血縁ではなく魂によって一つに結びつくことができるのは、人間だけである。
:ニコライ・ゴーゴリ 「隊長ブーリバ」
人間力(ジンカンリョク)の存在を表現した言葉である。
ではどうすれば、人間力(ジンカンリョク)を機能させることができるか?
偶然に価値観の合う二人の人間が出会うことで偶然に機能するラッキーなことは期待はできない。
しかし、価値観の合う二人以上の人間が目的達成に向かって進むことで、人間力(ジンカンリョク)を機能させることができる。
すなわち、マネジメントにより人間力(ジンカンリョク)を機能させることができる。
そのためには正統性の確立と位置づけと役割の明確化が必要となる。
位置づけと役割の明確化は分かりやすいので社会的にもできつつある。
となると正統性の確立がポイントになる。
ステークフォルダーが認識できる価値観、ルールを確立すること。
社会的規模になると難しいが、小規模組織であればできるような気がする。
リーダーの存在が大きい。
従来はリーダーそのものが正統性だった。
しかし、変化のスピードが速く時代が大きく動く状況ではリーダーが個人的な正統性を確立するだけの時間的余裕はない。
また、長く続く大きな組織においてはルールや慣習が正統性になっており、所属している者は矛盾を感じながらもあらがえずに流されている。
組織のミッションは明確になっているか?形骸化していないか?組織の正統性は確立できており機能しているか?
ISO等により構築や運用のノウハウは存在している。
その目的は、成果をあげることである。