今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・漫画『チ。―地球の運動について―』で学べることは、当時の常識や巨大な権力が真理の探究にどれほど大きな壁になっていたのか、真理を追求することや、その証明がいかに難しいことなのかである。誰も信じてくれなかったり、誰も味方になってくれなかったりする中で、自分の美学を信じて本当の絶対的な正しさを求め続けることの難しさである。
・真理を探求する姿勢は美しいが、自分の美学に生きる人たちが善人や正しいということではない。
・いつの時代でもその時代の常識を否定しようとすることで、既得権益が崩され傷つく人たちがいる。
・世界の真理追求に終わりはない。
・ビジネスの世界に真理は存在しないかというと、絶対的にうまくいく方法はないが、絶対に成功率を高めることができる考え方はある。例えば「人間が感情で意思決定することを踏まえたコミュニケーション」「試行回数が成功を生む」という人間の本質に沿った行動をすることである。このような、コアの概念は、数年で変わるようなものではない。たとえば「商品を売るときにどのような伝え方をすれば良いのか」については、魅力を伝えるよりも、その商品やサービスの良くないところを潰していったほうが良い。このようなやり方は、長い時間耐える。時代によって若干ニュアンスの変化はあったとしても、相当固い原理原則である。
・人間は知るだけでは何も変えることはできない。「知る」から「分かる」に変えるためには、実際に自分で行動することが大事である。仮説を立てて行動し、検証を繰り返すことである。実際にやってみることが大事である。単なる文字としての情報ではなく、実践することでビジネスや仕事における真理に近いものが見えてくる。最後は自分でやってみるしかない。
・ビジネスの真理に近いものはあるが、なにか大きな成功を掴むときはその成功法則が微妙に変化したときである。世界は、テクノロジードリブンで変わっている。テクノロジーが偉いということではなく、影響を受けるということである。
・真理の探究とは、学ぶことは楽しいということである。「こうなんじゃないかな?」という仮説を持って実際にやってみると、失敗することもあるが、うまくいくこともある。そして、自分が知らなかったことに気づく。
・真理を探究するとは、人と違う意見を持って行動することである。そのためには、勇気がいる。批判されたり、逆張りなので失敗したりもする。ただ、真理の探究をやめてしまうと途端に人生がつまらなくなる。
・見たことがない景色を見るとは、新しい場所に行くことではなく、いつもと同じ景色が全く違ったものに見えることである。