今日は礼装用草履の鼻緒挿げ替えをご紹介いたします。
今春、お子様が小学校にご入学されるとのことで、
その前に草履のメンテナンスをするためご来店頂きました。
まずは最初の状態はご覧ください。
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この鼻緒は通称「ミシン三笠(みかさ)」と呼ばれている鼻緒です。
今から30~40年ほど前から作られ始めました。
20年位前までは鼻緒の主流でしたが、だんだんと少なくなってきました。
その理由は「鼻緒自体が硬く、とにかく履いていて痛い
」からです。
ミシン三笠は革や合皮(合成皮革)のみで作られることが多く、
そのため足の甲に当たる箇所が痛くなりやすい特徴があります。
硬くて痛い鼻緒と言えば「ミシン三笠」と言っても過言ではありません。
まず初めに草履全体の状態を確認しました。
今回の素材は、台・鼻緒共に合皮でした。
上の写真からわかりずらいのですが、経年による劣化で鼻緒にひび割れが確認できました。
そのような状態になると、今後履き続けることは困難になるため、
鼻緒をまったく新しいものに挿げ替えることをご提案しました。
また、台の方は状態が良かったため、このまま使用可能と判断しました。
次は新たに鼻緒を選んでいただき挿げ替えます。
今回はお子様の入学式にお履きになるとのことなので、
礼装にふさわしい鼻緒を選んでいただくことにしました。
しかし、弊社にある鼻緒の在庫の中に、ピン
とくるものが無く
一からお作りすることにしました。
まずは弊社にある生地の中からお選びいただきます。
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礼装用に相応しい生地をお選びいただきました。
続いて、鼻緒の形や裏生地等をお選びいただきます。
今回は福林タイプの鼻緒にしました。
裏生地と前坪には履き心地や手触りの良い三越本天を使用し、
お色はクリーム色をお選びいただきました。
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鼻緒が仕上がりました。
次は鼻緒を台に挿げます。
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いかがでしょうか
とっても品のあるステキな草履に仕上がってませんか
しかし、少しじっくり見てほしいのですが、前坪のところが、かなり長めになっていませんか?
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実は、今回のお客様は両足の甲に持病をお持ちで、いつも甲が腫れている状態でした。
よって、市販の草履では鼻緒を緩くしても、痛くてなかなか履けないことが多いとのこと
そこで、今回は一から鼻緒を作ることにもなりましたので、最初から前坪を長めに作り、
挿げたときに足の甲に負担がかかりにくいように、かなり緩めに挿げることにしました。
お客様に挿げ終えた草履の試し履きをしていただきました。
鼻緒を太目の福林タイプにしたことや、裏生地と前坪に三越本天を使用したこと、
また前坪を長めにしたことにより、かなり緩めに挿げられたこともあり、
履き心地はとても良かったようで、たいへん喜んでお帰り頂きました
このように弊社では鼻緒を一から作ることが出来るので、お客様の細かなご注文までお受けすることが出来ます。
和装履物でお困りのことがございましたらご遠慮なく弊社までお問い合わせくださいませ。
**********************************
東京都足立区関原3-8-7
鼻緒匠 はな壱
03-3880-1584
URL http://hanao-hanaichi.com
Mail contact@hanao-hanaichi.com
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今春、お子様が小学校にご入学されるとのことで、
その前に草履のメンテナンスをするためご来店頂きました。
まずは最初の状態はご覧ください。
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この鼻緒は通称「ミシン三笠(みかさ)」と呼ばれている鼻緒です。
今から30~40年ほど前から作られ始めました。
20年位前までは鼻緒の主流でしたが、だんだんと少なくなってきました。
その理由は「鼻緒自体が硬く、とにかく履いていて痛い
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ミシン三笠は革や合皮(合成皮革)のみで作られることが多く、
そのため足の甲に当たる箇所が痛くなりやすい特徴があります。
硬くて痛い鼻緒と言えば「ミシン三笠」と言っても過言ではありません。
まず初めに草履全体の状態を確認しました。
今回の素材は、台・鼻緒共に合皮でした。
上の写真からわかりずらいのですが、経年による劣化で鼻緒にひび割れが確認できました。
そのような状態になると、今後履き続けることは困難になるため、
鼻緒をまったく新しいものに挿げ替えることをご提案しました。
また、台の方は状態が良かったため、このまま使用可能と判断しました。
次は新たに鼻緒を選んでいただき挿げ替えます。
今回はお子様の入学式にお履きになるとのことなので、
礼装にふさわしい鼻緒を選んでいただくことにしました。
しかし、弊社にある鼻緒の在庫の中に、ピン
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一からお作りすることにしました。
まずは弊社にある生地の中からお選びいただきます。
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礼装用に相応しい生地をお選びいただきました。
続いて、鼻緒の形や裏生地等をお選びいただきます。
今回は福林タイプの鼻緒にしました。
裏生地と前坪には履き心地や手触りの良い三越本天を使用し、
お色はクリーム色をお選びいただきました。
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鼻緒が仕上がりました。
次は鼻緒を台に挿げます。
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いかがでしょうか
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とっても品のあるステキな草履に仕上がってませんか
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しかし、少しじっくり見てほしいのですが、前坪のところが、かなり長めになっていませんか?
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実は、今回のお客様は両足の甲に持病をお持ちで、いつも甲が腫れている状態でした。
よって、市販の草履では鼻緒を緩くしても、痛くてなかなか履けないことが多いとのこと
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そこで、今回は一から鼻緒を作ることにもなりましたので、最初から前坪を長めに作り、
挿げたときに足の甲に負担がかかりにくいように、かなり緩めに挿げることにしました。
お客様に挿げ終えた草履の試し履きをしていただきました。
鼻緒を太目の福林タイプにしたことや、裏生地と前坪に三越本天を使用したこと、
また前坪を長めにしたことにより、かなり緩めに挿げられたこともあり、
履き心地はとても良かったようで、たいへん喜んでお帰り頂きました
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このように弊社では鼻緒を一から作ることが出来るので、お客様の細かなご注文までお受けすることが出来ます。
和装履物でお困りのことがございましたらご遠慮なく弊社までお問い合わせくださいませ。
**********************************
東京都足立区関原3-8-7
鼻緒匠 はな壱
03-3880-1584
URL http://hanao-hanaichi.com
Mail contact@hanao-hanaichi.com
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