建築学会では、一つ楽しみにしていたことがある
宮島である
今まで旅行が好きでいろいろ回っていたが、岡山以西は萩まで空白地帯だった
広島大会なので今まで気になっていた厳島神社を見に行くのである
18日の夕方から宮島へ向かった
夜景を見に行くためである
ライトアップされているということなので、夕景がたのしみ
宮島口から少し歩きフェリーに乗った
台風13号が接近しているということで天候には期待していなかったが、夕暮れの空は薄紅色に染まりいい感じ
ところが、秋の夕暮れは早く宮島に着く前に陽は沈んでしまっていた
急いで厳島神社に行く
薄暗くなった海岸ベリを急ぐとほどなく大きな鳥居が見えてきた
ライトアップされているせいかまだ観光客が大勢いる
外国人の方が多いようだ
何枚か写真を撮ったが、気がつくと潮が引いている
腹もすいたこともあったが夕食をとって少し待つことにした
メインストリートは土産物の店が建ち並んでいる
修学旅行の中学生が大勢いて買い物をしている
食事をするところを探したが7時前だというのに1軒しか開いていなかった
友人から穴子飯がいいと聞いていたが、カキフライを注文した
目の前で揚げられたカキフライは、濃厚で汁のたっぷりなもので東京では食べられないような一品であった
食べ終わろうとする頃、H女史から電話でレンタカーを借りて近くまで来たという
外へ出て潮の具合を見に行くとだいぶ満ちてきていた
小一時間たったころH女史一行が到着した
再度大鳥居を見に行って記念写真を撮った
友人たちは明日は岩国に行くとのことで、今夜が厳島神社の見納めだ
私は明日再度見に来ることとした
友人たちに車で広島のウエルシティに送ってもらたが、疲れていたのかぐっすり眠ってしまった
次の朝は晴れていた
ニュースでは台風が四国付近まで接近して、関東も風雨に警戒するようにとのことだったが広島は不思議と雲行きを見る限り台風の接近は影響のない様子
チェックアウトして丹下さんの平和記念ミュージアムを見学し、原爆の残酷さを再認識した
慰霊碑で黙祷し外国人の観光客に記念写真を撮ってもらった
原爆ドームを見た後、市電で広島駅に出て再び宮島に向かった
昨日は荷物を持ったまま歩き回って失敗したので、今日は宮島口の駅でコインロッカーに不要な荷物を入れて出発した
昨日と違い明るい海に厳島神社が見えてきた
フェリーを下りてタクシーで眺望のいい多宝塔の近くに行こうと思ったが、全くこない
仕方ないので電話すると「少ないので」と謝られあきらめた
駅に戻るとレンタサイクルがあるというので借りた
走り出してすぐに立ち話していたご婦人に「多宝塔まで登ると厳島神社の全景が見えますか」と尋ねた
ご婦人の一人が「眺望ならそこから見えるところに展望のいい高台があるので行ってみるといい」と教えてくれたので自転車をおいて行ってみることにした
階段を上ると確かに宮島の街全体が展望できる
しかし、厳島神社は見えなかった
すぐに下りて多宝塔に向かった
多宝塔の下の宝物館まで自転車でいったが坂道は急だ、そこから階段で登った
汗が噴き出す
多宝塔に着いたが全景が見えない!
すると裏手の山から下りてくる人がいるので聞いてみると「木が邪魔で見えない」
それでも少しはいいのだろうと登ってみたが、やはりあまり見えなかった
多宝塔のすぐ下の樹木がじゃまなのだ
ああもったいない!
フィレンツェのテベレ川沿いの高台にあるミケランジェロ広場のように、景勝地では全景を見渡すポイントが欲しい!
景観を壊さず、新たな構造物も付け加えず実現できる方法がないものだろうか?
