17個の5mmLEDがついていた懐中電灯をスクーターの表示灯として使っていたが、LEDが点かなくなったりで取り外していた。
これにCREEのLEDを組み込むことにした。で、電流制限をするために、以前は、3.6Vのリチウムイオン電池から5Vに昇圧して、オペアンプとFETで回路を組み込んでいた。
小さい筐体に昇圧回路まで作り込むのは大変だし、昇圧の効率を考えるとやめることにした。抵抗で電流制限は、電池電圧の変化で電流値が変わるので面白くない。
シリコンダイオードの順方向電圧を利用することにして、ショットキーバリアダイオード(1SS106)、赤色LED、スイッチングダイオード(1588)などテストした結果、スイッチングダイオードが電池電圧の影響が小さいことがわかった。
手持ちの1SS352はVf=0.98Vとなっているが、3Vから4.2Vまで10KΩの抵抗を通してみると、だいたい0.53V程度の値を示した。これを分圧して、0.03Vを作る。0.1Ωの抵抗で電流検出をするとだいたい300mA程度になる。電流はだいたいでいいいのでここは5%のチップ抵抗を使う。
手持ちの2.5Vから動くLMV358と、IRLML6344のFETでテスト回路を組んでみる。
手前がFET、奥がLMV358。右が0.1Ω。LMV358の向こうが分圧回路。
電圧を3~4.2Vまで変化させて、電流は320mAから340mAまでの変化に収まった。CREEは1Aくらいまで流せるが放熱が大変なので、このくらいでいきます。
テストで一晩1WのLED点灯させておいたが、LMV358もFETも特に過熱もせず変化なしでした。
そして基板を起こし、パーツを実装。LMV358は2回路なので、2ch実装。1chしか使わなくても片方は放おっておいても問題ない。
右が電流制御基板。左は3Vでシャットダウンする保護回路。これを表裏で貼り合わせて一枚にする。保護回路は3Vまで電圧が下がると、LMV358に行く電源をカットする。ちょうどよい大きさの0.1Ωのチップ抵抗がないので、電流検出抵抗は、テスト回路の酸金の0.1Ωをつないで、テスト。そのあと外したままで適当な抵抗を物色中。
回路の詳細は後日。
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