に物に対する価値観や人生観が変わった。
この冬、大洗もサンビーチ周辺で大規模な工事をしていた。
防潮堤の設置工事だろうか。 景観が変わらない程度でお願いしたいのだが。
茨城県大洗町もいわゆる大洗防衛線まで津波が押し寄せた。
震災からひと月後、大洗に行く機会があって町の海岸通を走ったが、
つらい光景だった。 写真は撮らなかった。
大洗は被災したにもかかわらず、アニメで街破壊を受け入れた。
物なら壊しても直せばよい。 そんなノリと勢いか、
知名度は全国区。 多くの人が訪れる街に復興した。
「花は咲ける。心がしおれない限り。」 いつも応援しているよ。
鹿島臨海鉄道の大洗の次の駅、震災で閉鎖された「涸沼」駅舎 2011.4.13
サンビーチから さんふらわぁ 2012.12.10