それでも、厳島神社の全体像はつかめた
神社自体は入り江の一番奥に建てられている
大鳥居はその入り口に建っているのだ
潮の満ち干でその景観も随分と変わることを実感できたし、渡り廊下で接続された建物群と鳥居の見え隠れ、五重塔や海との関係、鳥居から迎え入れるようなアプローチなどなどいい経験となった
やはり現地で実物を見てその空間の中に自分を置いてみないことにはそれを語ることは出来ないと今更ながらに思いを強くした
宮島である
今まで旅行が好きでいろいろ回っていたが、岡山以西は萩まで空白地帯だった
広島大会なので今まで気になっていた厳島神社を見に行くのである
18日の夕方から宮島へ向かった
夜景を見に行くためである
ライトアップされているということなので、夕景がたのしみ
宮島口から少し歩きフェリーに乗った
台風13号が接近しているということで天候には期待していなかったが、夕暮れの空は薄紅色に染まりいい感じ
ところが、秋の夕暮れは早く宮島に着く前に陽は沈んでしまっていた
急いで厳島神社に行く
薄暗くなった海岸ベリを急ぐとほどなく大きな鳥居が見えてきた
ライトアップされているせいかまだ観光客が大勢いる
外国人の方が多いようだ
何枚か写真を撮ったが、気がつくと潮が引いている
腹もすいたこともあったが夕食をとって少し待つことにした
メインストリートは土産物の店が建ち並んでいる
修学旅行の中学生が大勢いて買い物をしている
食事をするところを探したが7時前だというのに1軒しか開いていなかった
友人から穴子飯がいいと聞いていたが、カキフライを注文した
目の前で揚げられたカキフライは、濃厚で汁のたっぷりなもので東京では食べられないような一品であった
食べ終わろうとする頃、H女史から電話でレンタカーを借りて近くまで来たという
外へ出て潮の具合を見に行くとだいぶ満ちてきていた
小一時間たったころH女史一行が到着した
再度大鳥居を見に行って記念写真を撮った
友人たちは明日は岩国に行くとのことで、今夜が厳島神社の見納めだ
私は明日再度見に来ることとした
友人たちに車で広島のウエルシティに送ってもらたが、疲れていたのかぐっすり眠ってしまった
次の朝は晴れていた
ニュースでは台風が四国付近まで接近して、関東も風雨に警戒するようにとのことだったが広島は不思議と雲行きを見る限り台風の接近は影響のない様子
チェックアウトして丹下さんの平和記念ミュージアムを見学し、原爆の残酷さを再認識した
慰霊碑で黙祷し外国人の観光客に記念写真を撮ってもらった
原爆ドームを見た後、市電で広島駅に出て再び宮島に向かった
昨日は荷物を持ったまま歩き回って失敗したので、今日は宮島口の駅でコインロッカーに不要な荷物を入れて出発した
昨日と違い明るい海に厳島神社が見えてきた
フェリーを下りてタクシーで眺望のいい多宝塔の近くに行こうと思ったが、全くこない
仕方ないので電話すると「少ないので」と謝られあきらめた
駅に戻るとレンタサイクルがあるというので借りた
走り出してすぐに立ち話していたご婦人に「多宝塔まで登ると厳島神社の全景が見えますか」と尋ねた
ご婦人の一人が「眺望ならそこから見えるところに展望のいい高台があるので行ってみるといい」と教えてくれたので自転車をおいて行ってみることにした
階段を上ると確かに宮島の街全体が展望できる
しかし、厳島神社は見えなかった
すぐに下りて多宝塔に向かった
多宝塔の下の宝物館まで自転車でいったが坂道は急だ、そこから階段で登った
汗が噴き出す
多宝塔に着いたが全景が見えない!
すると裏手の山から下りてくる人がいるので聞いてみると「木が邪魔で見えない」
それでも少しはいいのだろうと登ってみたが、やはりあまり見えなかった
多宝塔のすぐ下の樹木がじゃまなのだ
ああもったいない!
フィレンツェのテベレ川沿いの高台にあるミケランジェロ広場のように、景勝地では全景を見渡すポイントが欲しい!
景観を壊さず、新たな構造物も付け加えず実現できる方法がないものだろうか?
それでも、厳島神社の全体像はつかめた
神社自体は入り江の一番奥に建てられている
大鳥居はその入り口に建っているのだ
潮の満ち干でその景観も随分と変わることを実感できたし、渡り廊下で接続された建物群と鳥居の見え隠れ、五重塔や海との関係、鳥居から迎え入れるようなアプローチなどなどいい経験となった
やはり現地で実物を見てその空間の中に自分を置いてみないことにはそれを語ることは出来ないと今更ながらに思いを強くした