Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ オール・バイ・マイセルフ / エリック・カルメン:1975年

2023年06月11日 13時59分19秒 | 1970年代の洋楽
【 Single Data 】
リリース:1975年12月
チャート:Billboard 2位

音楽の才能の発見
これは育てたご両親が「もしかして・・・」と気づく事が多いんでしょうが、その殆どが親バカぶりを発揮した場合が多いのも事実(^O^)
それに比べると確かなのが、直接、当人を教えた人が発見した場合。
これは専門家の目から見てということで間違いないですね!

このロシアの偉大な作曲家は、少々、偶発的な発見をされました。
それは、兄弟の為のピアノの家庭教師が、ひょんなことから、4歳の弟の才能に気づくといったパターン・・・
こういった“瓢箪から駒”的な経緯で才能を見出されたのが、ロシアの作曲家ラフマニノフでした。

今日は作曲家としてもピアニストとしても、後世に名を遺したセルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲を基に完成させたエリック・カルメンの最大のヒット曲をご紹介します。

 【 Album Data 】
リリース:1975年11月
チャート:Billboard 21位

今日ご紹介するのは、ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18第二楽章(アダージョ・ソステヌート)を基に作られたエリック・カルメン最大のヒット曲「All By Myself」です。

さて、この「All By Myself」という曲、流石に名曲というだけあって多くのアーティストがカバーしています。
発表した翌年の1976年には御大フランク・シナトラがカバー、それを皮切りに、数多くのアーティストが取り上げました。

その中でも、シングル・ヒットさせたのがセリーヌ・ディオン、これを聴いてエリック・カルメンに行きついたというパターンも多かったのでは・・・?

また「Let's Pretend」という曲も、ベイ・シティ・ローラーズがカバーしたことにより、エリック・カルメンラズベリーズの名前を多くの人に認知させたものと思います。

やはり名曲はカバーを生み、それが過去にリリースした原曲者の新たなファンを呼ぶ・・・
その典型例が「All By Myself」のような曲なんでしょうね!

因みにアルバムでは7分15秒という長尺、しかし、シングル発売されるにあたり、3分を超える中間部のピアノの間奏部分を途中でカットし、4分22秒にしたショート・ヴァージョンにお色直しされました。
あの間奏が癒やされるのに・・・残念ですね!


オール・バイ・マイセルフ / エリック・カルメン
若い頃
僕は誰かを必要だと感じたことは無かった
メイク・ラブはただの遊びだった
でも、そんな日々はもう過ぎ去っていったんだ

一人で暮らし、
今は、知り合ってきた彼女たちのことを想う
でも電話をしても、
誰も出ないんだ

本当に独りぼっち
もう独りぼっちなんてイヤなんだ
本当に独りぼっち
一人じゃ生きていけないんだよ

確かに辛いこと、
時々不安に駆られるというのは
愛は遠のき、おぼろげになり、
僕の心が回復するにはまだ時間がかかる

本当に独りぼっち
もう独りぼっちなんてイヤなんだ
本当に独りぼっち
一人じゃ生きていけないんだよ








2 コメント

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Unknown (サイコ…chicken)
2023-06-13 10:32:25
うーん。素晴らしいです。ジョニーさん。ラフマニノフを敬意をもって美しいポピュラーに昇華させているエリック・カルメンは最高ですね。シングル用に曲をぶった斬るとは…全く不届き先般きわまりないです。LPと同じサイズ?のシングル(贅沢品)とかは…まだ一般普及してなかったのかにゃー?。ジョニーさん。敬意をもってラフマニノフ(鐘)を昇華出来ているとは言いがたいのですが-w-w…生々しく激しくプログレハードロックでかましてくるルネッサンスの楽曲『Kiev』←今回の戦で失われた地名😢。などもインパクトあるですよ。…貴記事の扉のお写真ですが-w-w…『うわ~エリック・カルメンの学生時代ってやけに老けてたのね~ ぽまーどで髪撫で付けてペチャンコだし…白黒だし』…(^◇^)カンチガイ
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Unknown (ikenaijoni)
2023-06-13 16:30:09
サイコ…chicken さんへ
こんにちは
正確には2分半ほどある間奏のピアノソロが、20秒に大幅にカットされて、更に再度歌が始まってから、エンディングのフェイドアウトが早く始まり、そこで30秒ほどカットされます。
アルバム・ヴァージョンを聴いた事がある人はピアノソロが盛り上がる寸前のところでカットされているのがより残念に感じると思います。
ただシングル盤にしようとしたら、まあこの位が限界なのだろうと思います。
8分を超えるドン・マクリーンの「アメリカン・パイ」なんぞ、ご丁寧にA面とB面にPart1、Part2と分けてリリースしてました。
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