Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ アイル・ゲット・ユー / ザ・ビートルズ:1963年作

2023年05月09日 08時23分59秒 | 『Past Masters』


一気に英国中を虜にした!
皆を夢中にさせた“Woo”という追いかけコーラスにおけるポールとジョージの首振りや、“Yeah”というビートルズの代名詞・・・
「She Loves You」という曲で、当時の女の子が熱狂したのは納得出来ます!


そして更に、そのB面曲で、彼らはビートルズコーラスワークの魅力をファンに分かり易く印象付けました!


【 Single Data 】
リリース:
1964年4月5日(日本)

ビートルズのコーラスワークとは
① 基本的に二人がユニゾンで歌う
② キーが高くなった瞬間にジョンが下のハモを付ける
③ 歌いながら、ここぞという場所でポールが高い方のハモを付ける


“ジョンとポールが主旋律のチェンジを繰り返す”
ビートルズの魅力ひとつ、ジョンとポールのツイン・ヴォーカルの場合、主旋律のチェンジが頻繁にあり、同一人物が最後まで主旋律を歌い続けるわけではありません。そんなことで、普通に皆さんが口ずさむビートルズの曲は、ジョンとポールの旋律のミックスを歌ってるって事なんですよね(^O^)

無意識の内に強烈な個性を持ったハーモニーを披露してるジョンとポール、こんなことからも、ビートルズをコピーするバンドは、強力な2枚のヴォーカリストがいなければ、その雰囲気を出す事が出来ないわけです!

ツイン・ヴォーカルの魅力を充分に発揮!
今日ご紹介する曲は、「She Loves You」とのカップリングで、シングル発売された「I'll Get You」です。
インパクトと云う点ではA面には劣りますが、“ツイン・ヴォーカルの妙”を如何なく発揮しているという点では、このちらの方が上かも知れませんね!
因みにこの曲、ポールはお気に入りなんですが、ジョンはあまりお気に入りではないようです!(o^^o)

参考にしたのはトラディショナル?
動画の0分28秒辺りの"It's not like me to pretend"のコード進行は、ジョーン・バエズでお馴染みのトラディショナル(伝承曲)の「All My Trials」を参考にしたということ・・・


フォーク・ソング・ムーブメントを彼方に追いやったビートルズですが、ちゃっかり、美味しいところはしっかり吸収していました!(^O^)
現に"The Byrds"ロジャー・マッギンは、ビートルズの曲のコード進行は、フォークと共通する部分があるのを見出し、"The Byrds"としてデビューする前のフォークシンガー時代に、ビートルズの曲をフォーク調にしてステージで披露していました。
こんなことからも、ビートルズと云うバンドの奥行きの深さわかりますね!


ジョンの歌詞間違い
曲のミドル部分でジョンが「When I'm gonna change your mind」という歌詞の「change」「make」と歌っています。「Please Please Me」の時ほど、鮮明ではありませんがね!
1分16秒辺りです!

アイル・ゲット・ユー / ザ・ビートルズ
そうだよ そうだよ
君の恋人になったところを想像するのは
すごく簡単なこと
今まで何度も何度も
君の恋人になったところを想像してみたもの
でも 空想ごっこなんて僕らしくない
そのうち本当に君を手に入れるよ
うん そのうちきっと君を手に入れてみせる

夜も昼も君を想ってる
僕のものにしたいと心から願ってる
君のことを考えると
ひとりでもちっとも寂しくないんだ
いいかい マイ・フレンド
そのうち本当に君を手に入れるよ
うん そのうちきっと君を手に入れてみせる

君だっていつか必ず
僕になびくようになるだろう
だから さっさとあきらめて僕のものになれよ

君の恋人なったところを想像するのは
すごく簡単なこと
今でも何度も何度も
君の恋人になったところを想像してみたもの
でも 空想ごっこなんて僕らしくない
そのうち本当に君を手に入れるよ
うん そのうちきっと君をてにいれてみせる
絶対にね




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