どうも、囲碁アートの関です
前回の記事で、囲碁がモールス信号になることをお伝えしました。
今作っている冊子では、
囲碁の問題を解いてモールス信号を覚えることができる!
という画期的?な内容にするつもりです
(囲碁をするとGの信号を出力します)
この原理。自分の創作に使いたいのはもちろんですが
気づいてしまいました
過去の名人たちの勝負に隠されたメッセージを読み解く
という使い方が面白そうだということに・・・!
まだ誰もやってない見方ですから、ざっくざくですよね。お宝。
そこで、記憶にある名勝負をいろいろ見直してみたところ
なんと
碁石たちの悲痛な叫び声が聞こえてきたのです!!!
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モールス信号は、アルファベットだけでなく、日本語に対応したものもあります。
今回は、その中から
・- イ
ー・ タ
に注目します。
・は白石、-は黒石という設定をしてますので、
白→黒というふうに連続で石が取られたら、「イ」が
黒→白の順番ならば「タ」が
出力されることになります。
たとえば前回の「A」の図ですが、これは日本語のほうだと「イ」になります。
今回ご登場願うのは、どちらも最強クラスの打ち手
安政5年(1858年)の対局 黒183手目~白190手目のやりとりです。
石の取り合いが起きています。
左上、白▲に打った場面。
この白の石は、取れそうなので・・・
黒1で囲んで取りました。
そしたら白も、直後に下側、白2で黒石を一つ取りました。
当人たちは真剣そのもの。すごく意味のあるやりとりなんですが、ここは取った石だけを見ましょう。
白〇→黒●の順で取られたので、「・-」
つまり「イ」がここで出力されているわけです。
続けて今度は、黒3で右上のここに打ちました。
この黒石も取れそうです。
白4で黒石を取ります。ならば、と黒5で、白石を取りました。
黒●→白〇の順で取られたので、「-・」
「タ」が出力されました。
続いて白番。左上の白6です。これも案の定、黒7で白石を取れました。
白8で、同じく黒石を取ります。
また白〇→黒●で、「・-」ですから「イ」が出ました。
〇● ●〇 〇● という順ですから・・・
「イ」「タ」「イ」
痛い
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
聞こえましたか・・・打てども打てども取られる石たちの叫び声が
(※立派な戦法です)
もっと石たちに優しくして助けないと、いつか呪われてしまう・・・!
(※立派な戦法です)
いま見てきたやりとりは「コウ争い」といって、普通に囲碁しててもけっこう出てきます。
どんどん石を取り合う「碁の華」と呼ばれるものです。
なので、この「イ→タ→イ」のパターンもかなり頻出なんですよね。
勝負してる最中、私にだけは石の叫びが聞こえてしまう・・・
まさに呪い!!!ヒエーー
これからまた研究して、違う声も聴いてみます!
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