柵の中のことについては全て奥さんまかせ、柵を出たら自分の出番。
しかし、娘には嫌われたくないから、奥さんから注意させる。
教育方針は放牧主義。
柔道の練習はいやだったが、オリンピックに出場するという目標ができた時から全く嫌でなくなった。
目標を持つことが大切である。
自分は気が小さいから、先のことはあまり考えないで目の前のことを頑張ることで生きてきた。
:篠原信一 柔道シドニーオリンピック銀メダリスト
放牧主義というのは分かり易くて面白い表現である。
柵という境界線を持つことがポイントである。
そして、その見えない境界線(ルール)をいかに共有するかである。
さらに、その境界線を時間の経過とともに、いかに拡大して無くすかである。
無くすというより、どこら辺にどのような出入口をつけるか?