いつの日か自宅に工作室を作って、そこに入れるのを妄想しながら、小型旋盤について調査中です(笑)
やはり何かしらの工作をしようと思うと、それなりの設備が必要になりますよね。旋盤・フライス盤・溶接機…言い出せばキリがありませんが、何はなくとも旋盤、なのです。最近は卓上旋盤も輸入品やら結構いろいろあって、部品もネットでたくさん出ており、みなさんいろいろ楽しんでいるようでうらやましい限りです。
旋盤の選び方として、「振り」と「芯間」が重要とよく書いてあります。
もちろんそれは最重要項目なのですが、現実にはそれだけでは不足で、チャックの把握能力と主軸貫通孔が工作の幅を決定付ける重要要素です。
で、市販の卓上旋盤はほとんどが主軸貫通孔が20mm。
これだとφ20以上の長いロッドなどの加工は絶望的です。センターで押せば?と思うかも知れませんが、センターで押そうにも最初に端面加工してセンタ穴をあけないと出来ませんし、「単なる丸棒」を作りたいという機会はあまりなく、何らか端面加工だったり、断付き加工だったりになります。つまり芯間が長かろうとφ20以上の長ものは基本的に加工できない…いや、出来ないとは言いませんが、かなりやりづらいと思います。私としてはトーコンロッドなんかをジュラで作ったりもしたいわけで(笑)20mmだとちょっと寂しい気がします。
それにこのφ20って設計が気に入りません。φ20の穴にφ20のものは通りませんので、φ20の丸棒を買ってきても加工できないのです(もちろん短く切れば出来ますが)。そこはせめてφ21だろ~!と思うのです。まあ公称φ20で、実際にはもう少し大きいのかもしれないけど、材料の方もφ20で買ったら20mmよりちょっと大きいんですよね。
そんな中、寿貿易のFL551Vだけが主軸貫通孔26mmです。
これならφ25の材料を買ってもOKですし、1インチ(25.4mm)の鋼管なども通りますのでずいぶん加工の幅が広がるはずです。振り/芯間はφ250/550。この手の趣味用卓上旋盤としてはなかなかのサイズです。
ただし、そんなFL551Vもチャック径は125mm。逆爪を使っても最大110mmってところでしょうか。私としてはホイールスペーサーの厚みを加工する、ってくらいまでチャックでくわえてやれると楽かな~と思っているんですが、するとだいたいφ150。芯間は550もあれば十分なのですが…。
そんな折、いわゆる普通旋盤の中古はどうなのかなーと思ってみると、意外にも4尺(芯間が600mm程度)とかっていう小型のものも結構あるんです。
いろいろある中でいいなと思ったのがワシノ LR55A。
ワシノといえば旋盤の老舗中の老舗です(ただし今はもう吸収合併されているみたいですが)。
振り/芯間がφ360/550、主軸貫通孔φ31、標準?の三爪チャックがφ190、6段変速でMAX1800rpm、か、カンペキじゃないか~!
ベストセラーらしく、タマ数は多いもよう。古いものはなんと40年代!からあるようですが、新しいものはなんと99年式なんてのもありました(すごいロングセラーですね)。また、学校関係にも結構あるみたいで、学校払い下げのものなら程度も良さそう!
見た目的には、もう完全に普通の旋盤ですね(当たり前)。
重量は1トン近いようなので、しっかりした場所と地面が無いと厳しいです。また、当然三相200Vの電源(いわゆる動力)が必要…。汎用旋盤としてはかなり小型な部類ですが、そこはやはり工作機械。大きいし重いんですよね。ただ、これを見た後だと卓上旋盤はやっぱりおもちゃに見える…振りや芯間というスペックだけみると似たようなサイズなのにこれだけ見た目が違うのは、ひとえに剛性のためでしょう。機械加工は機械の剛性が加工能力、精度に直結します。
…とは言ってもチマチマと趣味のものを削るだけなら宝の持ち腐れになりますし、やっぱり現実的なのはFL551Vの方かな。価格やサイズなどもそうですが、それだけじゃなく、その先のCNC化(!)まで視野に入れると、小さいほうがやりやすい面もありそうです。
さてさて、実際買えるのはいつになるやら…と、いろいろ見てはついついため息です。
ま、まあ見るだけはタダですからね(^o^)
やはり何かしらの工作をしようと思うと、それなりの設備が必要になりますよね。旋盤・フライス盤・溶接機…言い出せばキリがありませんが、何はなくとも旋盤、なのです。最近は卓上旋盤も輸入品やら結構いろいろあって、部品もネットでたくさん出ており、みなさんいろいろ楽しんでいるようでうらやましい限りです。
旋盤の選び方として、「振り」と「芯間」が重要とよく書いてあります。
