Takekida's log

千里の道も一歩から

CX-5 たまらぬものなり 

2019-07-14 22:13:11 | Car
 CX-5に乗り始めて3か月が経過しました。個人的にはこの車は「あがり」といってもいいほど満足しています。まずはデザイン。道具には魂が宿るという考え方。日本人に特有な考え方の一つですが今のMazdaのデザインはまさにその思想の「魂動」の思想が取り入れられています。個性を主張する際にはどうしても宝飾類など目立つものでアピールするのがよくとられる手法ですがMazdaのデザインは日本人が古来考えてきた「引き算の美学」の思想。省略することによって生まれる「余白の豊潤」を大切にし、要素を削ぎ落としたシンプルなフォルム。わびさびといった感覚にも近いのかもしれません。個人的には道具感のある質実剛健なSUVというのも好きではあるのですが違った意味でデザインを気に入りました。(好き嫌いはありそう) このデザイン、言葉に表せない「たまらない」魅力があると感じてます。 (下リンクにマツダデザイン本部長のインタビュー記事) 

 動力性能に関しては初期型から2.2リットルディーゼルには改良がくわえられCX-8と同じSpecを持つようになった段階での購入。高圧インジェクター、可変ジオメトリーターボで最大トルク450Nm+最高出力も20psアップの190psでまず動力性能には文句なし(アクセラは144Nm、110ps)。もちろんスカイラインやインプレッサのようなスポーツカーではなく車重があってコーナーでもロールあり、まったり感もありますがそれもまた動力性能がなせる余裕なのでしょう。サスのストロークも大きいので懐大きい感じもあり、アクセラがモーターボートであればCX-5はクルーザー的なキャラクターになっていると思います。高速7割ぐらいの片道37㎞の通勤路ですが16-17km/L程度を推移しています(アクセラ1.5Lは14km/Lぐらい、軽油なのでさらにお得)。アクセラと比較しても高速道路での風切り音というのはほとんど気にならずこれもまた以前のアクセラや併用しているNBOXと大きく異なるところ。移動時の疲労低減に大いに役に立っていると思います。

安全性能はこれこそがまさに過去より進化しているところといっても良いでしょう。全車速追従機能付マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)ハンドルをアシストして逸脱回避を支援するレーンキープアシストシステム(LAS)や車線逸脱警告システム、レーンデパーチャーウォーニングシステム(LDWS)などほぼフルの安全装備があり、高速道路でのクルーズコントロールは深夜の退勤時など特に疲れて集中力が途切れてくる際に役に立っていると思います。またディスプレィも戦闘機と同じヘッドアップディスプレイで視野の延長線上に情報が表示されるので非常にわかりやすいです。

これはと思うところあまりありませんがナビゲーションの画面はやや小さめなのは気になるかもしれません。ただ必要十分とは思います。あとやっぱ大きい車なのでコーナーの減加速やロールなどもっさり感はありますしブレーキは余裕をもってかけていく必要はあります。車重も大きいので仕方ありませんが軽自動車などとは対照的ですがむしろこんな子大きい車で乱暴に走る気はしないのでいい意味で矯正されているような感覚。いろいろ悩んだ結果、良い買い物をしたと思います。少なくとも10年ぐらいは付き合うこととなりそうですが大事に乗っていきます。 

https://project.nikkeibp.co.jp/atclmono/design/082200002/
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