“音楽が死んだ日” 〜 第二章
大惨事が起きると、必ずといってもいい程、“危うく難を逃れた人”、あるいはその反対に、“自らその窮地にはまり込んで行った人”といった、それぞれの運命を分けた話が出て来ます。
そのいい例が、大人数が乗り込む航空機事故でしょう!
直前に体調不良で搭乗を断念した人が出て、諦め掛けていたキャンセル待ちの人が、離陸直前に運よく搭乗出来たと思ったら、、、
直後に墜落事故・・・!
この手の話は必ずと言ってもいいくらいに、後日談として残っていますね!
こんな運命を分けた出来事が、“音楽が死んだ日”のエピソードとして残っております。
前回、犠牲になった3人のロック・スターの内、バディ・ホリー(22歳)とリッチー・ヴァレンス(17歳)の名前が出ました。
今日は残る一人のお話を・・・
The Big Bopper
巨漢のナイスガイ
体重が130キロを超す巨漢のジャイルス・ペリー・リチャードソンは、その身体つきから“The Big Bopper ”という通称で呼ばれていました。
陽気なキャラクターと巧みなパフォーマンスに人気が集まり、レコードがヒット、スターの仲間入りを果していた彼でしたが、元々は、ラジオの人気D.Jとして活躍していたという変わり種でした。
そんな彼が参加したのが、1959年1月23日ミルウォーキーを皮切りに、バディ・ホリーとリッチー・ヴァレンスとディオン・ディムーチと組んだ『ウィンター・ダンス・パーティ』というツアーでした。
このツアーは、コンサートが終わったら、出演者全員が大型バスに乗り込み、全米各地を移動するといったいわゆる“ワン・ナイト・スタンド”というハードなスケジュール〜ドサ周りってやつですね!
ところが、、、
身体のデカイ彼には、バスによる移動は苦痛以外の何物でもなかった!
しかも、その移動用のバスというのが、廃車間近としか思えないような元スクールバスのお下がりのポンコツ~
ツアー早々、ヒーターの故障で暖房も効かず!
とうとう彼は、風邪で体調も最悪の状態に・・・
そんなある日、どうしても早く現地に着きたかったバディ・ホリーが、1人36ドルのチャーター料でセスナ機による移動を提案!
ただし、定員3名!
希望者が3人以上だったので、コインの賭けで決めることに・・・
巨漢のナイスガイ
体重が130キロを超す巨漢のジャイルス・ペリー・リチャードソンは、その身体つきから“The Big Bopper ”という通称で呼ばれていました。
陽気なキャラクターと巧みなパフォーマンスに人気が集まり、レコードがヒット、スターの仲間入りを果していた彼でしたが、元々は、ラジオの人気D.Jとして活躍していたという変わり種でした。
そんな彼が参加したのが、1959年1月23日ミルウォーキーを皮切りに、バディ・ホリーとリッチー・ヴァレンスとディオン・ディムーチと組んだ『ウィンター・ダンス・パーティ』というツアーでした。
このツアーは、コンサートが終わったら、出演者全員が大型バスに乗り込み、全米各地を移動するといったいわゆる“ワン・ナイト・スタンド”というハードなスケジュール〜ドサ周りってやつですね!
ところが、、、
身体のデカイ彼には、バスによる移動は苦痛以外の何物でもなかった!
しかも、その移動用のバスというのが、廃車間近としか思えないような元スクールバスのお下がりのポンコツ~
ツアー早々、ヒーターの故障で暖房も効かず!
とうとう彼は、風邪で体調も最悪の状態に・・・
そんなある日、どうしても早く現地に着きたかったバディ・ホリーが、1人36ドルのチャーター料でセスナ機による移動を提案!
ただし、定員3名!
希望者が3人以上だったので、コインの賭けで決めることに・・・
Dion DiMucci
その賭けに乗らなかったのが、ニューヨークの父母達の家賃と同じ料金は贅沢だと思ったディオン・ディムーチでした。
そして、、、
その賭けに乗らなかったのが、ニューヨークの父母達の家賃と同じ料金は贅沢だと思ったディオン・ディムーチでした。
そして、、、
Waylon Jennings
最初に勝ったのは、バディのバック・バンドのクリケッツのギタリスト、ウェイロン・ジェニングスでしたが、、、
どうしてもセスナ機に乗りたかったビッグ・ボッパーが体調を理由に、「乗り込む権利を譲って欲しい」と彼に懇願します。
仲間意識の表れか、ジェニングスは、巨漢の男に権利を譲ることになりました。
人の運命というのは過酷なもの・・・
正に、、、紙一重で“天国と地獄”ですね❗️
最初に勝ったのは、バディのバック・バンドのクリケッツのギタリスト、ウェイロン・ジェニングスでしたが、、、
どうしてもセスナ機に乗りたかったビッグ・ボッパーが体調を理由に、「乗り込む権利を譲って欲しい」と彼に懇願します。
仲間意識の表れか、ジェニングスは、巨漢の男に権利を譲ることになりました。
人の運命というのは過酷なもの・・・
正に、、、紙一重で“天国と地獄”ですね❗️
【 Single Data 】
リリース:1958年
チャート:Billboard 1位
そんなことで今日は、自ら貧乏くじを引いてしまった“The Big Bopper”が、1958年の夏にヒットさせた曲「Chantilly Lace」をご紹介させていただきます。
彼の楽しいパフォーマンスが、この曲を全米6位まで引き上げることに~古き良き時代のアメリカのエンターテイメントの楽しさを感じされられます!
シャンティリー・レース / ビッグ・ボッパー
ハロー、ベイビー、ビッグ・ボッパーだよ
ああ、なんてお前は可愛いんだ
俺は自分がやりたいことを
やってるだけさ
ベイビー、俺が何を欲しがってるかわかるだろ
シャンティリー・レース、可愛い顔
そしてポニー・テールがぶら下がってる
お尻を振りながら歩いてる
話しながらクスクス笑えば
世界がぐるぐる回っちまう
俺をこんなに愉快にさせてくれる
大きな目の女の子は
他にはいないよ、思わず金を使っちまう
まるで首の長いガチョウのように自由な気分さ
女の子らしく、ベイビー、それが俺の望みさ
どうしたんだ、ベイビー
でも、でも、でも、ハニー
ベイビー、俺が何を欲しがってるかわかるだろ
どうしたんだよ、ハニー
8時に迎えに行くよ、遅れないさ
でもベイビー、俺、金がないんだ
大丈夫だよ、ベイビー、俺の好みなら知ってるだろ
ハロー、ベイビー、ビッグ・ボッパーだよ
ああ、なんてお前は可愛いんだ
俺は自分がやりたいことを
やってるだけさ
ベイビー、俺が何を欲しがってるかわかるだろ
シャンティリー・レース、可愛い顔
そしてポニー・テールがぶら下がってる
お尻を振りながら歩いてる
話しながらクスクス笑えば
世界がぐるぐる回っちまう
俺をこんなに愉快にさせてくれる
大きな目の女の子は
他にはいないよ、思わず金を使っちまう
まるで首の長いガチョウのように自由な気分さ
女の子らしく、ベイビー、それが俺の望みさ
どうしたんだ、ベイビー
でも、でも、でも、ハニー
ベイビー、俺が何を欲しがってるかわかるだろ
どうしたんだよ、ハニー
8時に迎えに行くよ、遅れないさ
でもベイビー、俺、金がないんだ
大丈夫だよ、ベイビー、俺の好みなら知ってるだろ
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