トヨタは、自らの製造に関わるコア・コンピタンスを事業化し、コンサルティング業務を自動車産業以外の企業にも提供している。
:「経営の真髄 p100」
直面する課題にマネジメントの観点から真摯に取組むことで新たなノウハウが生まれる。
自ら生み出したノウハウが強みとなる。
多くの人が自らの経験によって問題解決を図ろうとするが、人に関する問題は所属組織の中でマネジメントの観点から解決を図ることが正しい。
それでは、いかにしてマネジメントの観点を身に着けるか。
問題を一般的に捉えるのではなく、現実を具体的に、明らかにすることかポイントとなる。
そして、原因の多くは関係者が本気になって考えていないことに起因する。
考えるポイントは、正統性の確立と位置づけと役割の明確化に加えて、経営者に贈る5つの質問である。
我々のミッションは何か?我々の顧客は誰か?顧客の求める価値は何か?我々の成果は何か?我々の計画は何か?である。
さらに、理論は現実に従うことを忘れないことである。
そして、常に人間力(ジンカンリョク)を機能させることを意識しておくことである。
マネジメントの本質は、一緒にやることをあきらめないことである。