ワイン農家のつくりかた~Natan Weinberg

”ワインと人生を共にしたい人”が行き着きたい場所へ手ブラで向かって足掻いてる模様

遅れに遅れて…

2017-07-20 13:49:46 | 日記
梅雨が明けたというのに、今になって誘引です。

今年は仕方ないか…
にしても、1年の流れを掴んで葡萄との生活を頭と体に刻まなくちゃ❗なので、流れ上の作業は遅れに遅れてもやります!!

誘引では↓
170cmほどの高さで垂らし、雨避けを自分で行ってもらうようにします

まぁ…
貧乏農人ですから、雨避け設備を買えないというのが第一の理由ですけど(^_^;)

でも樹勢もコントロール出来るし、これ良いんじゃない??

気になってた「GDC(カーテン)仕立て」からヒントを得ました

全然ちがうけど(笑)
要は、仕立て方を自分なりに考えてやってみたらいいんや😍❗と思ったわけです◎



ベレゾンも進んでます


例の紅葉ヤマソの実は本当にきれい…



一枝一枝、実や葉数・体に様子によっていじっていく作業は楽しい。
葡萄と対話出来てる時間は本当に楽しいんです。

ヤマソーヴィニヨン 紅葉について

2017-07-15 12:50:24 | 日記
問題の樹
不思議なぐらいひとりだけこんなことに。
根本や枝などに虫の被害もみえない。

でね、

よく見て


実はしっかり大きく形もよく、ベレゾンは他のコより進んでる

そして他のコは摘芯してもしても成長点作り伸びる中、このコは伸びを抑えてます

紅葉はストレス性ということで納得してますが、この様子はよくよく観察し続けるととても面白い予感…

「実をよく成らせる為に適度のストレスを与え続ける」とブルゴーニュ生産者に聞いたことがあります。

実の様子から見てもストレスが伺える。

収穫期まで、味わいも含め他のコとどう違ってくるのか。
ものすごく興味深いです


ただいま戻りました

2017-07-15 12:17:01 | 日記
13日、徳島へ戻りさっそく畑へ❗
花園畑のピノ・ノワールです。
リースリング・リオンも伸び伸び‼️
二枝に絞れるものは絞り、様子を見て誘引です。
取り忘れの実にほっこりしながらも…

百発百中で黒とう病😱‼️


仕方ないな…
とにかく今は体制を整える作業


そして
太刀野山の畑のヤマソーヴィニヨンと甲斐ブラン


甲斐ブランは相変わらず黒とう病
実はこんなことに…下草の蒸れがすごい
まだ元気な実も多いだけに、来年に向け対処してあげないとです。


ヤマソーヴィニヨンについては、次回…

早期紅葉

2017-07-02 12:28:47 | 日記
現在ヤマソービニオンは

葉が赤くなっています。

紅葉期を待たずに葉が赤くなる原因は色々あって…

・Mgなどの養分欠乏
・害虫による主幹の欠損
・リーフロール病
・ストレス性
などなど。

事例を調べたところによると、ベト病によっても「紅い斑点」に進む場合も…

山の畑のヤマソービニオンにだけ、昨年も出た症状です。

そこで思い出したのが、ヤマソービニオンを育てる先輩が昨年「ヤマソービニオンだけ早期紅葉する…」と言っていたこと。

「私のとこもなんです!」
とやりとりしていましたが

「今年はどうですか?」
と尋ねたところ、とても興味深いお応えが!


↓↓↓
・ヤマソー例年のごとく紅葉している。
・他のワイナリーも同様。
・昨年マグ欠かと思い対処したが効果はなかった。
・このまま落葉するかと思ったが梅雨をこしたら元通りになっていた。
・成長点がちっちゃくなって自己摘芯しようとしている。
・梅雨前の降雨が極端に少なく温度が高い。


とのことで、
他のワイナリーさんのヤマソービニオン達も共通してこうだということから、
トータルで考えると納得いくのは栄養分が少ない上に水分量がすくないので、ストレスによりアントシアニンが葉っぱに出てしまっている可能性。

普通は、栄養分がすくないとおそらく茎や新葉が赤っぽくなるのですが、おそらくそれとにたような現象かな。。

とのこと。
「憶測ですが…」とおっしゃってましたが、“ヤマソービニオン”にだけ共通するこれらのこと、何より昨年も梅雨明けから回復して過ごしてくれるのが不思議…

今年も一概にそうだとは限りませんし、そうであってもこの紅葉は葡萄にとって悪なのか…それに、直接そばで見てあげれてないので様子が分からないのですが(>_<)

とにかくこちらも経過観察です💦



焦って大きくならなくていい。
ゆっくり体整えればいい。
まずはそれにむかおう。
それから一緒に考えよう。
ワインという姿になることを。