Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ マムーニア / ポール・マッカートニー&ウイングス:1973年作

2023年11月12日 08時17分30秒 | Paul McCartney
気分転換もいいかなあ?
毎日、同じスタジオだと、アルバムも退屈なものになりそう!
国を出て、気分転換するのもいいかな?

こんな風に思って、ポール・マッカートニーは新作『Band On The Run』のレコーディングをアフリカでやることに決定しました。

環境を変える・・・
確かにこれにより結果は大きく違って来るものです!

しかし・・・
「My Love」「死ぬのは奴らだ Live And Let Die」と連続してシングル盤が大ヒットし、ノリにノッてる時期だったポール・マッカートニーが、それに反対するメンバーがいるにも関わらず、あえて環境を変える必要はなかったのでは・・・?
更にナイジェリアという、決して、便利のよくない場所で、しかも、メンバーが直前になって2人も抜けた状態になって無理やり決行する価値があったのだろうか?

こんな疑問がなくもありませんが、このアルバムがポールのソロ史上最高のヒットとなったという現実・・・
結果オーライってことなんでしょうね!

『Band On The Run』というアルバム、全体のイメージからは、アフリカでレコーディングしたという雰囲気は感じられません。 しかし、今日はそんな中にあって、多少なりとも遠いアフリカまで行った事を感じ取れる曲を・・・

今日ご紹介する曲は、ポールがモロッコで泊まったホテルの名前と同じ看板をラゴスで見かけた事から出来上がったと云われる「Mamunia」です。

疑うわけではありませんが、「本当に、そんなホテルがあるのかいな?」と思い調べてみると・・・
ありました!ありました!


チャーチル元イギリス首相をはじめ、著名人がその顧客リストに名を連ねるモロッコのマラケシュの老舗高級ホテルとのこと・・・

永遠の椰子
因みに“マムーニア”というのは、“永遠の椰子”という意味だそうです。
実に、ロマンチックな響きがありますね!

雨期での滞在のため、雨ばかりという、気が滅入るような天候~
ところが、その詞の内容はというと・・・

この雨のお蔭で僕たちは出会うことが出来た
雨は僕たちのために降るんだ

このように自分たちを励ますが如く、実に前向きな内容です!

シンプルなアコースティック・ギターが美しく、ベースの下降音が印象的な効果を生み、追掛けコーラスもバッチリ決まっている!
一見、単調な曲を見事なアレンジで仕上げているのは流石!


マムーニア / ポール・マッカートニー&ウイングス
マムーニア、マムーニア
僕の話をよくお聞き
マムーニア、お願いだから、よくお聞き

空から雨が降る
その雨は川となり、やがて海に流れて行く
そしてその海こそ、僕と君が出会った所さ

だから今度からは雨が降っても安心
愚痴はいけない、何故ってその雨は、君のために降る
ロスアンジェルスに雨雲が出ても
雨は僕と君のためにふるんだよ

マムーニア、どう? 僕の話、わかる?

晴れの日が続いたね
でも今度はどうやら雨
雨、どんなものの上にも落ちるね、それは大切さ
この地上の“種”は
みんな雨を待ち、育っていくんだもの
みんな、そう、雨、雨さえ降ればいいんだ
だからロスアンジェルスの空が暗くなっても
泣かないで、その雨、君のために降るんだから

傘をたたみな
憂うつな顔ばかりしていて
そう、そんな雨、雨、云うなら
ずぶ濡れになった時、云いなよ

だから今度からは雨が降っても安心
愚痴はいけない、何故ってその雨は、君のために降る
ロスアンジェルスに雨雲が出ても
雨は僕と君のためにふるんだよ

マムーニア、雨、僕らのため、降ってるんだよ






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