ドラマネ倶楽部の理念は、「一緒にやれば、もっとできる!」 

組織に必要な目的と目標

第一に、組織は明確な使命をもたなければならない。

何をしようとしているのか。

なぜ存在しているのか。

組織は、個々のプログラムやプロジェクトではなく、目的そのものに焦点を合わせなければならない。

プログラムやプロジェクトは目的のための手段である。

一時のものであり、しかも短命のものと考えなければならない。

第二に、組織は現実的な目標をもたなければならない。

目標は、空腹の根絶ではなく、飢餓の減少でなければならない。

組織は、実現可能な目標を必要とする。

やがて目標を達成したといえる実現可能な目標を必要とする。

最大ではなく最適を目標としなければならない。

われわれは目標を達成した、といえなければならない。

第三に、組織は、いつになっても目標を達成することができなければ、目標そのものが間違っていたか、少なくとも目標の定義の仕方が間違っていた可能性があることを認めなければならない。

何度努力しても達成できない目標は、目標として間違っていると考えなければならない。

目標を達成できなければ、目標の妥当性を疑わなければならない。

これは今日、ほとんどの組織とは逆の考え方である。

:ピーター・F・ドラッカー 「イノベーションと企業家精神」より

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