ichiito-ori

織の記録

ファイルを作る

2023-12-27 14:37:47 | 徒然に

自分流で機織りを始めたころは、何もわからないままメモノートに適当に記録していました。

とにかくそんなに長く続けようとは思っていなかったのです。

ところが思いのほかその面白さの深みにはまってしまい、このままでは進歩はないと思って、

ネットで探し当てた当時数少ない機織り教室に通うようになりました。そのころ教室の生徒は私を含めて二人だけ。

先に入った方も、私より2~3カ月ほど前だそうで、二人とも殆ど素人でした。

そこで織りの基礎からそのデーターの保存方法までを教えていただき、今に至ります。

この間に本棚はデータファイルと関連資料等でいっぱいになりましたが

ここで一つ問題が…

以前の作品を参照しようとしても、すぐにファイルが見つからないことが最近度々あるのです。

記憶力も頼りなくて、探すことの方に時間を費やすことが多くなってきました 

そこで、このブログを利用して、カテゴリー別のファイルを新たに作りました。

ブログを印刷し、作品のデータファイルのナンバーを手書きで入れてリンクさせています。

ただ、時に思うのです。

こんなことこの先どれほど役に立つのかしらと…

時間をかけて古い記憶をたどった方が良いのかも などと


ちいさな物たち

2023-12-23 12:08:22 | トートバック・小物類

試し織りやトートバック、クッションカバーなどの残り布、小さな布切れがたまります。

以前紹介したパッチワーク風の座布団カバー等も縫いましたが、

手っ取り早いのはコースターでしょうか。

テーブルセンターの目的で織りはじめたのですが、ウーン…ちょっと地味?

面白みがいまひとつ…物足りなくて…

コースターとソーイング袋に変身してしまいました 

たて糸、よこ糸:紡績綿糸 13m/g(アヴリル)

筬:7.5/㎝(引き込み2本)

平織

 

 

たて糸、よこ糸:綿糸30/2(稲垣)

染め:藍、ミロバラン(媒染AL)

筬:7/㎝(引き込み2本)

綾織

でも、コースターもたまってきました

 

 

 

 

 

 

 

 


バザー

2023-12-17 10:40:37 | 敷物

バザーや催し物の出店出品は苦手です。

特別これといった理由はないのですが、自分が好きで織ったものに値段を付けられなくて…

写真は、教会のクリスマスバザーに献品としてはじめて出したときのものです。

 *写真上はまだ房の始末をしていない状態です

クリスマスカラーでなかったことが、今思うと配慮が足りなかったです。

順通しでタイアップを替えただけで、2種類の模様のマットができました。

たて糸、よこ糸:アヴリル社 綿コード 1g/2.8m

筬:6/㎝(引き込み1)

綜絖:4枚

コロナが治まってきて、イベントも多くなりましたが教会のクリスマスバザーは今年は取止めになりました。

来年春、イースターのころ再開する予定のようですが、出品は迷っています。

できれば春色の何か出したいです。

年の瀬も迫っていて何となく気忙しくしています。

 

 

 

 

 


朱子織のマフラー

2023-12-09 15:46:01 | ストール、マフラー、ひざ掛け

以前、川島テキスタイルスクールで組織織の応用講座を受けました。

天秤機を使って朱子織、ワッフル織、梨地織、昼夜(綾)織の実習がありました。

朱子織はたて糸とよこ糸の接点(組織点)が少ないため、糸の浮きが多くてやわらかく光沢のある織り地になりますが、摩擦に弱いことが欠点です。

「ホームスパンテクニック(森由美子著)において、トルコ朱子のマフラーが紹介されていますが、イメージがわかなくてそのままになっていました。

写真は川島から帰宅後織ったマフラーです。

たて糸:メリノ1/24

よこ糸:メリノ1/24(2本引き揃え)

筬:8/㎝(引き込み2)

綜絖:8枚

踏み木:8本

仕上げ後:巾33㎝ 長さ145㎝ 重さ50g

下は、実習で織った朱小織りの

表地と裏地です。

たて糸にラミーシルク24/2 よこ糸はコットン20/4を使用し

筬は7/㎝引き込み2です。

タイアップを換えるだけで5種の朱子織を学びました。

朱子織はその生地の特徴からフォーマルウェアや高級生地の裏地などに使われ、馴染みの薄い織りです。

この朱子織を使って何を織るか… 実用的にはマフラー止まりでしょうか。

などと、考えています。


ディナーにいかがでしょうか?

2023-12-07 16:09:10 | ストール、マフラー、ひざ掛け

ブロンソン織のストール

冬のディナーの席には高級ウールのストールも良いですが、シルクを思わせるシルケット加工した綿糸であればしわになり難いので使いやすいのではと思います。

たて糸、よこ糸:シルケット加工綿糸 20/2

筬:5/㎝(引き込み2本)

綜絖:4枚

踏み木:5枚

仕上げ後:巾30㎝ 長さ180㎝

参考資料:the Handwearver`s Rattern Directory

春から初夏用ということで、依頼を受けたものですが、

暖房の効いた部屋なら今の時期でも十分おしゃれに使えると思って紹介しました。

それでもやはり冬の食事会は寒いですよね。

ちょっと地味ですがシルクの紬糸を使った吉野織のストールです。

たて糸、よこ糸:アヴリル社シルク紬糸 1/8.5

筬:8/㎝(引き込み1本)

綜絖:4枚

踏み木:4本

仕上げ後:巾50㎝ 長さ200㎝

甥の結婚式のために自分用に織ったものです。