読み返しように7月末の連休とお盆休みの日記を書いておこう
東京へ行ったお盆休み篇
お盆休みは4日 + 有給1日
出勤最終日は会社の飲み会で、幹事が大変苦労してビール電車を企画していた
予約解禁日に電話掛けまくりなんとか取れた貸し切りビール電車だ
車中はおつまみセットと一番搾り飲み放題
豊橋駅前から終点の運動公園まで往復する全部で1時間半の飲み会
ただ路面電車に乗ってビールを飲むだけなのに何故かみんなハイテンション
実際かなり相当楽しかった ビール電車やりおるわい
冬はおでん車になるが、冬の方がさらに予約が取れない
ビール電車が好評だったので、冬は組合の力でゲットすることとなった
楽しみ
翌日は3泊で東京のホテルを取っていて新幹線で移動
なんだか東京もマンネリ感があり2泊に短縮した
てれてれしていたせいで昼過ぎに着き、去年の夏に行けなかった両国の江戸東京博物館へ直行した
2フロアで入口のある2フロアは江戸時代のジオラマやパネル中心としたお武家関連展示
すごく緻密な松の廊下
その階下は江戸から今日に至る東京の展示
結構広くって内容が濃い
江戸の町人は第一子を30歳過ぎにもうけ、平均3人を3年間隔くらいで作るそうだ
昔の人だから20歳前に子作りすると勝手に想像していたが今の日本人よりも遅くて意外
3人目なんかほとんど高齢出産だろう
ダウン症の子供なんかいなかったのかな?
また、子供の数がすごく多く迷子が社会問題になっていて、子供には迷子札を付けてたんだって
迷子センター的なものも町人たちで運用していたらしい
解決策なんか今も昔も変わんないんだな
なんだか映画版マクロスに出てきた古代文明都市での、「変わらないのね」のセリフを思い出してしまった
もっとも今は迷子になるほど子供はいないが
一事が万事、ホヘーって内容ばかりで楽しかったし、懐かしいものも結構あった
ガキの頃はスタンドも立てず駄菓子屋の前に横倒しにして買食いしていたな
でも、今の自転車に比べると頑丈だったのかも
ちょっと疲れたね
気付くとすっかり夕方になっていて田町のホテルへ移動途中、有楽町のモルトバーに寄った
大分のマスターもあんなに良心的な値段は東京だからできるんでしょうね、って言っていたが相変わらずうまいモルトがお安く飲める
一杯目はすぐに目に留まったオフィシャルプルトニーの15年カスク
大分でよく飲んでたやつで、プルトニーといえばこのラベルだろう
もう飲めないと諦めていたのにここで感動の再会
プルトニーがオフィシャルのカスクを出さない原因がサントリーだそうだ
ここでもマスターとサントリーの悪口談話に花が咲く
頂いた中でよかったのはメゾンのハイランドパーク
アルマニャックのような杏系で濃厚で、ただカスクの割にちょっと弱いかな
隣のモルト飲みももう少し強ければな~とこぼしていたが同感
6,7杯頂きホテルへ
チェックインして1階のバーで飲み直し
レストランにはお客さんは結構入っているが幸いバーは誰もいない
ホテルのバーなので種類こそ少ないがセンス良くうまいモルトを置いている
何よりここのバーテンダーがいいのでこのホテルを使っている
一杯目はモートラックを頂いたが、ハーフ分くらいしか取れず、次何か開けましょうか?と何本か見せていただき10年以上前に仕入れたというGMのマッカランを開けてもらった
古き良きマッカラン
GMのマクファイルズほど長熟でもなかったけどうまかった
マッカランはやっぱりGMしかありえないのか
サントリーの営業が置いていった9月から発売されるグレインウイスキー「知多」のサンプルを2人で飲んでみた
顔を見合わせ二人とも苦い顔
確か東海地方のバー向けに出荷していたと記憶していたが市販するようだ
グレインだから仕方ないが芯のないヘナヘナした味
しかしこれでゼニ儲けしようというんだから呆れるね
その営業はブレンデッドウイスキーの出し汁のようなものです、と言って置いていったらしい
うまい出し汁はそのまま飲んでもうまいけど、この自称「出し汁」はとても飲めないね
あと、これも9月から発売となるらしい余市と宮城峡のミニボトルがあった
生産中止になってどうするのかと思っていたが例に漏れず若い原酒を詰めて再販売するらしい
ニッカもこんな商売するんだ、と幻滅してしまった
試してみますか?と聞かれたが丁重にお断りした
年数が表記されていなかったので何年くらいの原酒がメインとなるのか伺った
アサヒの営業は婉曲にx年くらいがメインになるでしょうと言っていたらしい
プロモーションに影響するのでここでは年数は差し控えさせていただくが、まあ味を調整しながらブレンドするはずなので年数はあまり問題にはならないだろう
さすがに部屋へ戻って爆睡
翌日は久しぶりに二日酔いがひどく朝食を取っても治らない
重い頭のまま目黒の寄生虫博物館へ行った
20年以上前初就職した会社が横浜で、どうしても行ってみたく、上京後すぐに行った博物館だ
展示はほとんど変わっていなかったけど、やっぱりいいね寄生虫って
パネルに書いてあったけど、蚊も吸血中だけは寄生虫の分類になるのだそうだ
もちろん他の寄生虫の中間宿主としての役割が殆どだけど
写真は殆どがご自由にとあり凄いのをいっぱい撮ったけどこれも差し控えよう
一枚だけ寄生虫じゃないけど懐かしかったんで
小学校の時ガサガサとおケツに擦り付けたのを学校に持って行ったなー
今年の夏はいい油彩の展覧会がなく、仕方なく芸大美術館に幽霊画を見に行くことにしていた
応挙や国芳の定番や広重が一幅あったな
広重も幽霊画など描くんだな
盲目の老婆が三味線を抱いて水の上に浮かんでいる絵だった
やはり惹かれるね
日本橋のバーに電話したが誰も出ず、まー東京駅周りの土日は開けてない店も多く、ましてやお盆だから仕方ないかと、八重洲のハセガワを覗いてみた
しかし良さげなものはなく、地下で真牡蠣とシャルドネをいただきホテルへ戻った
ホテルのバーへ行き、芸大美術館で水墨画を見ました、と報告すると
彼も絵画鑑賞が趣味で三菱美術館の何とか会員ということだった
いつもは企画展のタダ券を持っているらしいが、この日は持ち合わせもなく、企画展は浮世絵で正直あまり興味もないのでいただけずむしろよかった
よく美術館へ行くらしく、とてもおいらと似た感性を持ってらして、話が弾んだな
豊橋にはまともなバーも話の合うバーテンダーもいないので、やはり東京はいいな
うわべだけじゃないんだよね
因みに宿泊者は20%offなので、センスの良いモルトの話がしたければ一度はここに宿泊していただきたい