「庭にいるときが神にもっとも近づける」
これは生前、ジョージ・ハリスンが口にした言葉・・・
華やかでもあった反面、嵐のように激しくもあった“激動の60年代”を経て、ジョージはこの地で、穏やかな日々を送りました。
1970年、ロンドン郊外にあるお城のような大邸宅フライアーパークを購入したジョージ・ハリスン、庭園造りにも力を入れ、その敷地内で、『All Things Must Pass』の写真撮影も行われました。
Friar Park
この家は元々、フランキー・クリスプ卿が、1889年に当時の荘園領主から買い取ったもの。
クリスプ卿は、ゴシック調のお城のような石造りの大邸宅を建設~その建物は、地下に洞窟があったり、庭園には奇妙な人形の置物が置かれるなど、凝りに凝ったものでした。
ジョージは、この不思議な魅力いっぱいの大邸宅が至って気に入っていたそうです。
そして、その門は閉ざされた
ジョージは、有名人らしくなく、この大邸宅の門を不用心にも開けっ放しにしていたとか・・・
しかし、1980年12月8日のジョン・レノン暗殺を機に、その門を閉ざすことになったそうです。
この大邸宅フライアー・パークをテーマに作られた曲というのが、今日ご紹介する「Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)」です。
Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll) - George Harrison
プロデューサーのフィル・スペクターいわく、
「歌詞を変えてシングルをだせば、必ずヒットする!」
しかし、ジョージ・ハリスンは、その言葉に乗ることなく、あくまでもアルバムの中の隠れた名曲として、この曲を後世に残しました。
一般的には知られてはいませんが、確かに素晴らしい曲ですよ!
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