Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 理由なき別離 / デイヴ・メイスン:1975年作

2023年12月01日 07時00分00秒 | 1970年代の洋楽

 【Album Data】
リリース:1975年9月19日
チャート:Billboard 27位
知ってて欲しい隠れた名盤
英国人でなく、まるでアメリカの南部出身のアーティストのようなデイヴ・メイスンです

今日ご紹介するのは、元トラフィック(Traffic)のギタリストのデイヴ・メイスンです。 
トラフィックと聞いてもピンッと来ない人も多いことでしょう!
トラフィックは、スペンサー・デイヴィス・グループを脱退したスティーヴ・ウィンウッドが脱退の数ヶ月前からデイヴ・メイスンジム・キャパルディらとセッションを重ねて1967年に結成したバンドです。
デビュー・アルバムの『Mr.Fantasy』がヒットしたものの、スティーヴ・ウィンウッドとの2枚看板だったギターのデイヴ・メイスンが音楽的に他のメンバーと衝突し脱退、翌1968年のセカンド・アルバムにメイスンは参加しますが一時的なもので、その後、正式脱退します。

その後、1969年にウィンウッドがエリック・クラプトンらとブラインド・フェイスを結成したため、素晴しい滑り出しでスタートしたにも係わらず、トラフィックは一時休業状態に・・・

一方、トラフィック脱退したデイヴ・メイスンは、1969年末のデラニー&ボニーのツアーにクラプトン等と共に参加しました。
その経験が、彼をスワンプ・ミュージックに目覚めさせることになり、活動の場を英国からアメリカに移し、翌1970年にソロ・デビューを果すことに繋がって行きます。

因みにこのツアーの最中、ジョージ・ハリスンも飛び入り参加してます。
ジョージのスライド・ギターもこのツアー参加が切っ掛けとなり、習得するようになります。 またエリック・クラプトンも、後にこのツアー・メンバーの3人とデレク&ドミノスを結成、ロックの名曲「いとしのレイラ」を発表することになります。
正に“歴史を動かしたツアー”と言ってもいいですね❣️

適度にソウルフルで、適度に泥臭い・・・
こんな曖昧な表現は適当でないでしょうが、とにかく、彼の音楽は心地いいんですよ!

今日ご紹介する「理由なき別離 Give Me A Reason Why」は、1975年にリリースされたアルバム『Split Coconut』に収録されていて、エリック・クラプトンがレパートリーにしてもいいのではないかと思える程、レイドバック感に満ちた曲調です。

自信を持っておススメ出来る隠れた名曲です!

理由なき別離 / デイヴ・メイスン
* なぜ 与えるの?
なぜ 奪うの?
なぜ 愛するの?
パパ ねえ なぜなのか教えて
なぜ 笑うの?
なぜ 泣くの?
パパ ねえ なぜなの?
ねえ なぜなのか教えて

** 銀の鳥のように空を舞い
破られた約束に傷つきながらも
夢を追い続ける
次の世代のために基礎を育みながら
いつか見る素晴しいことを夢見て…

美しいブルーの瞳で僕を見上げ
説明できないことを尋ねてくる
“パパ 神様って誰なの?
何を考えているの?”
“それはとてもよい質問だ”僕は答える

“ねえ お話してよ 歌を歌って
あんまり短いのはだめだけど
長すぎるのもだめだよ
いいこと悪いことはどう違うのか
ねえ 教えてよ”
時がたてば 答えは自然に判ってくる
時がたてば 答えは自然に判ってくる

**REPEAT

*REPEAT

理由(わけ)を教えて
理由と教えて
ねえ なぜか教えて
ねえ なぜか教えて
ねえ なぜか教えてよ
いいとも よく聞くんだよ…
理由と教えて
ねえ なぜか教えて
理由と教えて
ねえ なぜか教えて
ねえ なぜか教えて
ねえ なぜか教えて





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