あちらこちらで繰り広げられる上下運動
響き合う喘ぎ声
鼻をつく、栗の花の匂い
、、、を期待したが、なんとそこに広がっていた光景は
こんにちは、赤ちゃん
というべきか、それとも
はーい、ヘルパーさん来ましたよー
なのかはわからないが、紙オムツを履いた中年男性が7、8人。
女性の姿なんて無し。
まさにカオス
明らかに常連と思われるソファーでのくつろぎ方、そして王者の風格。
なんだこれ。
全く想像してたのと違うじゃないか！
それどころか女子がいない！！
たしかにハプニングなくらいカオスだけど、単なるオムツを履いた中年男性がハプニングなだけ！！！
いや、待てよ
ここにはプレイルームなるものがあると書いてあったはず。
とすると、もしかしたらそこでイチャコラしてるんじゃないか？
どこだ？ 女子はどこだ？ プレイルームはどこだ？
はっ！
危うく我を忘れて焦ってしまっている。
仕事ではクールと言われるこの俺が、、、
頭を切り替えよう。
まずは着席だ、そして酒を飲もう。
ハプニングバーの素人はまずカウンター席に座って、店員と仲良くなるということが重要と書いてあった。
教科書通りカウンター席に座る。
ここで、3千円が徴収される。
どうやらドリンクチケットのようだ。
約5杯飲めるチケットだ。
早速ハイボールをクールに頼む。
ちなみに店員は女性だった。
細いグラスで提供されるハイボールを一気に飲み干す。
周りにはオムツを履いた中年男性。
異様な光景だ。
時間はAM２時
果たしてこのあとどんなハプニングが待っているのか