ichiito-ori

織の記録

夏のストール

2023-08-30 14:22:03 | ストール、マフラー、ひざ掛け

まだまだ残暑が続きます。

今年の夏のUV対策にはちょっと頼りないけれど、

首周りの日焼け防御のストールを2枚紹介します。

たて糸 60/2 リネン

よこ糸 60/2 リネン

筬目 8/㎝ 

通し巾 33.2㎝

綜絖 4枚

機  ろくろ機

織り 模紗織り

 

次に紹介するのは、強撚糸のストールです

弁柄染にした手紡ぎ糸を

もう一度紡ぎ車で撚りをかけて、強撚糸を作ります。

たて糸は強撚糸にせず、糊をかけておきます。

筬目 4/㎝

通し巾 31㎝ 

機 リジット機

織り 平織

織り上がったものを機から下ろして、

房の始末をしたら水洗いをすると、写真のようなしぼが出来ます。

 

麻も強撚糸も肌に触れる面積が少ないので、気持よく巻くことが出来ます。

*強撚糸のストールはPCのデーターから紛失したので

自前の記録ブックから写真を撮りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夏のテーブルセンター2枚

2023-08-25 14:07:42 | 敷物
もう10年も前に織った
テーブルセンターですが、
大変気に入っているものです。

PCに写真ファイルが見つからないので、
プリントアウトした記録ファイルを写真に撮りました。
たて糸よこ糸共に
アヴリル社のリネンツイスト
筬(おさ)目 6/cm(引き込み2本)
通し幅 27cm
綜絖(そうこう) 8枚
機 ジャッキ機
組織織り


もう一枚夏になると敷きたくなるのは

たて糸 手紡ぎ白綿、茶綿、
    桑の実染め綿、緑綿
よこ糸 リネン25/2
筬(おさ)目 7/cm片羽
通し幅 23.4cm
綜絖 4枚
機 ろくろ機
織り 平織り
夏用のマフラーを織った残りで、
織ったテーブルセンターですが、
好きな一枚です。












地模様

2023-08-24 11:35:47 | さまざまな織と技法
遠目で見ると
はっきりとはわからないけれど、
近くで見ると地紋ともよばれる
組織の織り模様が見える生地を
織ってみたいとずっと思っていました。

こういった地紋様生地は
たいていが絹物に使われる技法ですが、
二年前に藍染めした綿の紡績糸があるので
挑戦してみました。
一色染めでも角度を付けてみると光の反射具合で柄らしきものが見えます😅


織っている最中、踏み木を踏み間違えても気がつかないこともしばしば…😂

写真上が、現在織っているもの
写真下は、以前織ったもの
どちらもたて糸は20/3を使用

一時間ほど織ると、あれ?⁉️
今…‼️
えぇ~っ❗ てなわけで
数センチ戻る事に🤣 
集中力もかなり必要ですね。

テーブルセンターの予定ですが、見た目かなり地味でしょうね😅






始まり

2023-08-18 20:53:55 | 徒然に
若い頃、新潟出身の女性と知り合いました。彼女は骨董や民芸に詳しく、自宅には囲炉裏をかまえそこには多くの芸術家が出入りしていました。
当時子育て真っ最中の私にとっては、彼女の家でそういった人々の会話やその作品をながめるのが楽しみでした。

彼女は、この頃では珍しいアシュフォードの紡ぎ車で原毛を紡いでいました。

もともと紡ぎや織りに興味をもっていた私は、彼女の勧めでニュージーランドから直輸入で紡ぎ車を手にすることになります。

これが私の織りに繋がったきっかけでした。

初めて紡いだのは羊毛
ぼこぼこの団子のような糸が生まれました。

初めての機織りは卓上機でした。
たて糸もよこ糸も不揃いの
なんとも芸術的な布が生まれました。

試行錯誤しながら進んだこの道

生まれてきた布たちの足跡を紹介できたら
うれしい限りです。