いけふくろう通信(発行人=ムッシュ)

Copyright 2005-2021 いけふくろう通信社 All Rights Reserved.

初日舞台挨拶『日本以外全部沈没』(いけふくろう通信第259号)

2006-09-20 00:31:05 | 映 画
筒井康隆さんのファンの皆さん。
そして、パロディ好きの皆さん、たいへん長らくお待たせしました!
『日本以外全部沈没』の紹介と初日舞台挨拶をお届けします!

といっても、そう細かいレポートではありませんので、
ご了承ください……。

【作品紹介】
小松左京氏『日本沈没』を筒井康隆氏がパロディー化した作品が
『日本以外全部沈没』。
今回は、「いかレスラー」、「コアラ課長」、「かにゴールキーパー」等で
おなじみの河崎実氏が指揮を執っています。

初の実写化となった本作、なんといってもその出演者のある意味での豪華さが
際だっています。

石破防衛庁長官に藤岡弘、氏、安泉純二郎首相に村野武則氏、
日本語学校校長役に、自称・埼玉生まれのアメリカ人ことデーブ・スペクター氏、
さらには、筒井康隆さんも出演されています。

本作の内容は、おおざっぱに説明しますと、
舞台は、2011年。ある日突然、地球のプレートが動き出し、
なんと1週間でアメリカ大陸が海の中へ沈んでしまう。
その後も、続々と大陸は沈んでしまい、日本だけが運良く沈まなかった。

その日本へは、4億人の外国人が流入し、日本は物価上昇・食糧難に…。
そして、外国人犯罪が多発し、政府はGAT(外国人アタックチーム)を組織する。

この小さな島国・日本は、どのようにして、その事態に対処していくのか、
といった内容を、とっても時事的なブラック・ユーモアたっぷりな内容とともに、
おもしろく展開していきます。

【評 釈】
なんといっても、そのネーミングが最高です!
また、妙にせりふに時事的なブラック・ユーモアがあって、
良かったです。

一例を挙げると、
 中国・主席、韓国・大統領が安泉首相に対して発したせりふ
 「あ~、今日ね。神社に行ってきたよ~」
 って、靖国神社ですよね…。
 ある意味、かなり過激ですよね!

ほかにも、随所に、政治的に笑えるところが盛りだくさんです!
こういったパロディなら、いくらでも歓迎したいですね!

【初日舞台挨拶】
シネセゾン渋谷にて、9月2日に行われました。






当日は、当編集部も午前11時に映画館へ向かいましたが、すでに大行列。
一時間ほど並んで、ようやく、入場整理券をゲットするも、な・なんと95番。

私は、2~3人(後掲参照)をのぞいては、そもそも最前列で芸能人を
みたいと思っていたのでは、なかったので、そんなに、ショックでは
ありませんでした。(むしろ首に持病を抱える私にとっては、
最後列の真ん中でじっくり眺めたかったので、そっちの意味では不安でした)

ところが、この作品、レイト・ショーのため、21時00分にならないと、
劇場へは入ることができず、時間をつぶす羽目に…。

しかし、そうは簡単に引き下がりません!?

同じ劇場で、同じく筒井康隆さん原作の『時をかける少女』が上映されて
いましたので、夕方4時からの作品を観ることに!
やっぱり、良かったです……。
(ちなみにトムさん!、私は200個限定の「複製原画」を購入してしまいました。
しかも、番号がな・ん・と1番。これについては、後日、記事とします)

その後、こんばん家にて、食事をし、準備万端、シネセゾン渋谷に
向かいました!

運良く当編集部は、後ろに報道陣が控える最後列のど真ん中の席をゲットし、
いくつかの楽しみを待っていました!

さぁ、舞台挨拶が始まりました。
でも、司会の方の声が全然聞こえません…。

すると、「どうぞ」の声が!
ほどなく、出演者が入場してきました。

第一のお目当ての「土肥美緒」さんを発見!
さらに、第二のお目当ての「藤岡弘、」さんと
第三のお目当て「村野武則」さんも発見しました!

そして、司会者から出演者に対するコメントがなされている間に、
こっそり「土肥美緒」さんをパチリ。(写真は公開しません…あしからず。)
(ちなみに、Bs-iで「Time Over」というクイズ番組で司会をしていたときに、
ファンとなりました)

その後、超ビック!?なハリウッドスターを引き連れて、
かの有名なデーブ・スペクター氏が入場してきました。

そして、コメントを求められると、一言!
「どうも、今日は『パイレーツ・オブ・カリビアン』にお越しいただき、
ありがとうございました。」と微妙なギャグを…。

おまけに、
筒井康隆先生へお花を贈呈する際には、
「『股にかける少女』、大ヒットおめでとうございます」と
これまた、微妙なコメント…。

さすが、埼玉生まれのアメリカ人!
『山下 清 物語』でペテン師を演じた演技力そのもので、
とっても、うさんくさかったです!(笑)
→そこが私は、好きなんですね~!

と、約20分ほどの舞台挨拶は、異常な盛り上がりを見せ、終了しました。

それにしても、村野さんの格好は、ラフそのものでした。
だって、バックを肩にかけたままの舞台挨拶なんて…。
おまけに、「どうも千昌夫です」には、個人的には大うけしました…。
また、「藤岡弘、」さんが意外に大柄だったのにはびっくりしました。

【追 記】
ちなみに、9月16日からは、河崎実監督の最新作『ヅラ刑事』
(モト冬樹 氏 主演)が上映されています。(笑)

【公式ホームページ】
http://www.all-chinbotsu.com/

【参 考】
ナンペイ氏の原画だと思います…。


~ムッシュ・いけふくろう~

Copyright © 2005-2006 いけふくろう通信社 All Rights Reserved.