情報とは組織を一体化させるものであり、かつ一人ひとりの知識労働者に成果をあげさせるものである。
したがって、組織としても個人としても、いかなる情報を必要とし、いかにしてそれらを手に入れるかを知らなければならない。
そして、それらの情報を主たる資源として体系化する方法をしらなければならない。
データ通から情報通へと進化するには、組織がいかなる情報を必要としているか、自分がいかなる情報を必要としているかという二つの問いに答えなければならない。
そのためには、第一に、自分の仕事は何か、何でなければならないか。
第二に、自分の貢献は何か、何でなければならないか。
第三に、組織にとって重要なことは何か、何でなければならないかを考えなければならない。
:「明日を支配するもの」
情報は伝わらなければ意味がない。
情報は伝わらなければ雑音に過ぎない。
知識労働者の仕事のほとんどは情報の伝達である。
情報が必要な人に、タイムリーに必要な情報を提供するだけである。
情報そのものだけでなく伝え方にも価値がある。
多くの人に伝わるほど価値がある。
人に影響を与える情報に価値がある。
情報の創造に価値がある。
ただし、テレビ、ラジオ、インターネット等のメディアは情報を伝達しているだけ。
最終的には情報を受取る側が主導権を握っている。
どのような情報も受取る側が反応しなければ雑音に過ぎない。