もちろんそれは最重要項目なのですが、現実にはそれだけでは不足で、チャックの把握能力と主軸貫通孔が工作の幅を決定付ける重要要素です。
寿貿易 FL551V |
これだとφ20以上の長いロッドなどの加工は絶望的です。センターで押せば?と思うかも知れませんが、センターで押そうにも最初に端面加工してセンタ穴をあけないと出来ませんし、「単なる丸棒」を作りたいという機会はあまりなく、何らか端面加工だったり、断付き加工だったりになります。つまり芯間が長かろうとφ20以上の長ものは基本的に加工できない…いや、出来ないとは言いませんが、かなりやりづらいと思います。私としてはトーコンロッドなんかをジュラで作ったりもしたいわけで(笑)20mmだとちょっと寂しい気がします。
それにこのφ20って設計が気に入りません。φ20の穴にφ20のものは通りませんので、φ20の丸棒を買ってきても加工できないのです(もちろん短く切れば出来ますが)。そこはせめてφ21だろ~!と思うのです。まあ公称φ20で、実際にはもう少し大きいのかもしれないけど、材料の方もφ20で買ったら20mmよりちょっと大きいんですよね。
そんな中、寿貿易のFL551Vだけが主軸貫通孔26mmです。
これならφ25の材料を買ってもOKですし、1インチ(25.4mm)の鋼管なども通りますのでずいぶん加工の幅が広がるはずです。振り/芯間はφ250/550。この手の趣味用卓上旋盤としてはなかなかのサイズです。
ただし、そんなFL551Vもチャック径は125mm。逆爪を使っても最大110mmってところでしょうか。私としてはホイールスペーサーの厚みを加工する、ってくらいまでチャックでくわえてやれると楽かな~と思っているんですが、するとだいたいφ150。芯間は550もあれば十分なのですが…。
そんな折、いわゆる普通旋盤の中古はどうなのかなーと思ってみると、意外にも4尺(芯間が600mm程度)とかっていう小型のものも結構あるんです。
ワシノLR55Aの一例 |
ワシノといえば旋盤の老舗中の老舗です(ただし今はもう吸収合併されているみたいですが)。
振り/芯間がφ360/550、主軸貫通孔φ31、標準?の三爪チャックがφ190、6段変速でMAX1800rpm、か、カンペキじゃないか~!
ベストセラーらしく、タマ数は多いもよう。古いものはなんと40年代!からあるようですが、新しいものはなんと99年式なんてのもありました(すごいロングセラーですね)。また、学校関係にも結構あるみたいで、学校払い下げのものなら程度も良さそう!
見た目的には、もう完全に普通の旋盤ですね(当たり前)。
重量は1トン近いようなので、しっかりした場所と地面が無いと厳しいです。また、当然三相200Vの電源(いわゆる動力)が必要…。汎用旋盤としてはかなり小型な部類ですが、そこはやはり工作機械。大きいし重いんですよね。ただ、これを見た後だと卓上旋盤はやっぱりおもちゃに見える…振りや芯間というスペックだけみると似たようなサイズなのにこれだけ見た目が違うのは、ひとえに剛性のためでしょう。機械加工は機械の剛性が加工能力、精度に直結します。
…とは言ってもチマチマと趣味のものを削るだけなら宝の持ち腐れになりますし、やっぱり現実的なのはFL551Vの方かな。価格やサイズなどもそうですが、それだけじゃなく、その先のCNC化(!)まで視野に入れると、小さいほうがやりやすい面もありそうです。
さてさて、実際買えるのはいつになるやら…と、いろいろ見てはついついため息です。
ま、まあ見るだけはタダですからね(^o^)
私も以前趣味だったラジコンヘリのためにミニ旋盤を購入しましたが、人に勧めるとしたら可能な限り大きいものを購入した方が良いです。
フライス盤もプロクソンのマイクロフライスをCNC化して部品を作ったりしていました。
学校用の大型は自分も欲しいです。
こんばんは。
可能な限り大きいもの、そのとおりですよね。FL551Vは、いわゆるミニ旋盤の中では最大のサイズです。
普通の旋盤を基準に考えると卓上旋盤のサイズって、「これで大丈夫か?」と思ってしまいますが、小さな機械でも面白いものを作っておられる方はたくさんいますので工夫次第なんだろうなと思っています。
CNCもやっておられたんですね!プロクソンのだとCNC化キットも出てますよね。ただクルマやバイク関係の工作をしようと思うとちょーっと小さいですよね^^
フライス盤も、もちろん調査中です(笑)
コメントありがとうございます。三年おきに入れ替えなら程度の良いものが出そうですね~!うちの近くでもやっているのかな?ちょっと調べてみます^^