今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
「人の学びの4段階」
第1段階:知る
第2段階:分かる
第3段階:できる
第4段階:身につける
第1段階:知るとは「ああ、なるほどね」というように、相手の言っていることが分かる。言っていることの意味が分かったという状態である。
第2段階:分かるとは、言っている意味が分かるという論理的な理解に加えて、感情的な納得感も得るという段階である。
3段階目:できるとは、「分かる」で感情的な納得感を得て、次はそれを意識して再現できるようにする段階である。意識して再現するためには、自分の認知のバイアスに気づく必要がある。いざやろうとすると自分のイメージ通りにいかない。その認知の歪みの矯正をして初めて、できるようになる。「できる」とは、あくまでも意識をしてできるという段階である。
第4段階:身につける、に至るためには、ひたすら反復しなければなりません。無意識でも実践できる段階とも言える。
【教えるための3つのオススメのアクションプラン】
1.相手の頭の中のイメージに結びつける
・人が記憶しやすいのは、映像記憶である。理屈で説明するよりもイメージに直したほうが圧倒的に腹落ちしてもらえる。「知る」から「分かる」への橋渡しはイメージである。
2.相手に説明させる
・腹落ちしていても認知のズレがあるので、分かったつもりになっている。理解したつもりになっているだけである。意図的に「一応確認なんだけど、そもそもこれはなにが目的だっけ?なぜやるんだっけ?」という質問をして話してもらう。これを繰り返すことで、分かったフリから「できる」に変換されていく。頭で理解した気にならずにやってみることが大事である。
3.30回同じことを言う
・「できる」から身についた状態に辿り着くためには、反復しかない。30回は同じことを言わないとできるようにならない。
・不得意なことはやらせないというのも大事な考え方である一方で、苦手なことでも最低限問題ないレベルまではできるようになっておいたほうが良い場面がほとんどである。苦手なことが問題にならなくなるまでは、何十回も言わなければならないことを最初に覚悟しているかどうかが大事である。
・まずは、文章に残して仕事をしていくことがスタート地点だと思います。効率的に人を育てるためには、後で見返すことができる文章が重要な武器であることは間違いない。