金曜日は8月15日敗戦の日。乃木神社へお参りがてら、新国立美術館でオルセー展に行ってみた。
昨日の宇宙博ほどではないが、やはりひとだらけ。この時期だもの、落ち着いて絵画鑑賞というわけにはいかないな。
2時間ほど鑑賞した後、神社で去年の勝守りを返し、新しい勝守を頂いた。喧騒から外れた神聖な雰囲気が好きな小さな神社。
ゆっくりお参りして、何を間違えたか靖国神社へ行ってみた。ナショナリズムの権化って感じで前から好きでないんだけど。
九段下で降りると早速珍妙な連中と警官がいっぱい。
当然参拝者も多く、お参りするまで炎天下小一時間並んだ。これほどとは想像していなかった。
ちびっとおいらの戦争観を残しておこうかな
子供の頃から戦争の話を聞くのが好きで、特に母方の祖父にはよくせがんで、シナ(祖父は常にシナと呼んでいた)でシナ人にどんなひどいことをしてきたか現地で撮った写真を見ながら話してもらっていた。父方の祖父もシナにいて、戦後はシベリアに2年も抑留させられ、戦争の話は辛いようでこちらはあまり話してもらえなかった。そういえば大分ではブーゲンに派兵さたお年寄りと温泉場で話すことができたし、これは祖父の話よりもかなり壮絶だった。
両祖父とも、戦後は靖国神社へ参拝していない。戦争を知っているからこそ、あそこは強烈なのかもしれない。
境内には兵卒コスチュームの若い連中の中心に士官コスチュームで軍刀を持ったヨボヨボのコスプレイヤーなどもいた。戦地で本当に死線を経験したのか甚だ疑問だ。経験していれば辛すぎて戦友が祀られている神社であんなおふざけはできないだろう。
それともコスプレすることで自身のアイデンティティーでも確認しているつもりなのだろうか。
「贖罪」などとええかっこしいことぬかすなよ。
まあ、ゲスはどんなに年を取ってもゲスということだ。
何にしろ、戦争を知らない阿部小僧が日本をどこに引っ張って行くのか気が気でならん。自民党政権に戦争はさせませんと報告してきた。
ついでに「終戦記念日」って言い方も嫌いだ。
前の政府がやったことですでに終わったこと。私らは知ったことじゃないよ。
と遠回しに責任を回避している感じがする。何をやらかしどれだけの犠牲を出し、その結果負けたことを直視しなければならんと思うんだよね。それを「終戦記念」って…
開戦に至る遠因は諸説知っているが最終的にイニシアチブをとって宣戦したのは日本だからね。
この後、両国の江戸東京博物館に行くつもりだったが、疲れ果ててホテルへ戻った。夕方日本橋のバーにモルトを飲みに行ったが閉まっていた。
電話すべきだったな。昨日バーでここにサマローリがあると聞いたので意気揚々行っただが…
近場で寿司を食べ、ホテルのバーで報告会
焼けましたね、と開口一番。ずっと晴れてたので仕方ない。
サマローリが飲めなかった話をすると、開栓していないサマローリを2本見せてくれた。一つがリベットでもう一つがハイランドパーク。
最近67のリベット(赤栓のやつ)が空いたので次に何を開けるか考えていたとのこと。
ハイランドパークを開けて頂いた。
仕入れたのが90年代ということで今とは比較にならない値段。バブル期あっても今よりずっと安いんだもの。いい時代だよ。
ショットも仕入れ値で計算するからと、信じれないほど安かった。個人のバーではこうはいかないだろう。
香りはフローラル。マスターは少し木の香りがすると言っていた。
ややオイリーだけどそれ以上に口にまとわりつく余韻
現行のオフィシャルとは印象がかなり異なる。
古いからひね香を心配されていたが、全く感じられなかった。
とてもおいしかったです。