西洋社会では、機会の平等は実現しなければならない。
それは人間の尊厳にかかわるキリスト教の伝統に立つ正義の要求である。
平等とは、往々にして誤解されるような結果の平等ではない。
逆に、それは必然的に結果の不平等を招く。
まさに正義のコンセプトは、報奨には、同等でない仕事ぶりを反映した差のあるべきことを要求するからである。
:「企業とは何か」
機会の平等は必然的に結果の不平等を招く。
それでは結果の不平等をどう扱うのか?
妥協できなければ、満足を目指して別の道に進むしかない。
組織は人のニーズによって存在するが、人はニーズのために存在しない。
組織であれば、消滅する選択を選ぶことが可能であるが、人は生きるために、あらゆる挑戦をしなければならない。
人は生きるためには妥協もしなければならないが、組織が生きるための妥協は不要である。
人は、社会に対する成果のために妥協するのであって、組織のために妥協する必要はない。
優先順位は、人命、社会への貢献(組織の成果)、組織の存続。